6月の半ば頃だったろうか、通常の田植えより一ヶ月ほど遅れて家族総出だろう、田植えを見かけた。
作業の遅れに、あせっている様子はない、子供たちと田植えを楽しむ一家が見られた。
主食のお米が余るからと、昭和40年代から始まった米の生産調整制度は、50年近くも続いたが、これからは「売れるだけ勝手に作れ」と言わんばかりに米の生産調整制度はなくなるそうだ。
そのせいもあってか、昨今、縛りにはとらわれず、米つくりを自由に楽しむ姿が見られるようになった。
かっての米つくりは、一生懸命にやらなければと、どこか悲壮感があったような・・・・・
近所、地域が一体で、何が何でも、田んぼの作業は一緒に進み、雑草を生やさない、荒らさないが鉄則だったが現代はマイペースで田んぼ作業を楽しむ姿がチラホラ。
只、途中で田んぼの管理の手を抜こうものなら、一年、いや半年で草ぼうぼう、1、2年も放棄してら取り返しはつかなくなる。
主の都合で今年、耕作を放棄して2ヶ月、去年の作付の跡が見えているが
更に1ヶ月後、稲と見違えるほどの雑草が田んぼを覆ってきた。
日本中の田んぼが、このようにならないように・・・・・
昔から、夏至の11日後の半夏生までに、田植えは終われば良いと言われている。
ゆっくり田んぼ、楽しもうよ・・・・・