岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「気仙沼」

2013-02-20 14:24:58 | いなか暮らし

 ある団体の研修で宮城・気仙沼を訪ねた。
 元々気仙沼は地域の先達が酒造りの技術を持って出稼ぎした馴染み深い土地である。
 一関から向うにつれ瓦礫こそ片付いたかのように見えるが次第に被害が広がる。
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復興屋台で昼食のあと大島に渡った。この船も震災後広島から借り受けているらしい。
 早春の海は明るく穏やかだった・・・・・
子供たちが幼かった頃、大島の小田の浜へ何回となく海水浴に訪れたが今日の桟橋付近はみやげ屋もなく付近は前と後ろから二重の津波に遭ったという、昔リフトで登った亀山山頂付近の松の根元が黒こげになり震災時の大火災の跡が残り、リフトも津波と火災に襲われ形も残ってはいない。
 
 子供たちの喜んだグラスボートも思い出の民宿も流された。

 宿では4月21日に行われる気仙沼つばきマラソンや観光に多くの人たちが訪れてくれることを期待していると。
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翌日、鹿折地区を通った。
残酷な光景が広がる。いつも通ったあの町並みが、すっかり無くなりその後には大きな船がそびえている。おもわず手を合わせた。
陸前高田では奇跡の一本松の復旧工事や大きなビルの解体も見られた。

 今回の研修で出会った人たちは年月が経ち風化されることが怖いと言っていた。
 胸の痛む研修旅行ではあった。

コメント
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