岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「大相撲中継」

2010-07-04 18:43:35 | いなか暮らし

Cimg6742_2  近くの公園に「ドウダン」が植えられた頃から見慣れない草が生えた。
 蔓が「ドウダン」に絡み付いて2.3㍍も伸びて根性もなかなか。
 舗装道路を越えて向かい側に芽を出し、少々の除草剤には負けない。植えられた「ドウダン」の輸入培土に外国の草の種が混じったのだろう。
 セイタカアワダチソウのように日本中にはびこるかも知れない。

「大相撲中継」
 当時16才の母は亡き父に見染られて嫁入り、18才にして珠(?)のような男の子、「頑固親父」を産んだ。
 以来60数年、母も老いて80代半ば。去年までは屋敷の草むしりに毎日のように励んでいたが、さすがに今年は外の仕事には出なくはなったが、元来のきれい好きは変わらずに風呂やトイレ、茶のみ友達とのおしゃべり室の掃除はかかさずにピカピカ。
 合間には鉛筆を舐めながら日記を書いている。中身は見たことがないがたぶん、毎日遊びに来るひ孫の成長記録に違いない。
 外に出なくなった分、テレビの前の時間が増えた。
 夕方、野良から帰った「頑固親父」は農作業の準備にと、盛岡と花巻のその日の最高、最低気温を母に尋ねる。待ってたようにきちんと答えてくれる。
 加えてその日の大きなニュースを聞く大事な情報源になっている。
 情報提供の後は母の好きな大相撲の話となる。中でも「高見盛」には大熱心。
 「今日は勝ったよ」「勝ち越した」「負け越した」・・・・・外人力士はどうのこうの。
 その詳しさに相槌を打つこちらも驚くばかりの大変な相撲博学ぶりである。
 いつか訪問した老人施設のお年よりも「相撲」のテレビ観戦と「水戸黄門」が人気があると聞いた。
 お年寄りにはワールドカップよりもあるいは人気があるかもしれない。

 しかしこの大相撲界は大騒ぎ。
 NHKも名古屋場所の相撲中継をするとかしないとか言っている。
 「勝負の世界に生きる力士が賭け事をした位で・・・大目に見てやれよ、とは言いたいが、暴力団絡みではよろしくない」

  「NHKさまにお願い」
 「相撲中継を楽しみにしている、多くのお年寄りのために是非大相撲中継を続けてください」

コメント
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