京都に住む知人が出版した。
過日、お邪魔した時に「お恥ずかしいですが・・・・・」と、
一冊頂戴した。※写真
作者は土地柄、西陣の織物を自宅で長い間、織っていたが年だからと数年前にやめた。
子供達は遠くで独立、孫にも恵まれて、釣りと公職に忙しい夫と義母、3人で新しい家を建て、のんびり過ごしていた。
ある日、新聞を見てひらめいた。
「本を書こう、出版しよう」
だが、相談した夫や子供はこぞって反対の大合唱。
しかし意思は固い。内緒で進めた。
最終の打合せの電話は義母の葬儀の日、
みんなの耳が気になり冷や汗が噴出したとも。
12月、めでたく出版
事実を淡々と述べる文章には一匹のノラ猫(もっとも作者はこの言葉がお嫌い)へ対する愛情がひしひしと感じ次第に胸が熱くなる。
「チロ、天国へ行ったら『ますだチロです』と言うんやで。
もうノラ猫ではないんやで」
小学3,4年位からから大人まで気軽に楽しく読んで、やがて悲しく・・・・・
全国の書店で販売中
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ぜひ、ご一読をお勧めします。