※写真 木の葉の残る山に大雪。
秋、木の葉が落ちて、冷たい風に風花が混じる。
寒さ除けに手拭で顔を隠して秋野菜の穫り入れ、取残しの柿に小鳥が止まる・・・・・次第に雪が近づく。
というのが例年のパターンだがこの秋、木の葉も落ちない、野菜の収穫もまだの11月末に大雪が来た。
冬タイヤを履いていない人は大慌て、翌日の出勤に併せて夜遅くまでタイヤ交換する。
30年ほど昔、11月8日に大雪が降った。初期の機械のせいもあって稲の穫り入れも遅かった。
大雪の朝、田んぼで茫然。
折悪しくその日は父が酒屋出稼ぎの出発の日、「後はよろしく」と出かけてしまった。
※写真 早すぎる雪も美しいことは美しい。
一旦、雪の当たった稲は湯に通したホーレンソーの様にグニャ、グニャして大型機械もままならず手で刈ったり、バインダーで刈ったり。
その後 濡れた稲を「ホニオ」で水を滴らせて、ぬかるみの田んぼに板を敷いてコンバインを入れ手で脱穀。
寒い夕方、電灯の下で遅くまで妻と頑張ったことがある・・・・・30年も昔、元気で体力に満ち溢れていた頃の話。
降り続く雪と寒さに、妻はコタツで取残した野菜が凍るのをしきりに心配している。
※写真 取残しの柿にも大雪
※ 翌朝、真冬並みの-9℃まで下がって庭の水道はカチンカチンに凍った。
早すぎた冬の到来でした。