蟹・道楽日記

まこヲタ蟹の右往左往を綴る日記

2006/4/19~20 モーニング娘。コンサート 広島・北九州 コンサート編

2006-04-23 23:53:22 | 春ツアーレインボー7

広島厚生年金会館に到着すると、数名の男女が待ち構えていて
白いサイリウムを渡される。今日は吉澤リーダーの誕生日祝いと
リーダー就任1周年を記念してサイリウム祭が企画されている。

企画理由がちょっと強引な気もするし、サイリウム祭という手段も
いささか古典的だ。色が白というのもピンと来ないし、広島は
隣県出身の道重のお祝いの方が相応しいような気もして、
仙台で初めてこの企画のビラを見たときからあまり気乗りしなかった。
運動しているのが香港ツアーのイベントで何度係員に注意されても
平気な顔でドリームを続けていた連中なのもその理由。

ただ、熱心にサイリウムを配っているし、丁寧に企画のレジメが
巻きつけてあって一生懸命やってるのはわかる。
それに会場パスも仙台が道重でここ広島が吉澤ということで、
ある意味公認なのだろう。
吉澤のお祝いと慰労をすることには依存は無いので、成り行きに
任せることにした。

入場するが、今までの会場にあったウェルカムメッセージが無い。
通常はTシャツにメッセージが書かれている事が多いが、今回は
展示されていなかった。

開演と同時にヘルシーチェク。意外なことにまこはテーピングもなく
靴もブーツである。万全の体調のようだ。
藤本さんは今日もブーツではなくてスニーカー。ただ、彼女の場合
その方がセクシーな脚が綺麗に見えるので良いかもしれない。

最初のMCでいきなり吉澤誕生日ネタ。
「ハッピーバースデーを歌いましょう」となって、メンバーとヲタで
合唱する。

レインボーセブンのコントも御当地ネタになっていて、紺野が
「レインボーもみじ饅頭」、高橋が顔を膨らませて「レインボー
おたふく」など。

新垣亀井田中の巻物MCは亀井のたまごっちネタで盛り上がる。
一生懸命育ててるはずなのに、一度も大人にまで育ったことがない。
新垣のたまごっちと通信してお友達にしたのに、ライブをやっている
間に死なれた。
しかし新垣がよくよく問いただしてみると、どうも説明書すらマトモに
読んでなくて育て方を分っていないらしい。亀井らしいエピソードだ。
それにしてもこのコーナーはグダグダ。もともとは巻物写真集の宣伝
のはずだったのに。

「青空がいつまでも続くような未来であれ」の「ララララ・・・」のヲタ合唱
部分は今までメンバーも一緒に歌っていたが、今回から全員がマイクを
客席に向けてるようになった。いよいよ機が熟した、というところだろう。

終盤のMCで道重が指名される。
広島は山口のお隣なので嬉しい、などという話になる。道重的には当然
山口でやりたいのだろうが、なかなか機会に恵まれないのが気の毒。
昼夜通して道重の地元ネタが出たのはこの昼のMCだけであった。

まこもこのMCで指名される。どうせ大したことは言わないんだろう、と
期待していなかったのだがとんでもないことがおきた。
何を思ったか一発芸を披露したのだ。
∬∬´▽`)<私と一緒にやってください!
        ダンシンダンシンダンシーン!

へ?
となるメンバーと客席一同。
おそらく美貴様だったか、「何か振りはないの?」というツッコミがあり、
それではと、バカ殿の「照れるなぁ」のギャグのようなヘンな腕振りが
加えられた。
みんな呆れているがまこはなお強引に
∬∬´▽`)ノ<じゃあみなさん、吉澤さんの合図でおねがいします。
(0^~^)<へ?オレ?

別に合図くらい自分で言えばいいと思うが、まこにアゴで使われる
吉澤先輩。でもさすが21歳。快く合図をしてくれた。それに合わせて
∬∬´▽`)<ダンシンダンシンダンシーン!(ヲタも一緒に叫ぶ)
終わった後、してやったりという表情のまこ。
その後のかしまし物語でも、どさくさ紛れにダンシンの振りを
していた。また、アンコールでのMCでももう一度
ダンシンダンシンダンシーン!をやっていた。

アンコール。
みんなでよっしーコールをする。白のサイリウムが一斉に点火され、
客席が白く埋め尽くされる。
メンバーが再登場。一旦明るくなった会場だが、すぐに照明が落とされ、
白い客席が浮かび上がる。吉澤もメンバーたちも、おおおと驚く。
(0^~^)<すごーい!
( ・e・)<21歳のお誕生日と、リーダーになって1年のお祝いですよ。

まあ聞きようによっては事前に祭の内容を知らされていて、リアクション
も計算しているのだ、という分析も出来ようが、それでもこういうイベントが
実行できたということだけでも価値はあるだろう。タンポポ祭のような
純粋なサプライズを期待するのは間違いで、ヲタが努力して祭をやり、
それを見た娘。メンバーが「ほほう」と驚いてみせる。
これも一つのコミュニケーションであり、娘。の積み重ねの一つだと思う。

MCの最後は吉澤からの挨拶。1年前にリーダーになるまではのほほん
としていた、と当時を振り返っていたのが印象的。

吉澤祭も素晴らしいが、何より衝撃的だったのが
∬∬´▽`)ノ<ダンシンダンシンダンシ-ン!
である。

今回のツアーで残念なのは、巻物宣伝の新垣亀井田中のコーナーが
毎回様々なトークを繰り広げるのに対し、まこが指揮するレインボーの
コーナーが毎回同じでつまらない、という点だった。
まこはアドリブが苦手と言うことで小川ファンには認識されているが、
苦手だから何もしなくていいということではないだろう。

レインボーのコーナーだけでなく、終盤のMCにも問題がある。
このMCは吉澤からメンバー3人に感想などを振られる。つまりここで
発言できるのはたったの3人しかいない。
まこだけではなく紺野高橋もそうなのだが、せっかく指名されたのに、
「テンションあがってます!」などといった特に内容もない感想を述べる
だけで終わらせてしまうことが多い。もったいない話である。

自分が振られたとき、「チャンス!」と思っていないのは明白だ。
むしろ町内会のゴミ捨て場清掃のように、「あたし今日当番なんだよね」
くらいの認識でいるように見えてならない。
デビュー5年のプロのアイドルがそんなことでいいはずないのだ。

「コンサートは歌とダンスが基本だから」という意見もあるが、歌だの
ダンスだのは出来て当たり前のものだ。問題はプラスアルファであり、
その日コンサート会場へ足を運んでくれたお客さんを、どうやったら
もっと喜ばせることが出来るのか、アレコレ考えるのが当然だ。

それが出来ないのは、5期メンバーの育てられ方のせいでもあろう。
3~4年前のモー娘。はアドリブで勝手に喋るなんてとても許されない
空気があった。そのなかで「毎回同じ台詞を繰り返すのがMCだ」という
誤った認識が5期の体に染み付いてしまった。

6期は亀井や道重が御当地ダジャレをはじめたし、一番下の小春も
今回のツアーでは吉澤に声優ネタなどを振られてもちゃんと返したり、
変な踊りで先輩にツッコミされたりして盛り上げている。

マズイぞこれは!
まこ、もっと喋るネタを考えろ!アドリブ苦手だったら、事前に他メンと
ネタ合わせをして作りこめ!時間やネタが無い時は一発ギャグでも
いいから、とにかくマイクを持たされたら何かしろ!それがプロだ。

と先週もここに書こうとして、躊躇して、曖昧な文章になってしまった。
ところがその念が通じたかのようにまこが一発ギャグをやったのだ。

ええ、寒いですよ。寒いですけど、まこがああいうことをやったという
ことだけでも大きな進歩です。この一歩はつまらないギャグだけど、
まこのタレント人生のなかでは偉大な一歩なのである。
とにかくこの一歩踏み出した現場を目撃できただけでも、広島まで
やって来た価値はあったというものである。

夜の部も基本的に昼と同じ。吉澤のハッピーバースデーも同じように
みんなで歌う。
レインボーセブンのコーナーで、まこを残してメンバーが帰っていく時、
まこが田中を捕まえるというアドリブ。捕まえられた田中も「え?」と
いう表情だったのでアドリブなのだろう。
とはいえ、捕まえてどうするのかは考えていなかったらしく、
∬∬´▽`)<なんか無いの?
从;` ヮ´)<今日はないです・・・

なんて中途半端な幕引き。中途半端だがまこが何か行動を起こしている
ことは伝わったのでこれで十分だ。

新垣亀井田中の巻物MCは田中の願い事で、バトミントンが上手く
なりたいとのこと。最近やったらしいが何かの仕事だろうか?
練習で体が痛くなったとのことで
从*` ヮ´)<もう歳やろか?
との発言に会場全体が「えぇぇぇぇ!?」
( ・e・)<そんなこと言ったら(21歳の)藤本さんとか吉澤さんとか・・・
言ってしまってからはっ!っという表情でステージ袖を振り返る新垣。
( ・e・)<わ!藤本さんこっち見てた。ヒー
ヤバイヨヤバイヨ言いながら逃げるように退場する3人。やっぱりこの
巻物コーナーは面白い。でも後でこっぴどく搾られただろうな。

アンコールの白サイ祭も昼と同じく行われたがさすがに吉澤も
驚くだけでなく、「なんで白なの?」と質問したりする。
「よっちゃんが色白だからじゃないの?」などという美貴様。
やはりメンバーは吉澤=白という認識は無かったようだ。

夜の部ではダンシンダンシンダンシーン!はやらなかった。
MCで振られなかったので機会が無かったのだが、もしかすると
かなりレアなギャグになるかもしれない。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

小倉に舞台を映した北九州コン。
もちろん、田中れいなの凱旋コンである。とはいえ、会場外の雰囲気は
いつもと変わらず。開始前にれいなコールなどが沸き起こる事も
なく、いつもと同じようにスタートした。

レインボーセブンのネタは、
( ・e・)<レインボー晴れ女!(昨日雨だったから)
リd*^ー^)<レインボー俄然強めんたいこ!
川o・∀・)<とんこつラーメン!レインボー替え玉!
川*’ー’)<レインボーとんこつ!じゃなかったレインボーもつ鍋!
       (紺野につられて間違えた)
从*` ヮ´)<レインボーただいま!


MCの度に田中に話が振られ、田中嬉しさ爆発といった感じだが、
この子も実は何気に緊張しいで、アドリブに弱かったりするため、
何か言いたいんだけども上手く言葉にならないみたいでもどかしい。
巻物MCではメイクの席が田中亀井が一緒だったということで、
立ったり座ったりして落ち着き無かった、と亀井からネタを
もらうものの、
从;` ヮ´)<そうなんですよ、はははは
みたいな感じだ。
でも九州弁で喋ったりして、いかにも地元のファンに語りかけて
いるような雰囲気がよかった。

そしてスペシャルアンコール。
ひとりステージに戻ってきた田中。簡単な挨拶の後、ステージの
真ん中にちょこんと座る。
おお、何か語るか?と思ったけど、時間が無かったらしくすぐに
立ち上がって退場していった。
とにかく超ハイテンションで、テンション高すぎて何も出来なかった
感じの田中れいな。
可愛かったけど、凱旋コンの感動、的なものはあまり感じなかった。
普段からファンも声援も多いですからね、田中ちゃん。
目線がまこヲタ目線のせいか、新潟のマココハ祭とか神奈川の
ガキさん祭に比べて、レア感が無いんですよ。

まあ夜の部はもっと盛り上がるんだろうね。見れないのが恨めしい。
後ろ髪を引かれるような気持ちで、駅行き100円バスに乗り込んだ。