聖徳太子創建の7寺の一つである橘寺に向かった。
今は、田んぼの中にあるのどかなお寺だが、聖徳太子誕生の地としても有名だ。
もう三週間も前だが、桜が咲いていた。
本堂の前にある馬の像は、聖徳太子ゆかりの黒駒だ。
元は、大きな伽藍が縦に四つ並んだ四天王寺式だったというが、今は、跡が残るのみで、こじんまりとしている。ここは、金堂跡。
こういう光景を見ると、飛鳥は、春がベストと言いたくなる。
ここにも、飛鳥の謎の石像がある。二面石だ。
一方がいい顔、一方が悪い顔と言われているが、そりゃ一目瞭然。
ただ、この石像の由来も定かではない。
そういえば、ボロブドゥールでも、醜い顔と言われるレリーフがあった。