かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

怪獣人生

2014年12月22日 | Books


本書は、本屋で見つけた。今年の8月に出た。
著者の中島さんは、初代ゴジラに入っていた人。
円谷さん、本多さん、伊福部さんの名な知ってたけど、中島さんの名は知らなかった。
アメリカでも有名で、サイン会などに呼ばれるそうだ。

語り口調で、読みやすい。戦前から、戦後、現在にいたるまで、バランスよく語られており、ひじょうに面白い。
もちろん、特設絡みのエピソードがメインだが、戦時中の話、戦後の混乱状況、初期の映画会社の様子、映画が斜陽化してからの残念な様子等、最初から最後まで、興味深く読める。
幅広い方、特に特撮と昭和に興味のある方にお勧めしたい。

個人的には、シカゴ駐在時代、英語版のゴジラ対キングコング、ラドンなどを、繰り返し見たことがなつかしい。アメリカ国内でも、違和感なく、ゴジラは人気があったし、今もその人気が続いている。
円谷さんが、キングコングのファンだったということも、本書で知った。
中島さんしか知りえないエピソードを、読みやすい本にまとまてくれた中島さんに感謝である。
中の写真も楽しい。
コメント
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