かねうりきちじの新書遍歴

多彩な職務経歴を持つ五十路男が、今読むべき新書を紹介します。

いなせな展示を見てきました

2012年01月29日 | 博物館見学
 いなせ【鯔背】 勇み肌でいきな若者。また、その様子。
           威勢がよくさっぱりした気風の若者。また、その気風。(日本国語大辞典より)

 昨日に引き続き参加した土器の検討会は午前中で終わり。

 午後は、えさし郷土文化館に行ってきました。

 文化館入り口

 がそこで、粋でさっぱりした若者の展示を見たわけではありません。

 21日から始まった企画展です。

 えさし郷土文化館では、2006年より年に1度、旧江刺市内の各地区を紹介する“江刺のふるさと再発見”展を開催しています。

 今年は、稲瀬(いなせ)地区の展示でした。

 縄文時代の土偶から、当時大関だった大鵬・柏戸に土を付けながらも他の13番を全部取りこぼすという珍記録を作った小結・前田川(最高位は関脇)の化粧まわしまで、小学校区ほどの地域について、あらゆる要素を知ることができる、野心的な展示です。


小学校の机・椅子と鹿踊りの衣装(左)、12世紀の陶器と消防団員のはっぴが一緒に写る展示はここだけ!

 3月20日までのロングランですので、お近くの方もそうでない方も、ぜひえさし郷土文化館までお越し下さい(学芸員さんによる紹介はここ)。

 きっと「へぇ~」という発見があるはずですよ。


kaneurikichiji が毎日食べている江刺米の米俵も。右は江戸時代のもの。