昭和の時代

アナログの時代がなつかしい

年寄りのヘボゴルフ

2015-12-15 14:59:55 | 日記
 年に4,5回突然電話を掛けてくる古い友人がいる。
現役時代から40年来の友人で、二人で良く飲みに行ったり旅行したりした楽な友である。
電話の用件は決まって、飲みに行こう、ゴルフに行こう、旅行に付き合え、の何れかである。
女房は”チングさん”と言って電話の度に笑っている。
”チング”とは韓国語で”友達”の意味らしいのだが、女房には”悪友”の意味らしい。

 一昨日、久しぶりに電話があった。12月の電話は決まって正月のゴルフのお誘いである。
”先日今年のベスト88が出た、次回は負けない!”
”どうせ金玉だろう!”
”いや、白だ!” と言うのである。

 ここで金玉の説明です。私のクラブのコースには、金、赤、白、青、黒、5種類のティ-マ-ク
があり次のように使い分ける。
 金:グランドシニア-用
 赤:レディ-ス用、シニア用
 白:レギュラ-用
 青:上級者用、各種競技用
 黒:プロ、クラブチャンピオン、理事長杯等
金と白では長い所では80ヤ-ドの差、白と黒では更に50~80ヤ-ドの差のあるホ-ルもある。

 二人で月例競技に出ていた頃、私が先にシニアになった(55歳)時
”シニアの方は前からどうど!”と彼が冗談交じりに言った事がある。
たった2,3か月の年齢差で距離のハンデーを貰うのは非常に屈辱なのである。
飛距離が命のヘボゴルファーには10ヤードでも許せない。断固として断った。 
彼がシニアになった時
”シニアさん宜しかったら前からどうど!”と返してやったが。
その後二人とも誰が奨めようとも何を言われても、白マークを諦めるのはゴルフを止める時だと
意地を張ってきた。

 65歳を過ぎた頃から他の月例のメンバーから前から打つ様に奨められる様になった。
飛距離の落ちてたのを指摘されたのが嫌で、月例に出なくなりゴルフの回数も減ってきた。
回数が減るとスコアーは益々悪くなる。金玉からスタートしたらどれ程楽だろうと気弱に
なっていたが、彼の88を聞いて又負けん気が湧いてきた。
正月に88が本当かどうか見てやろうと思う。が、我々のゴルフは、OBのつもりがセーフ
であったり、カート道で跳ねて距離が出たり、レイキに当たってグリーンに乗ったりで、
その日のツキの有無でスコアーが決まる。見て判るものでも無いのだが。

 この5,6年毎年正月のゴルフを誘われてきたが、プレーの出来たことは一度もない。
2回は雪でクローズ、あとは孫が来た、息子が嫁を連れて来た、飲みすぎた等全て彼の都合で
キャンセル。こちらの方が問題か!?



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