昭和の時代

アナログの時代がなつかしい

 バターライス

2016-08-06 16:54:06 | 日記
 YOU TUBEで”深夜食堂”というドラマを見た。TBS系列で放送されたドラマで案外見て
いないのは私だけかも知れないのだが。
高名な料理評論家がバターライスが一番好きだ、という内容である。

私の年代は戦後の食糧の無い時代を過ごした。
当時美味い、不味いより空腹を満たす、腹一杯食べられる事が贅沢であった。
 その後食糧事情は良くなって来たが、昭和30年代の半ばでも寮の食事は空腹を満たす程度の
粗末なものであった。お金のある内は外で食べ、無くなると寮の食事で我慢する。
 そんな時先輩から聞いたのがバターライスである。
”熱い御飯にバターを乗せて、カツオ節をすこし掛ける。醤油を少々垂らして食べる。これが美味い”
寮を出て、給料を貰うようになると食糧事情も少しづつ良くなった。
卵かけご飯は何度も食べたが、バターライスは思いつかなった。

 今回ドラマを見て、若い頃の食糧事情を懐かしく思い出した。この年齢になると特別食べたいというものもない。
今夜あたりバターライスにでも初挑戦したい気分だか、こう暑くてはビールに枝豆で、あとはお茶漬けでいいやと
と思ってしまう。


 








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