ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

マウント・クック~クイーンズタウンへ

2018年05月04日 | 俳句

 5月4日、「みどりの日」です。今日も天気がよいので洗濯ものを干しに出ると…わあ~風が強い、強い!

 そう言えば昨日のテレビで、東日本の方では台風並みの暴風雨だと報道していたっけ。この現象を「メイストーム」と言うのですが、その言葉をWikipediaで調べてみると、以下のように説明してありました。

 4月後半から5月にかけて、主に温帯低気圧の急速な発達により大が吹く気象現象のこと。ただしこの語は和製英語である。

 毎年春先になると日本海や北日本周辺海域で温帯低気圧台風並に発達し、広い範囲に荒天をもたらして山や海では登山者や船の遭難事故をしばしば起こすことがある。5月になってこのような低気圧の発達が見られることは少なく、通常は4月いっぱいまでである。

 しかし、今日から明日にかけても落雷やにわか雨など、天候の不安定さを昼のニュースで報道していましたよ。今年の立夏は明日の5日ですから、今日は言うならば春の最後の嵐ということになるのかしら。

 けふ限りの春の行方や帆かけ船   森川許六

 春尽きて山みな甲斐に走りけり   前田普羅

 では今回はニュージーランドの旅一番の見所、「マウント・クック国立公園」でのハイキングについて書きましょう。昨夜は遅く着いたのでホテルの外観が分からなかったのですが、今朝の「ハミテージホテル」からは3,000メートル級の山々がくっきりと見えました。その中でも最高峰のマウント・クック(3,724㍍)を眼前に氷河が間近に見えるポイントまで、ラクラクコースのハイキングなんです。

 このマウント・クック国立公園内に位置するハミテージホテルは、ほとんどの部屋から雄大な山々の景色を望むことができる、このあたりでは一番の大きなホテルです。特にこの地方は天気が崩れることの方が多くて、今日のような日は年に5本の指に入るほどの快晴で、ガイドさんも〝皆さん行いがいいんでしょうね~〟と。それほど今までとは打って変わった晴天だったんです。感謝、感謝です!

 

 朝食を済ませ、日本人ガイド二人にそれぞれ分かれての出発。往復約2時間のコースです。先日からの雪でどこも真っ白!外に出ると風が冷たくて頬が痛くなるほど…。コースは大して高低差もなくガイドさんも説明しながらですのでゆっくりゆっくり、ちょうどよい午前中の運動という感じでした。帰る頃はちょっと汗ばむぐらいで…寒さも忘れていました。「ニュージーランド・ブルーベル」は、淡い紫色の桔梗科の小さな花、夏の花ですが咲き残っていました。

 11時にホテル出発、今度は一路クイーンズタウンへ。またまた約276㎞・約4時間30分の移動です。途中、オマラマにて昼食と羊の毛刈りショー見学。メニューは初めてビーフステーキでした。羊の毛刈りはオーストラリアでも見ましたので、それほど珍しくもなかったのですが、刈られる羊が引っ張り出されて…〝羊が緊張して固まっていますよ…〟という説明がおかしくて何だか哀れにも思いました。(写真のような格好でぴくりとも動きませんでした。)

 その後牧羊犬のショーも野外であり、賢い犬に追われる羊の群れの所作がおかしいやら可愛いやら…これも面白かったです。

 途中トイレ休憩をかねてアロータウンや総合民芸品店へも寄ってショッピング、やっと18時頃クイーンズタウンの「メルキュールリゾートホテル」に到着しました。夕食はまたスカイライン展望レストランでバイキング。アロータウンはかつてゴールドラッシュで湧いた金鉱の街で、当時の町並みがそのまま遺されている紅葉の美しい街でした。クイーンズタウンは、マオリ語で「ヒスイの湖」と呼ばれるワカティプ湖に面した、サザンアルプスのふもとのリゾート地。

 

 ところが…ところがですね~これからが最悪だったんです。ホテルに着く頃からお腹の調子がおかしくなり…〝こりゃヤバイ!〟と薬を探すけれど、風邪薬や解熱剤など、他に必要なものは持って来ているのに…肝心の腹痛の薬がない!主人は腹痛に縁のない人なので持って来るはずもなし。どうしようと思って添乗員さんに相談すると〝絶食が一番ですよ〟と。

 もちろん食べるつもりはさらさらないのですが…、この具合から考えると、これは間違いなくムール貝に中った症状としか思えないということを確信しました。

 自慢じゃありませんけど、私は牡蠣、浅蜊、蛤、サザエと、今まであらゆる貝類に中ってウンウン苦しんだことが何度も…。ニュージーランドは海も空気も綺麗だし、ついつい忘れてムール貝を食べてしまいました。今までのバイキングの不消化と合わさって、私のお腹が〝もうこれ以上は持ちこたえられん!〟とダメだしをしたんですね。疲れで体力も落ち、免疫力の弱い体に必然的に起こったこと。

 でもまあ、ツアーの皆さんの食欲旺盛なのにはビックリ!バイキングですから見ているだけで私は感心していました。主人も負けずに頑張っていましたが…女性グループのパワーにはタジタジでしたね。毎食ビールやワインですから。私はほとんど飲みませんしバイキングも少しなんですが、やっぱり知らず知らずのうちにつられて食べ過ぎていたのでしょう。部屋で休んでいようかとも思ったのですが、長崎から来ていたご夫婦が正露丸を下さり、それを飲んで出掛けました。何か少しは食べてから薬をと、スープだけを頂きました。ところが帰る頃になって…とうとう我慢できず吐いて吐いて…それは大変でしたよ。苦しかったあ~。ホテルに戻ると今度は痛むやら悪寒がするやら…貰った薬をもう一度飲み、すぐに入浴して寝ました。疲れが溜まっていたのでしょう。朝までぐっすりと。大変な一日でしたが、明日はどうなることやら…でも連泊ですので少しは気が楽。では続きはまたにしますね。

  


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2 コメント

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大変でしたね (KUMI)
2018-05-05 11:13:24
海外旅行ツァーで美味しいものは殆ど経験ありませんでした。
でも、ニュージーランドでは、個人旅行のときに色々自分で選べたのでイセエビ(クレイ、と言ったような)を堪能しました。
ツァーのバイキングは、気を付けないと食べ過ぎますね。

マウントクック、雄大ですね。
私は正月休みの休暇を利用していきましたので、こんなには雪がなくて少しがっかりの風景でした。
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ありがとうございます! (ちわき)
2018-05-05 11:47:21
お正月の頃というとニュージーランドは真夏ですよね。まあ、富士山と同じくらいの山ですから頂上近くに少し残っているか、溶けない氷河が見えるかぐらいですかね?寒かったけどホントにキレイでした。体力があれば氷河のところまでトレッキングしたいと思うほど。
オマールエビは出なかったですね…きっと特別注文なら食べられたんでしょうが。
しかし、海外旅行でもう一度食べたいものというのはほとんどありません。やはり日本料理が一番美味しいといつも思います。
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