ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

ランキング1位の〝住みたい田舎〟ですって!

2020年03月08日 | 俳句

 昨日はまた一日小雨が降ったり止んだりの天気、それほど寒くなかったので、エアコンを入れずに済みました。風邪を引いていると、このエアコンで余計に喉や鼻を痛めてしまいますので、ホッとします。今日は昨日よりは随分温かいそうですから、そろそろ風邪も退散してくれるといいのに…

 昨日の朝の広島市に感染者が始めて出たというニュース。それが何度も受診していたにもかかわらず、やっと7回目にして診断。診断されなければ、おかしいと思いながらもあちこちとうろつき回っているかもしれませんし…こうなったらもうどうしょうもありませんね。きっと感染していてもまだ症状が出てないだけの人もいるはずでしょうから、ならばウイルスが次から次へと飛び散っていっても防ぎようがないではありませんか。広島市には知人も親戚も多いので、これからどうなるのかと思うと心配です。

 ところで、2月末宇部市が、「住みたい田舎」ベストランキング1位で表彰状を貰いました。みなさん知っていました? 1月の初めに友人からメールをもらい、〝ヘエッ、ホントなの?〟と、信じられなくてビックリしましたが、この28日に市長の表彰状を贈られた写真が地方新聞に載って、本当なんだと実感しました。

 これは、宝島社が地方移住希望者向けに発行している月刊誌「田舎暮らしの本」2月号の2020年版「住みたい田舎」ベストランキング大きなまち(人口10万人以上)総合部門で、宇部市が1位に輝いたからなんです。

 このランキングは、同誌編集部が全国の市町村を対象にアンケートを実施。移住支援策、医療、子育て、自然環境、就労支援、移住者数など230項目への回答から、「総合部門」「若者部門」「子育て部門」「シニア部門」でランキング化したもの。宇部市はシニア部門でも2位だったそうです。

 編集部によると、病院など医療・福祉が充実し、空港などの交通の利便性が高いことなどが評価され、さらに、移住者も倍増していることがランキングを引き上げたということ。宇部市長は「1位を続けていけるよう、もっと魅力を高めていきたい」と話したとか。ちなみに、今回の評価の対象となった昨年4月から9月までの移住者は1029人で、前年同時期と比べて倍増なんですって。知りませんでした!

 ホントにヘエッですよ。県内でというのならいざしらず、日本でなんですよ。人口10万人以上の田舎なんて、ごまんとあるでしょうに。よりにも選って宇部市とは!

 私が宇部に来たのは結婚して主人の勤務先が宇部でしたから、仕方なく(?)かな…、いや、その時はきっとどこでもよかったんでしょうが…だれでもそうでしょう。昔のようにいやいや家のために結婚させられるんじゃなければ。あの斎藤道三の娘、帰蝶さんのように…相手の顔も知らずに、いやいや…そうなるのかな?この先のドラマでは??? ナンテ…

 ああ、そうそう宇部の話でした。昔から〝住めば都〟といいますが、私にはそうならなかったんですね。新婚生活も1年過ぎればうんざりして、…なぜって? 家事以外することがなかったし、それがまた私の一番苦手なものだったんで。時間だけはたっぷりありましたので、そりゃいろいろやってみましたけど、心から楽しめない…やっぱりスキじゃないんです。自分という存在が、まるで玉葱の皮を剝いていくように一枚ずつなくなっていくような感じがして…。思い立って通信教育なども受けたりしましたし、学生証で映画見に行ったことも。でも何をしてもひとりでしたから、きっとそれが堪らなかったんでしょう。

 仲間が居ない!友人がいない!せめて実家が近かったら救われたのかも…主人の帰りだけを待つ生活なんて…。こんなはずじゃなかったと…。結局それほど好きでもなかった教職へまた自分から戻ったのでした。子供が生れても、この宇部が好きになれず、ズーッと主人の転勤を望んできたのですが、海外への単身赴任はあっても転勤はないままに…

 今では…とうとう宇部に骨を埋めるしかなくなってしまいました。いずれ退職後は、長男ですから広島の主人の実家へ戻るつもりだと思っていました。私も…。ところが、主人の退職前頃、実家が立ち退きなって、いろいろ考えた揚句義母たちが広島を引き払って宇部へ来ることに…という次第なんです。だから、私にとっては宇部が「住みたい田舎」だなんて到底思えないんですけどね。

 確かに…医療は医大、交通は山口宇部空港があって、新幹線駅もまあ近い方だし、海が側で魚は美味いし…、自然はたっぷり…。いい条件が揃っているとは思うのですが、……じゃあ何が不服で? 気候だってそこそこだし、物価もそんなに高くはないので、生活するのにはいいところに間違いはありません。ということなら残るのは〝人〟かしら? それも…どうかな? 人というよりそれを含めたここの風土かも知れません。上手く説明できないのですが、なにかが違うと…。何をやっても今一つ発展しないし…ヘンな矜持のようなものがあって、意外と閉鎖的だし…。一つ一つはそうでなくっても、塊になると…。要するに臆病なんですかね。ナンでも後手後手に回って、発展しそうで発展しない…そういう町なんです。

 私はこの年になってやっと安住の場所を見つけました、それが俳句だったんですが、もしこの俳句がなかったら、退職後の私は…と想像しただけで、本当にありがたいです。自分の生きる場、いや生かせる場があったということが…それを〝生きがい〟というんでしょうか。いや、そんな大袈裟なことばでなくてもいい、これからの人生、私にも何かできる、まだなにか自分を生かせるものがあるということが、一番大切なことかもしれません。それがありさえすれば、どこであってもいいんです。そう思えるようになった今では、ここが私の〝住みたい田舎〟に、やっとなったんですよ。ヨカッタ!

 今日は、先日の句会場のヒストリアで、飾ってあった折鶴。一枚の紙で187羽を折ってあり、それぞれが繋がっているんです。スゴイでしょ!次は紐で作ったねずみ。最後は先日の上小野での南天。まだこんなに見事に実を付けて…。この辺りは餌が豊富だから鳥が食べないんでしょうかね。


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2 コメント

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こんばんは (ミルク)
2020-03-08 20:51:27
すご~い!住みたいまち1位ですか@@
ゴメンナサイ、知りませんでした。<(_ _)>

ビックリしました。1枚の紙で折り鶴が繋がって187羽ですか~\(^o^)/
どうやって、作るのかしら?素晴らしいねぇ。
本物をみて見たいものです。
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Unknown (ちわき)
2020-03-08 23:09:21
ちょっと考えられないでしょ。どこかに移住したいと相談されても、私はきっと宇部は薦めないと思いますもの。
もしかしたら他所へ引越したら宇部の良さが分かるのかしら…フ~ウン…
折鶴はよ~く見ましたが、どういう風になっているのかちょっと見には分かりません。折った人に聞いてみなくては…
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