老麗・美しく老いる

「美しく老いる」を余生の目標として、そのあり方を探る。

泳ぐべからず

2009-05-12 05:43:34 | Weblog
8日。
夏目漱石の小説『坊ちゃん』や
宮崎駿の映画「千と千壽の神隠し」に出てくる
「油屋」のモデルともなったと言われる
「道後温泉本館」へ。
予想通り神神しいものだった。
1200円の切符を買った。
 
狭くて入り組んだ廊下や急勾配の階段を上り下りして、
こぢんまりとした2階の部屋に通された。
与えられたスペースは、柳行李と座布団一枚。
浴衣、タオル、お茶、お煎餅が出た。

入浴は「霊(たま)の湯」という
洗い場が4ヶ所の狭い浴室。
誰もいない。
石造りの浴槽にひとり浸かる。
 
上がってくると「神の湯もどうぞ」という。
安い入浴料の人達が使う風呂だ。
東西2ヶ所あって、「霊の湯」と
同じ造りだが広さが2倍ある。
壁には東西共に
「坊ちゃん 泳ぐべからず」
の木札が掛かっている。
 
皇室専用の浴室「又新殿(ゆうしんでん)」の
見学にはガイドがついた。
玉座や脱衣所、浴室、砂雪隠等があるが、
今は使われていない。

「坊ちゃんの間」は、3階の奥にあった。