老麗・美しく老いる

「美しく老いる」を余生の目標として、そのあり方を探る。

妻沼の聖天様

2008-11-15 00:33:16 | Weblog
私達は、「聖天様(しょうでんさま)」と呼ぶが、
東京都台東区の本龍院(待乳山聖天)、
奈良県生駒市の宝山寺(生駒聖天)
と並び「日本三大聖天」と称される
熊谷市妻沼(めぬま)の歓喜院(妻沼聖天)のこと。

彫刻や彩色の見事さから「埼玉の小日光」とも言われ、
国指定重要文化財になっている本殿などが、
平成15年から7年の歳月と13億5千万円の費用を掛けて、
大々的な解体修理が実施されている。

11月14日は、
その現場見学会が催され参加してきた。
建物構造は、日光の東照宮と同じ権現造
(拝殿・中殿・奥殿が繋がって一棟となっている)で、
工事用の足場に乗って、
屋根の上から三殿の中や土台まですぐ傍で見られるとあって、
抽選になるほど大好評の見学会である。

まだ部分部分を復元しては取り付けている段階だが、
覗き見させて貰った部分を見る限りでは、
総金箔の上に赤・青・緑など色鮮やかな彩色が見え、
感嘆の声が爆風のようにわき起こった。
完成が楽しみである。