老麗・美しく老いる

「美しく老いる」を余生の目標として、そのあり方を探る。

エイプリルフールー嘘も方便

2009-04-01 07:12:39 | Weblog
男は苦しんで嘘をつくが、女は楽しんで嘘をつく。

妻は、私を横目に見ながら
「主人は、出掛けていて、今いません」
という。電話を切って
「『なんとか商事』だって。投資の勧誘みたい」
と、悪戯児のような目をして笑う。

また別の日は「母は、留守です。・・・。そうです」
と電話で返答している。
「『娘さんですか』って聞くから、
『そうです』って言ってやった」と涼しい。
「嘘も方便」を楽しんでいる。

昨日は、妻が突然昔の事を言い出した。
「お父さんを送り迎えしながら、時々思い出す事がある。
私が『自動車の運転免許を取りたい』
と言った時、お父さんは
『女だてらに、取らなくっていい。危ない』
と言ったんだよね」という。
「いつ?」
「だから・・・、35年位前かな」
 
執念深いのか作り話なのかは知らないが、
覚えていない。
何んで今頃になってと思ったが
「これからもお願いします」
と頭を下げておいた。