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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

補強

2009-11-09 | 陸上競技
最近、更に補強について考える事があります。もともと体幹補強が好きですからかなりやります。多分他校の3倍はやると思います(笑)。それでもまだまだ筋力的に弱いなーと感じる者が多数います…。見えない努力の差かもしれないと感じています。時間がかかります…。

走りの中で目指す動きをしようと思ったらその動きをするための基礎筋力が必要となります。静止時と比べると動いているなかでの身体のコントロールですから更に難しくなる。神経系の問題だけではなく身体を動かす根本的な部分がしっかりとしていないとできないと思います。大きな筋群はウエイトで負荷をかけますが、それ以外は補強で補うようにしています。

色々な動きをしながらバランス良く鍛えていきたいと考えています。以前からやってみたいなーと思っていた体幹のトレーニングがあったのですが、投擲が持っている道具を借りてやってみました。これがなかなか安定した動きができません。これは狙っていた部分が出来る。そう感じました。最近意識的にやろうと思っていることができる感じかありました。体幹強化にもつながりますし、身体のブレをなくしていくためにもしっかりと継続していきたいですね。

様々な刺激を与えながらバランス良く身体を作っていきたいと思います。走るだけでは足りませんからしっかりと時間をかけてやっていきたいですね。この冬は軸作りをしっかりやっていく事を中心にしていきたいと思います。走って補強をするのでかなりの時間を要します。それでもやるしかないと思っています。妥協せずに取り組みます。
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飛躍の兆し

2009-11-08 | 陸上競技
最近完全に日記の内容が遅れています(笑)。まー基本的に自分のペースで書いているので時間が無いときはなかなか書けません。お許しを(笑)。

土曜日の練習、時間が取れるのでじっくり取り組みました。しつこいくらいに基本的な事を繰り返しています。選手が飽きるのが先か身に付けるのが先か?!というくらい時間をかけています。ゆっくりとした動き、重心移動が少ない動きを繰り返しても走るスピードには直結しないかもしれません。あくまでドリルはドリルです。しかし、じっくりやることで動きの意識はできます。早い動きの中でやるとまだまだ身に付きません。これが自然の走りの中で出来るようになることが今後の大きな課題です。
冬期に入り、数人は疲れからか痛みを訴えています。無理させる必要はありませんから練習は落とし目または別メニューにしています。本当なら痛みが出る前の段階できちんと対応しておかなければいけません。かなり気を配っているとは思いますが、練習の質と量を考えると普通の学校の何倍も気を配る必要があります。大事には至らないと思いますが、練習が積めるような状態にきちんと持ってこなければいけません。

akaneの取り組みに大きな変化が見られ始めました。小さな故障がずっと続いていましたが、中国新人前後からはきちんと練習が積めるようになっています。フラットレースでは全く結果は出せていませんが、400mHでは66秒2まで来ています。65秒台も目前です。
これまで個人での結果はほとんど残せていません。中学時代はハードルで決勝に残るレベルでしたが今は中国でも十分戦える力があります。メンタル的な弱さが力を伸ばす妨げになっていましたが、少しずつ改善されてきています。チームのムードメーカーとして良い方にも悪い方にも影響を与える人物ですからこの冬でどう考え方、取り組み方が変わるかが来年のチーム状況を決めるといっても過言ではないと思います。

最近の練習、目の色が違います。必死さが出てきました。短い距離というのはあるますが他の者には負けません。最近は1度も負けていません。こういうのは飛躍的に伸びる前兆だと思っています。何とかしてやろうという気持ちが前面に出てくると全てが変わってきますから。まだまだ変わり始めなので全面的に信頼は置けません(笑)。が、今までとは少し違う感じを受けています。練習パートナーは58秒台と65秒台ですから不足はありません。チーム内でマイルメンバーに生き残るために必死になっていかなければいけません。それなりに走れても勝負の舞台に立てるのは4人ですから。

全体に派生して更に上のレベルで練習が積めるようにしたいですね。そのためにも故障者を出さないことが重要となる。各自が頭に入れておいてもらいたいですね。止まれませんから。
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一つ上のレベルを目指して

2009-11-07 | 陸上競技
この1週間、練習と平行してmisatoの検定勉強の指導をしていました。県体直後から始めていますから正確には2週間。この間、グランドと教室をひたすら往復。つきっきりで練習を見ずにどれだけの取り組みが出来るかを見ていました。かなり良い練習ができていましたが、先述の通り物足りなさを感じたので2日に渡ってミーティング。目指すところはもっと先ですし、中途半端な所で終りたくないのできちんと指導をしておく必要があります。

何度も書いていますが、指導の中心はいかに選手がやる気になるかだと思っています。間違った方向に進むのを制御しなければいけません。それだけでモチベーションが違いますから随分強くなれます。「楽しく強く」というのは難しいと思います。真剣に取り組むからこそ見えてくるモノがある。裏表なく真剣に向き合わなければ分からないのです。それなりに楽しくやるつもりはありません。だから敬遠されるのですが(笑)。3年次にどこまで戦えるようになっているかでその「差」を判断してもらいたいですね。

話が逸れましたが、選手に任せながら意識を高めるようにしてきました。それに加えてミーティングで話をしました。金曜日の練習は水曜日と同じように基本的な事をやってからショート。動きにかなりの変化が見られます。これまで出来ていなかった事が意識を高めて集中してやることでできるようになります。結局本人がどれだけ「やってやろう」という気持ちになるかだけだと改めて感じました。これまでトップスピードで周りと大きな差があったhatu、真面目にやるのですが感覚が鈍くなかなか技術的なモノが身に付きませんでした。100mで14秒かかりますが400mは61秒台(笑)。この冬どれだけスピードを上げられるかにかかっていますが、昨日は他のメンバーについていくことができていました。まだ差がありますが少しずつ埋まってきています。あまり注目されていないかもしれませんが、来年はブレイクする予定(笑)。かなりいけると思っています。
同じくsaki、周りからは種目転向を勧められています(笑)が、かなり動きが変わってきました。こちらも「楽しく」やっていた部分から心が変わりつつありますからそれが大きな変化につながってきています。秋には61秒台で走っていますし、ラップでは60秒台です。大きな問題(笑)を克服できれば飛躍的に記録が上がると思っています。少しではなくかなり良い感じだと感じています。フラットでの60秒切りはかなりの確率でいけると思います。チーム内の勢力図に大幅な変化が生まれる可能性があります。

2年生は男女共に走れています。まー当然ですね。まずは一つ上のレベルに近づいた感じがあります。一つずつ強くなる必要があります。まだまだやることはたくさんありますから、この冬でしっかりと取り組んでいきたいと思います。
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甘い!

2009-11-06 | 陸上競技
水曜日の練習の最後の走り、感じとしてはかなり良くなってきていました。課題の克服に向けて進み始めた感じがあります。が、本数を重ねていくなかで工夫しようというか前の続きを流れでやっている感じがありました。このレベルできちんと練習をしている学校はそれほど多くないと自負していますが、まだまだ足りないという感じを受けたので木曜日にミーティングをしました。

日誌を見ると常に「インターハイに行く」「自分が力をつけてチームのエースになる」と書いていますが、心の底からそこに向けて出来ているとは思えませんでした。書くことに満足してしまっている感じを受けていました。秋のシーズン、チームとしてかなり活躍をしました。県内だけでなく中国レベルでも力を示すことができた。いつの間にか「強くなっている自分に満足している」感じが少なからずあったと思います。選手は気づかないかもしれませんが、私が少し離れて見ているとやはり「甘い」と感じる部分があります。口で言うのは簡単ですが、本当に目標達成のために必要となる努力と心があるかといえばまだ足りないと感じました。

加えてキャプテンが以前から日誌に「チーム内の甘さ」について書いていました。何度もわかっているなら自分が厳しく話をするべきだと指摘してきましたができませんでした。チームとしての大きな問題だと思ったのでかなり厳しく話しました。チームを作っていく人間が「甘さ」を見せている限りは何も変わらないからです。
常にキャプテンが責任を感じてやらなければいけないわけではありません。キャプテンがやれば良いという雰囲気が少なからずあった事も許せませんでした。「自分がインターハイに連れていく」と書きながらチームの中心となれない2年生では戦うことはできません。自分がやると言いながらも自分だけの力でできない。本当にやるなら他者に頼らず自分が率先してやるべきです。甘い。まだまだ人任せの部分が多い。

強くなってくるといつの間にか忘れてしまうことがある。目標に届かず涙を流した負けを忘れてしまうのです。全員で中国と言いながら、総体の準決勝で男子の4継が負けてしまったこと、インターハイを目指していながらも勝負の舞台に立つことなく準決勝で敗退して泣き崩れたこと、遠い昔のことのようになっています。しかし、あの時の想いがあったから強くなれたはずです。忘れてはいけないのです。

目標を達成するためには「今」やるしかない。全てを先伸ばしにしても何も変わらないのです。日誌に書くのであればそれに近づくために今努力をし、今自立するべきです。ここをどれだけ理解できるのか?他人任せにするのではなく、まずは自分でやる。それがチーム力の向上につながります。

かなり話をしたにも関わらず、練習終了後の礼の時の挨拶、全く声が出ませんでした…。何を聞いていたのか…。これまでは3年生が声を出していましたから終わりの礼もかなり大きな声が出ていました(3年生が出していたので)。3年生が引退してからどれだけ頼っていたのかが浮き彫りになりました。駅伝の体操の時の声もかなり小さく、キャプテンが一人で声を出すような感じになっていましたから…。やはり甘い。分かったつもりになっていますが、まだまだ大切なものが分かっていません。自分達は頑張っていますから分からないのです。先生は何を言っているのだろう?というレベルで終わってしまいます。先には進めません。

あまりにも頭に来たので金曜日の朝にさらにミーティング。こちらもかなり厳しく言いました。キャプテンが自分からミーティングをしたいと言い出したのでそれに合わせて私からも話をしました。どこまで伝わるでしょうか。

このような書き方をするとチーム状態が悪いのかと思われるかもしれませんが、明らかに意識レベルは高いと思います。女子は自分達で学校生活や登下校時にマスクを着用しています。補強や練習に取り組む意識レベルも昨年と比べると高くなっています。厳しいようですが目指す場所に向けて必要な努力をしなければいけないのです。他校と比べてではなく、自分達に必要な努力です。ここがきちんと出来れば秋以上の活躍が期待できます。私も妥協しません。かなりいい状態ですから慢心せずにしっかりと進んでいきたいですね。甘さを全て捨てさせたいと思います。目指す場所はただ一つです。
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短い距離を走る

2009-11-06 | 陸上競技
夏前から思い切った事がしたいと思っていましたが、なかなか難しい状態でした。冬期に入ってから時間が取れますし、慌ててスピード持続を高めていく必要もありませんからまずは短い距離での走りを中心にしていこうと考えています。県新人の前には「4継で中国いけなかったらマイル辞退しろ(笑)」と言われていましたから(笑)。まーそれくらいでないと戦えないというのは事実ですからね。

今からしばらくはきちんと膝をたたむことと接地ポイントを中心にやりたいと思います。これに加えてきちんと加速段階の動きを身に付けさせていきたい。これまで中間の動きがメインとなりすぎていました。特に昨年の冬期はこの時期から徹底して中間の走りをしていましたから、本数を重ねるとかなり強いチームとなっていました。スピード低下が少ない。が、1本勝負の時に完全に置いていかれてしまうという状態もありました。勝負ができません。

全てを結びつけていくために、加速の動きと中間の動きをきちんと意識させたいと思っています。そのためにも加速と中間の走りをひたすら繰り返していきたい。地味ですかきちんと目的意識を持って走っていく事で必ず効果が上がると思っています。単調な練習の繰り返しになりますから集中力がどこまで保てるかが重要になっていきます。

水曜日、前半私はいませんでしたが加速練習を繰り返してからショートをかなりやりました。女子は県体以後ほとんど走っていなかったので最初手間取りましたが本数を重ねるうちにそれなりに走り始めました。が、私としてはなんとかしてやろうという気迫が感じられなかったのがかなり不満でした。自分達が口にしている事ができていないのですから。1本1本勝った負けたではないもっと大きな積み重ねが必要となる。本当にやるべき事が見えていない。ここが分かるかどうかです。これにより木曜日、怒りのミーティングでした。

また書きます。
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基本的な事を繰り返す

2009-11-04 | 陸上競技
以前からうちのチーム(特に女子)はスピードが無いと言われ続けていました。4継のタイムが51秒後半でしたから言われても仕方ない部分かもしれません。とにかくそこの部分の克服が大きな課題だと思ってひたすら取り組んできました。400m系で戦うためにも絶対にやらなければいけない部分です。夏休みにその辺りにかなり力を入れていましたからスピードの向上は確実に見られました。これは400m系だけでなく男子の短短にも共通していえることなので方向性は間違っていないと思います。

冬期、時間が取れますしスピード持続を今は考える必要がありませんから、思いきった時間の使い方ができます。基本的な部分に時間をひたすら使おうと思っています。他の部分は少し置いてでも動きを変えていく予定です。昨年はこの時期から「インターハイ」を意識しすぎていた部分があったかもしれません。きちんと順序を追ってやっていかなければいけない部分がいつの間にか「しっかりと走っておかないといけない」という部分に変わってしまっていた気がします。これでは大幅なレベルアップにはつながりません(かなり強くなったと自負していますが(笑))。

割り切ることが大切だと思います。実際に戦う時期はまだまだ先なのです。冬期で圧倒的な力の差を見せていく必要はない。定期的な合宿では力の確認で十分だと思います。基礎的な動きを徹底してから次にいかないと、すぐに元に戻ってしまう危険性が高い。「基本」というのはドリルをすれば良いというわけではなく、走りに結び付く基本的なモノを繰り返すという事だと思っています。

前の記事にも書きましたが、これをどれだけ意識して繰り返せるかで結果が変わってきます。なんか同じような事を書いていますね(笑)。また書きます(笑)。
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冬期練習開始

2009-11-03 | 陸上競技
駅伝も終わり、来年のインターハイに向けての取り組みがスタートしました。来年の6月の中国大会が勝負の場になります。そこまでの何ヵ月間かはひたすら課題の克服に充てていく必要があります。気の遠くなるような期間ですが時間をかけることが出来ることもあります。ここの時期をどれだけ本気で取り組めるかが大きなポイントになってくると考えています。やればいいわけではなく、「明確な目的意識を持ってどこまでできるか」が重要になってきます。

冬期の開始時にはやるべきことの確認のために何度も繰り返して意識する部分を話します。形だけを真似するのではなく、何のためにやっているのかが重要だと思っています。単純に「補強をする」というだけではなく、それをやることでどんな場面で活きてくるのかが分かればより集中して取り組めます。大切な事だと思います。

これも師事している方からいつも言われる事ですが「意識してやること」と「意識しないで強制的にその動きに持っていくこと」の兼ね合いが重要だと思います。指導手段の幅を広くしていかないと対応出来なくなる部分が出てきます。意識しても動きが出来ない選手もいますから、色々な工夫をして気がついたらその動きが出来るようになっているという部分も必要となります。これに関してはかなり難しいと思っています。頑張って積み上げてきたものが故障などで練習が出来ないとあっという間に元に戻ってしまうという危険な部分があります。何をやろうとしていてどんな動きが必要なのかを理解させる事が出来ればさらに効率的になります。大変ですが(笑)。この辺りが面白いと思います。

11月は基本的な部分にしっかりと時間をかけようと考えています。夏休みにかなり時間をかけてやって来たことが秋口に実を結びました。技術的な部分ももちろんですが、本当に基本的な身体の感覚作りに時間をかけました。ちまたでは「ひたすら走って強くなっている」と思われていますが、かなり地味な事を繰り返しています。冬期はこの「目的のある地味な練習」の繰り返しだと思っています。単に繰り返すのではなく走りのどこに結び付いていくのかを考えさせたいと思っています。

時間があるからこそできる事がある。技術的なものが変わって定着するのにはある程度の時間がかかります。冬期練習は飛躍的に強くなるチャンスだと思います。基礎筋力のアップだけでなくバランスの良いトレーニングを実施していく事で必ず力が上がります。冬期で太って走れなくなる女子もいますがそこは問題外。本人の「強くなりたい」という気持ちが本物であれば自己管理は当然の話です。誰のためなやるのかをきちんと理解しておく必要となる。

冬期練習で大切な事は「心」を育てる事だと思います。ここができれば選手自身がやるべきことを自らやるようになる。そのために県体や駅伝で意識的に取り組んできたのです。全てはつながっている。冬期でどこまで自分を変えることができるか?冬期でチームとしての力を高めていきたいと思います。

練習について書こうと思っていたのですが全く書けませんでした(笑)。また書きます(笑)。
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駅伝から学ぶこと

2009-11-03 | 陸上競技
今回の駅伝からは学ぶことが多かったと思います。勝負を意識しすぎる部分はありませんでしたし、「想い」と「心」を継ぐ事とが狙いでした。この意味でチームにとってはかなり大きなものだったと思います。

1区のshimaが3キロ地点からほとんど意識が無かったようでした。私の目の前を走っていた時から蛇行に近い走りになっていました。タスキ渡しの時点では気力だけで走っていたようです。ひたすら前に進もうと必死で足を動かす。その姿を見た下級生、声を枯らして応援をしていたようです。何とかしてタスキを、「想い」を引き継ごうとする姿を忘れる事はないでしょう。shimaから始まった本格的なうちのチーム、下級生はこの走りを見て何を感じてくれたでしょうか。言葉では伝えられないモノがあったと思います。

1区で遅れてしまいましたが、その後の選手は「短距離選手」として駅伝に挑みました。選手達の日誌には他校の選手や先生方の応援が後押しをしてくれたようです。遊び半分で参加したつもりはありません。自分達の力を出しきって戦うことが大切でした。長い時間走り続けますからかなり苦しかったと思います。共通して感じたことは「チームの仲間の大切さ」だったということでした。一番苦しいときに思い浮かんだのは「仲間の顔」だったと何人も日誌には書き込んでいました。日頃一緒に練習をしている仲間が一緒だから苦しいときも頑張れる。これも言葉ではなく肌で感じることができたと思います。短時間の走り、仲間と競り合いながらの走りではなく一人で自分と向き合いながら過ごす時間は選手にとっても大きかったと思いますし、サポートに回った者にとっても大きい経験だったと思います。

4区から5区へのタスキ渡し、なんと繰り上げスタートの対象となりかけたようです…。全く考えていませんでしたし、そんな状態に置かれていることも知らずにいましたが…。今回の最大のテーマ、「想いをつなぐ」というのが出来なくなるところでした。あと20秒で繰り上げスタートだと言われた時に4区のmikiの姿が見えたそうです。その場にいた選手が必死で叫び続けていたと。その想いが伝わったのか何とかタスキを渡すことができた。走り始めてから5秒もしないうちに繰り上げスタートとなったようです。ここまで走った4人があと1秒ずつ遅かったらタスキはつながりませんでした。今回の駅伝に出場した「想いを継ぐ」ということ、簡単ではなかった。各自がきちんと走ってくれたからつながったのだと思います。「短距離チーム」として挑み、タスキを継ぐ。ここに大きな意味があったと思います。様々な苦しみがあったからこそ、今回のレースの価値があると思います。やろうとしていることは簡単ではない。中学時代の実績はほとんどない選手が集まって大きな事に挑もうとしている。「想い」を力に変えていきたいと心から思ったはずです。チームとして取り組みを強く感じてもらえたのではないかと考えています。言葉でどれだけ言っても伝わらないモノがある。引き継がれていくと信じます。

これだけではなく男子の駅伝でもかなり感じるものがあったようです。同じ学校の選手が走る姿、戦う姿から大きな刺激をもらったと思います。それだけではなく多くの示唆が含まれていました。1区でうちのエースが強豪校のエースと競り合いました。たった5秒差でタスキを渡しました。かなり興奮しました。後続をかなり引き離していましたから間違いなく中国にいけると思いました。hirayama先生はいたって冷静。「4区まではお祭り」だと言われていました。意味が分かりませんでしたが、うちのチームの後半は選手層の薄さからかなり苦しい状態だったのです。結果的に7位でフィニッシュ…。6位とは20秒差でした。かなり難しいと改めて感じました。うちの女子は泣いていましたし…。

この事を選手が日誌で「エースがどれだけ強くても他の者が強くなければ勝てない」と表現していました。もちろん、マイルのことです。他の取り組みを見て自分達がやらなければいけないことを感じる。1人では勝てない、人数が多くないうちのようなチームでは各自が意識を持って強くなる必要があるのです。自分に与えられた責任を自覚し、やるべきことをきちんとやる。それだけです。
また、来年の中国で7位になったらインターハイには行けない。頑張っても7位になるという勝負の厳しさを改めて感じたようです。簡単ではないのです。だから強くなるしかない。プロセスだけを認めてもらっても結果が出せなければインターハイには届かないのです。うちのマイルチームにはまだ「本当の強さ」がありません。絶対に力を出せるわけではありませんから。戦うためには「強さ」が必要です。常に心に刻んでおかなければいけません。

駅伝、日頃とは違う取り組みから学ぶことがありました。チームとして成長をしていくきっかけとなればと思います。前を向いて進みたいですね。
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県駅伝

2009-11-02 | 陸上競技
県体から1週間、県駅伝でした。周りから話を聞きながら練習を積んでいないうちのようなチームは「我慢」することが必要だと感じたのでひたすら耐える事を指示しました。後はどんな状態であっても諦めずに「心」をつなぐこと。ここができれば駅伝に出場する意味が出てきます。

1区にshima。これまでチームを引っ張ってきた元キャプテンに流れを作ってもらう&最長区間を任せる。チームにとって大きな意味がある。さすがに距離が長いのでキロ3分50秒で行けたら十分だと話をしていました。さすがにそれ以上速いペースは無理ですから。1区はどこの学校もエースの選手が配置されますか怖いですからね。レースは最初からかなりのハイペース。最初の1キロで先頭は3分10秒で入ったようです。うちのshimaはなんと3分20秒の入り…。何がなんでも速すぎる。心配していましたが私が役員をしている4.5キロ地点では意識が朦朧としていて真っ直ぐ走ることもできていませんでした。一緒にいたhirayama先生も「最後まで走れるかどうか」を心配されていましたが、なんとかタスキをつないでくれました。周りで見ていた下級生もかなり心配していたようです。最後まで走りきれて良かった…。

後は地味に順位を上げていきました。3区のrinaが区間3位で4人抜いたようです。4区から5区へのタスキ渡しは繰り上げスタート寸前にギリギリでタスキが繋げたとのこと。「心」を繋ぐことを目標にしていましたからきちんとできたというのは大きいですね。最後アンカーのyukaが2人抜いてなんとか11位でフィニッシュ。

昨年の8位のタイムよりは上がっていますがなかなか順位は上がりません。6位入賞のためには全員が3分40秒ペースが必要。絶対に無理ですね(笑)。短距離の練習と長距離の練習、ペースを保つという部分で全く違います。この辺りを克服するためには長距離練習が必要になります。そこまではできないですね。

非常に良い経験ができたと思います。男子の駅伝ではかなり盛り上がりました。色々と思うことがあるのでまた書きます(笑)
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