KANCHAN'S AID STATION 4~感情的マラソン論

マラソンを愛する皆様、こんにちは。
2022年は積極的に更新していく心算です。

オリンピックさえ開かれない世界を生きる

2021年02月18日 | マラソン時評
あれはいつの事だったか。記憶は曖昧だ。でも、確かに記憶に残っている。 五輪の閉会式の中継にて、アナウンサーの一言、 「4年後の世界はどんな世界でありましょうか?せめて、オリンピックが開かれる世界でありますように。」 華やかな五輪大会の締めくくりにはふさわしくない、ペシミスティックな言葉。しかし、それがうなずけるような空気の中で終わった大会だった。おそらく1980年のレークブラシッド冬季大会だ . . . 本文を読む

検証:箱根駅伝未経験者のマラソン記録ランキング2021

2021年02月05日 | 記録データ・ランキング
「箱根駅伝役立たず論(我ながら、ずいぶんだぜずいブンブブンなフレーズ)」が信じられる根拠として、「戦後のマラソン五輪メダリストは全て箱根駅伝未経験」というのともう一つ、2010年当時は5000m、10000m、マラソンの日本記録保持者はいずれも箱根駅伝未経験者という事実もあった(5000mは松宮隆行、10000m、マラソンは高岡寿成)。1500m、3000mSC、ハーフマラソンの日本記録保持者はい . . . 本文を読む

検証:箱根駅伝区間賞獲得者のマラソン記録ランキング2021

2021年01月31日 | 記録データ・ランキング
11年前に、箱根駅伝で区間賞を獲得したランナーたちが、その後マラソンにチャレンジして達成した記録のランキングを作成した。昨年のマラソンの好記録ラッシュでこのランキングもガラリと変わった。 マラソン記録の後の年代は、記録達成した際の年代。所属先は達成した時点での所属先。学生時代にマラソンのベストを達成したランナーは所属先を記していない。〇の中の数字は学年。☆マークは区間新記録を意味している。*は日 . . . 本文を読む

あなたもマラソンランナーになれる・・・わけではないvol.17~あれは最期の輝きだったのか?

2021年01月24日 | あなたもマラソンランナーになれる
7年ぶりに愛媛マラソン完走、それもネットタイム(スタートライン通過からゴールまでのタイム)で4時間5分を切っていた事に大いに満足していた。これなら、もう一度マラソンで4時間切ることも可能ではないかと思えた。金哲彦さんが提唱する「フォーエバー・スリー(終生、マラソンを3時間台で完走する走力を維持する事)」も容易い事の . . . 本文を読む

マラソン日本代表の五輪成績ランキング・改定版

2021年01月21日 | 記録データ・ランキング
先が見通せない状況ではあるが、一応今年は「五輪イヤー」であるので、それらしい企画記事を書いてみることにした。2012年のロンドン五輪直前に作った、日本代表のマラソンランナーの記録ランキングの2021年版を作ってみよう。改定にあたって、それぞれの大会の優勝タイムを付け加えることにした。いや、これが無くてはこのランキングに意味は無いと思う。 まずは男子から 男子 1位 宗 猛 2時間10分55秒(1 . . . 本文を読む

日本マラソン大賞2020講評 vol.2

2021年01月06日 | 日本マラソン大賞
12月20日の防府読売マラソンまで、2020年のマラソン大賞(最優秀選手賞)は大迫傑にほぼ決めていた。3月の東京マラソン、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、38000人の一般参加ランナーの出場を取り止めさせ(これがどんなに異常な措置であったか、お分かりだろうか?)、男女「エリートの部」のみ約200人の出走で大会を実施。さらには沿道での観戦と応援の自粛という異例と言うより異常な事態の中、レースは好 . . . 本文を読む

2020年マラソン大賞講評 vol.1

2021年01月05日 | 日本マラソン大賞
2019年の「マラソン大賞」をその年の年末にに発表し、その講評を発表したのは2020年の年末の押し迫った時期だった。今回のマラソン大賞、発表から8日で講評の発表。いや、別にスゴイ事でなんでもない。昨年が異常だったのだ。そう、詳細は別の機会に述べるが、2020年は「異常な」1年であった。「東京五輪延期」という異例の事態。それを生み出した新型コロナウイルスの猛威。それでも、マラソン大会は開催されて、ラ . . . 本文を読む

輝く!日本マラソン大賞2020

2020年12月28日 | 日本マラソン大賞
一年前、こんな「2020」を誰が想像していただろうか? 世界中で猛威を奮う新型コロナウイルス。その影響がまさかの「東京五輪一年延期」という事態までも生み出した。2月第4日曜日以降、全国のあらゆるマラソン大会は中止、もしくは延期。そんな状況の中で終わろうとしている2020年の日本マラソン界を振り返りたい。 新人賞 吉田祐也(GMOグループ) 佐藤早也伽(積水化学) 功労賞 佐々木悟(旭化成) . . . 本文を読む

2019年マラソン大賞講評

2020年12月27日 | 日本マラソン大賞
昨年の大晦日に発表した日本マラソン大賞の講評、2020年もあと残り4日という今になって発表である。楽しみにしていた方には大変申し訳ない。以下の講評は2019年12月の時点での視点で書いたものである。 新人賞には東京マラソンで日本人トップの5位でゴールした、初マラソンの中央大学の学生ランナー、堀尾謙介と同レースで女子の日本人トップの7位でゴールした一山麻緒、そして名古屋ウイメンズに次ぐ2度目のマラ . . . 本文を読む

輝く!日本マラソン大賞2019

2019年12月31日 | 日本マラソン大賞
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