金沢発 あれやこれや

-ヒントをくれる存在に感謝しつつ物語をすすめます-

能登の豪雨

2024-09-22 23:14:42 | いしかわの日々
≪「ご注意ください」について≫
近々天気が荒れる可能性がある場合に、お天気コーナー担当者が
「今後の状況にご注意ください」とよく言います。

そもそもお天気コーナー自体、きわめて短いコーナーなので
何にどうご注意すればいいのか詳しい説明はされません。
加えていうと、気象庁のホームページで「ご注意ください」
と言われたときに、具体的にどうすればいいのか
おそらくは詳細に説明されてはいないと思います。
気象状況はその日その日すべて違うので、全部を網羅する
説明は困難です。そういう背景もあって
そういう言葉でしめるしかないこともまあわかります。

以下は、こういう細かいこと言う人苦手と思う方は
どうぞスルーしてください。
  ---------------

視聴者にとって厳しいのは、私が観察するに
気象庁が出す警報は、その警報下で起きうる被害が
かなり濃厚と判明してから出るので、それを
知らされたときには準備する時間余裕がほとんど
無いことが往々にしてあることです。
気象データの正確な記録屋であることが基本
スタンスだろうとみてます。

では自分や家族の命を守るにはどうしたらいいのか。

まず、自治体の危機管理がもぐらたたきタイプだったら
自分で気象情報をチェックして防備することを勧めます。

川がもうすぐあふれそうとか、どこそこで土砂崩れになり
通行できなくなったとか、最終結果連絡しかない場合は
そうなる前に気象情報をチェックして、余裕を保って
推移を見守れるのがいいですね。
近所に天気予報好きがいなければ自分で勉強するのも
よいでしょう。

スマホ持ってるのに、近所の川の水位をそれで調べた
ことなかったり、ひどいのになると、テレビのデータ
放送で天気情報調べたことなかったりしてる場合は
さっそく改善できるかと思います。

まずは石川県河川総合情報システムのページを
ブラウザに登録しましょう。

気象観測技術は日々発達してますが、アメダスなどの
観測データからこの先の展開を読み取るのは地形、
風の流れと強さ、日照、湿度、などいろいろな要素
がからんでおり、大量な過去データ蓄積のある
大型コンピュータでもまだトレースしきれない
ことがある分野です。日本一、天気予報の当たる
有名なウェザーニュースでも、専門予報士が
30分ごとに最新データで予報をみなおしてます。

ウェザーニュースが気象観測好きをひきつけるのは
観測データからどういう予報が導きだされるかを
詳しく説明してくれること。
雨雲レーダーに映る雲をみてると、急に現れたり
急に消えたりしますが、レーダー解析技術の
しくみを知って長年勉強積むとだんだんどこで
どれほどの雨が降るかわかってきます。

今回は台風くずれの雲が、山口県、広島県で強い雨を
降らせてたところまで確認し深夜一時に寝ましたが
その翌朝に雨雲レーダーで真っ赤な雲のかたまりが
輪島にかかってるのを見たとき、小松豪雨のときを
思い出して恐怖しました。
コメント
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