トヨタ、改善策発表へ=ライバル各社がトヨタの顧客を奪う動きを活発化させている背景

2010-01-31 | 社会

トヨタ、米主要紙に異例の全面広告
産経ニュース2010.1.31 22:50
 【ワシントン=渡辺浩生】トヨタ自動車が、大規模リコール(回収・無償修理)に発展したアクセルペダルの不具合に関する改善策を早ければ1日にも発表する見通しとなった。これに先立ち31日付のニューヨーク・タイムズなど米主要紙で現状を説明する異例の全面広告を掲載するなど混乱収拾に動いている。
 30日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、トヨタは改善策について米道路交通安全局(NHTSA)の了解も得た。問題のアクセルペダルについては修理用部品の販売店への発送を準備しており、1日に始まる生産停止は、予定通り1週間後に再開させたい考えだ。
 トヨタは米紙への全面広告でも「効果的な修理方法を近く公表する」としており、「すぐに対応する」との見出しを掲げて現状を説明した。さらに「このような前例のない対応を取ったのは、顧客にとって正しいことだからだ」と訴えた。
 背景にはライバル各社がトヨタの顧客を奪う動きを活発化させている事情もありそうだ。米ゼネラル・モーターズ(GM)は、トヨタ車からGM車に買い替える場合に千ドル(約9万円)の現金支給などを実施。米メディアによると、フォード・モーターもトヨタ車の所有者向けの値引きを始めた。米エドムンズ・ドット・コムの推計では、トヨタの1月のシェアは14・7%と約4年ぶりの低水準に落ち込んだ。逆にフォードは18%と約4年ぶりの高水準になったという。
--------------------------------------------
トヨタ、週内にも改善策発表へ リコール問題 GM・フォードは市場争奪狙う
産経ニュース2010.1.31 17:02
 【ワシントン=渡辺浩生】トヨタ自動車が、大規模リコール(回収・無償修理)に発展したアクセルペダルの不具合に関する改善策を近く発表する見通しとなった。リコールに伴って一時停止した生産・販売の再開も急ぎ、混乱を収拾させたい考えだ。ただ、ゼネラル・モーターズ(GM)などはトヨタからの顧客奪還を狙った値引き作戦を展開。トヨタが信用回復に手間取れば、シェアを大きく失う可能性がある。
 トヨタは現在、アクセルペダルの不具合に関する包括的な改善計画について、米道路交通安全局(NHTSA)と詳細を詰めている。31日付米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、当局の了解を得た上で、早ければ1日にも改善策が発表されるという。トヨタ幹部も、週内に重要発表をする見通しとしている。
 トヨタは1月21日、踏み込んだアクセルペダルが元の位置に戻らない可能性があるとして約230万台のリコールを発表。26日には対象車種の販売・生産の一時停止を表明したが、改善策の検討段階で発表したため、顧客の混乱を招いた。
 問題が見つかった米部品メーカー、CTS製のアクセルペダルについて、トヨタは不具合防止に必要な部品などをディーラーに発送する準備を整えている。生産停止は1日から北米5工場で始まるが、新たなアクセルペダルの工場発送も近く始め、予定通り1週間の停止後の再開を目指す。
 一方、トヨタのリコール問題に乗じ他社の顧客争奪の動きも活発化。GMはトヨタ車からGM車に買い替える場合、1000ドル(約9万円)の現金支給やゼロ金利ローンを提供する。米メディアによると、フォード・モーターもトヨタ車の所有者向けに大幅値引きキャンペーンを開始した。
 すでに米市場の勢力図に影響は現れ始め、米エドムンズ・ドット・コムの推計によると、トヨタの1月のシェアは14・7%と2006年3月以来、約4年ぶりの低水準に落ち込む。対照的にフォードは18%と約4年ぶりの高水準という。
 トヨタは80年代以来、ビッグスリー(米3大メーカー)製自動車の燃費の悪さや故障の多さに不満を持つ米国人を顧客にし、シェアを拡大してきた。だが、リコール問題で高品質のイメージが傷つき、議会の公聴会での追及も控える中、ライバル社に巻き返しの機会を与えている。

トヨタ改修延べ1000万台 中国でもRAV4不良 “米企業化”が皮肉な結果に 部品共有化がはらむ危険

コメント   この記事についてブログを書く
« 天下国家の片隅にあって、天... | トップ | 「小沢vs特捜」側近逮捕の内... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

関連するみんなの記事