■女性、独身、子なしを責められた台湾 蔡英文総統 ■現職の女性候補に「6年間の一番大きな功績は子どもをつくったこと」自民党 三ツ矢憲生議員 2019/7/12

2019-07-12 | 文化 思索

女性、独身、子なしを責められた台湾総統、FBで反撃 
2019年07月12日(金)17時15分
 松丸さとみ    

台湾の蔡英文総統は、女性であることを理由にたびたび政治手腕に疑問を投げかけられたが、フェイスブックでこれに真っ向から反論し話題となっている......

「子なしは次世代を語る資格がない」?
   台湾は、総統が女性だったり、アジアで初めて同性婚が法的に認められたりするなど、性別における多様性がアジアの中でもかなり先端を行っているような印象を受ける。 
 しかし総統の蔡英文は、政治の世界に足を踏み入れて以来、女性であることや独身であること、子どもがいないことなどを理由にした個人攻撃を受け続けていることを明らかにした。米メディア、クオーツが伝えたもので、フェイスブックで「多くの台湾女性も、こうした経験を頻繁にしている」などと投稿したという。
 蔡は6月に与党民進党から公認候補を取り付け、来年1月の再選に向けて総統選への出馬が決まっている。今回の発言は、総統選に新党から出馬する対立候補である楊世光が蔡に向けた「口撃」を受けたものだ。
 クオーツによると、楊は蔡について、「自分の子どもがいない彼女は、次世代について語る資格がない」と話し、「女性」で「独身」であるため、蔡氏が総統であることを自分は認めない、とも発言した。
 クオーツによると蔡は2日、フェイスブックでこれに反論。就任してから3年で、基本給の引き上げ、家族向けの減税、保育補助金の拡大、公営住宅の建設、高齢者政策の促進などを実現したと指摘。こうしたものはすべて次世代に向けた政策であり、若い親たちの負担を減らすためだと説明した。
 「批判は受け入れるし努力も続ける。しかし性別や生殖能力を根拠とする個人攻撃は、女性を否定し、政府の努力をくじくものである」と書き、「台湾の若い親たちの多くは、次世代のために頑張っている。しかし独身の人や子どもがいない人もいる。そしてこの人たちは、独身だから、子どもがいないからといって、親としての苦労に共感できないわけではない」と続けた。

女性・独身・子なしへの批判は過去にも
  クオーツによると今年4月にも、蔡総統が女性であることを理由に政治手腕に疑問を投げかけられたことがあった。台湾第2の都市、高雄市の韓国瑜市長(最大野党の国民党から総統選に出馬予定)は、女性である蔡が「軍に従事したことがないから軍について発言する資格はない」と話したというのだ。総統は中華民国国軍(台湾の軍隊)の指揮官も務めるが、台湾の徴兵制度は男性だけを対象としていた(2018年に徴兵制度は終了している)。
 女性である蔡が総統を務めることへの批判として有名なのは、就任直後の2016年5月、中国国営の新華社通信系列のニュースサイト「国際先駆導報」が掲載した、蔡を「不安定で感情的な独身女性」だとした論説だ。2016年5月25日付米ワシントン・ポストによると、男性学者が「独身女性の政治家として、蔡には愛という感情面での負担、家族という制約、子どもという心配事がない。彼女のやり方や戦略は時に感情的で個人的で極端だ」と書いたという。 ワシントン・ポストはこの論説が、蔡について何も伝えていない一方で、中国政府には「性差別やシングル・シェイミング(独身であることを恥だとして批判すること)が存在する」ことは伝わった、と批判した。
 国際先駆導報のこの記事は現在、削除されているが、米CNNによると、この論説はあまりにも性差別的すぎるとして中国内外から批判を集めたという。
 しかし「女性」「独身」「子なし」を理由に女性政治家を攻撃するのは、何も男性だけとは限らない。
 2016年に英国史上2人目の女性首相を生んだ英国でも、女性同士の対決となった党首選で、子どもがいない対立候補への不当な攻撃と取れる発言が批判を集めたことがあった。テリーザ・メイとともに党首選の最終候補に残っていたアンドレア・レッドサムが当時、英タイムズ紙とのインタビューで「母親である自分は、子どものいないメイよりも首相に適役だ」という趣旨の発言をした。これが問題となりレッドサムは謝罪し、党首選から撤退。メイが首相に就任した。

*松丸さとみ
 フリーランス翻訳者・ライター。学生や日系企業駐在員として英国・ロンドンで計6年強を過ごす。駐在員時は、在英日本人向けに英国および欧州のビジネスニュースを日本語で配信する日系企業にて編集・執筆などに従事。現在は、フリーランスにて時事ネタを中心に幅広い分野の翻訳・ライティング(ときどき通訳)を行っている。

    ◎上記事は[NewsweekJapan]からの転載・引用です


NEWS 2019年07月12日 19時29分 JST 

自民党の三ツ矢憲生議員、現職の女性候補に向かって「6年間の一番大きな功績は子どもをつくったこと」

 驚きの発言は、現職の吉川有美候補で応援演説で飛び出しました。
 中村 かさね (Kasane Nakamura) 時事通信社
 参院選(7月21日投開票)での応援演説で、自民党・三ツ矢憲生衆院議員の発言が波紋をよんでいる。
 三重県伊勢市で7月12日に行われた、三重選挙区(改選数1)から立候補している自民現職の吉川有美候補の応援演説に立った三ツ矢議員は「この6年間で吉川有美は何をしてきたのか。一番大きな功績は子どもをつくったこと」と持論を述べた。三ツ矢議員は自民党の三重県連会長。
 問題発言があったのは、三重県について「南海トラフで大変な被害が出ると予想されている地域」と述べ、「その手当をきちんとやれるのは誰か、しっかりとお考えいただきたいと思う次第でございます」と訴えた直後だった。   三ツ矢議員は、吉川氏について「6年前、本当に久しぶりに三重県で参院の議席を奪還できた」と紹介したうえで、少しくだけた口調で「この6年間で吉川有美は何をしてきたのか。一番大きな功績はですねぇ、子どもをつくったこと」と言葉を区切った。
 集まった聴衆から少し笑い声が聞こえると、さらに「人口が増えるってのもありますが、本人はやっぱり子供をもって、母親になって、自分の子供の寝顔を見ながら、この子のためにいい国にしていきたい、いい地域にしていきたい。そういう思いが芽生えてきた」と強調。「私はそういう思いが政治の原点ではないかなと思っております」と支援を訴えた。
 この日は安倍晋三首相(自民党総裁)と萩生田光一・自民党幹事長代行も応援に駆けつけ、同じ場所で演説。
 吉川氏は三重県初の女性参院議員で、2013年に初当選。2014年に長女を出産した。
 三重選挙区では、吉川氏のほかに芳野正英氏(無所属・新人)と門田節代氏(諸派・新人)が立候補している。
 三ツ矢憲生衆院議員の発言は以下の通り。
 この6年間で吉川有美は何をしてきたのか。一番大きな功績はですねぇ、子どもをつくったこと。
 もちろん、人口が増えるってのもありますが、本人はやっぱり子供を持って、母親になって、自分の子供の寝顔を見ながら、自分の子供、自分の娘、この子のために、この地域を、この国を、いい国にしていきたい、いい地域にしていきたい。そういう思いが芽生えてまいりました。
 私は、そういう思いが政治の原点ではないかなと思っております。
 そういう意味で、どうかこの一皮向けた吉川をぜひご支援賜りたいと思います。

   ◎上記事は[HUFFPOST]からの転載・引用です
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