サンスポ 2010.9.16 21:40
2回 ソロを放った栗原をベンチで迎える前田健=マツダ(撮影・榎本雅弘)
(セ・リーグ、広島5-3中日、24回戦、中日16勝8敗、16日、マツダ)広島はエースの前田健が3失点も完投で14勝目。打線は前田健にタイトルを取らせるために奮起。中日・吉見から4点を奪ってみせた。
前田健は相手エースの吉見と4度目の投げ合い。過去3回は1勝2敗と負け越し。それでも「昔は相手を気にしていたこともあった。でも、今年はそういうのはないです」。自信があるからこそ、自分の投球に集中できている。13勝(6敗)、防御率2・22、149三振はリーグ3冠王。「1個(の勝ち星)が大きい。あとちょっとなんで、こだわっていきたい」。タイトル奪取を本気で狙う意気込みを示した。
しかし先制してもらった直後の三回に和田の逆転2ランを浴びると、打線が逆転した直後には七回には森野に同点の適時打を許した。
するとこの日はエースの意気込みに打線が応えた。二回に栗原の左越え10号ソロで先制すると、四回には広瀬が逆転適時打で3-2。その後、七回に同点に追いつかれるも、直後に梵がソロホームランを放ち勝ち越し。中日のエース吉見から4点を奪いマウンドから引きずり降ろした。
前田健は3点こそ失うも9回まで投げきり153球を投げ7奪三振。中継ぎ陣を休ませる、エースとして最低限の働きを見せた。
--------------------------------------------------
〈来栖の独白〉
スポーツではないが、14日の民主党代表選(戦)では小沢さんが(内容はともかく)菅に敗れ、ショックだった私。でも、中日は勝っていた。高橋・浅尾・岩瀬というリリーフも出来上がりつつあったようだし、波に乗って勝ちが続くか。いや、連勝は永遠に続くものではない、近々敗れるだろう、今日あたりかな、連勝ストップをきっかけに負けモードに転じなければいいが、などと予感めいて思っていた。果たして、本日負けた。なんと、負けさせられた相手は、ケンタではないか。ああ、これは困った。ケンタは私にとって、中日より大事な存在! よかったね、ケンタ♪ 14勝目、おめでとう、ケンタ!