真宗大谷派、光市母子殺害事件弁護士を名指しして「極悪非道」と批難した単行本の回収呼び掛け

2009-02-26 | 死刑/重刑/生命犯
単行本に弁護士名指し批判 光市母子殺害、真宗大谷派が回収
2月26日13時16分配信 産経新聞
 真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)が刊行した単行本の詩集に、山口県光市の母子殺害事件で死刑判決を受けた元少年の弁護士を名指しして非難した記述があり、機関誌「真宗」3月号に謝罪文を掲載、回収していることが26日、分かった。
 同派出版部によると、回収を呼び掛けているのは平成19年10月に刊行した「念仏詩文集枯草(こそう)独語」。宗派僧侶で詩人でもある著者が、弁護活動への認識が不十分なまま、事件で死刑判決を受けた少年の弁護士を非難した。
 同書は5000部が印刷され、約200部が販売された後、問題が発覚。現在は絶版で一般書店では扱っていないが、約50部が未回収という。同派は弁護士に謝罪したという。
 同派は「編集段階で内容を確認すべきで申し訳ない」としている。
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真宗大谷派、単行本の回収呼び掛け 光市の母子殺害事件裁判
2月26日10時19分配信 京都新聞
 真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)は、出版部が刊行した単行本で、殺人事件の弁護人の人格を著しく傷つける表現があったとして、機関誌「真宗」3月号に謝罪文を掲載し、回収を呼び掛けている。
 ■弁護士を「極悪非道」と非難
 出版部によると、回収を呼び掛けているのは2007年10月刊行の「念仏詩文集 枯草独語(こそうどくご)」。詩人で僧侶の著者が、山口県光市の母子殺害事件で死刑判決となった元少年の弁護士を名指しして、「極悪非道」などと非難した。事実誤認など問題記述もあった。弁護士に宗派幹部が面談して謝罪した、という。
 同書は5000部印刷され、東本願寺や全国30カ所の教務所で約200部販売した時点で、絶版にした。現在50部程度が未回収だという。
 機関誌の「お詫(わ)びと回収のお願い」文では、真宗大谷派が死刑執行の停止と死刑廃止を訴えてきたことに触れ、「(宗派として)取り組みの内実が伴っていないあり方を露呈した」と記している。最終更新:2月26日10時19分

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