遥か彼方のひとり言

いろいろな出来事、出会いなど、少しずつ、気楽につづります。
空を見上げながら、彼方の日々に想いを…

みんなの心

2011-04-26 23:20:32 | 日記


今日の長崎新聞に、長崎市と姉妹都市を結んでいるフランスボスロール村からの義援金の記事が掲載されていました。

長崎外海・ボスロール姉妹都市委員会あてに、ボスロール村から義援金が届き、委員会の会長さんが、長崎市国際課に届けてくださいました。

ボスロール村は、明治に外海地区で社会福祉事業に貢献したマルコ・マリ・ド・ロ神父の出身地であり、旧外海町が1978年に姉妹都市となり、その関係は、市町合併により長崎市に引き継がれました。

委員会の会長さんは、この義援金は長崎だけでなく日本全体を〝きょうだい〟のように思ってくれているボスロール村の方々の気持ちの表れであるとお話をされていたようです。

その外海地区では、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」で世界遺産登録をめざし、さまざまな活動が行われていますが、長崎市世界遺産推進室から、A3版のリーフレットが作成されたとのことで、このことも今日の長崎新聞に掲載されていました。

外海地区は美しい自然景観に加えて、キリスト教やド・ロ神父に関する文化財や史跡など豊富な歴史資源に恵まれた地域です。
ド・ロ神父が、外海地区の婦女子に生活する力を身につけさせようと、いろんな技術を教えたという、旧出津救助院あとの修復も完成がずいぶんと近づいてまいりました。

ド・ロ神父の愛の精神は、そのまま外海の人々の心の中で受け継がれていくのだろうと思います。
私財を投じて、外海のために尽くされたド・ロ神父のことを思うと、自分のちっぽけさに嫌になるのですが・・・
自分なりに、自分の出来ることを必死に頑張るしかないです。

ともあれ、東日本大震災から、少しでも早く復興できるよう、心からお祈りします。