もともと片づけが苦手な私にとって、年末の大掃除は苦痛以外の何者でもなかったのですが、今年ばかりは少し違ってました。
というのも、実は、秋ごろに読んだ本に、「片付けは一度に終わらせるのではなく、毎日ちょっとずつの積み重ねで改善されていくものです。例えば、家の中で、この1ヶ所だけは毎日キレイにしておこうと決めるとか、今週は、ここの掃除をしようとか、洗面所・トイレは気づいた時にとにかくまめに掃除するとか…」書かれてあり、その後、意識的に取り組んできました。
洗面所・トイレはわりとまめに掃除する習慣はあったのですが、その他についてはとにかく物を捨てることが下手で、どう収めようかと悩む日々でした。
そして、つい1週間ほど前、夫が思いがけない本を買ってきて、2人ともはまってしまいました。
やましたひでこさんの「断捨離(だんしゃり)」です。
夫も片付けと捨てることは苦手なので、どうしたのかな?とビックリしました。
この「断捨離」とは、ヨガの「断業」、「捨行」、「離行」という考え方を応用しているのだそうです。
・断:不要なものは貰わない。心からほしいものしか買わない。
・捨:モノを捨てる、あげる、ガラクタを徹底的に処分。
・離:モノへの執着、通じて自分の心の執着から解き放つ。ご機嫌な人生。
というイメージです。
捨てられない人の3分類は、
・現実逃避型
・過去執着型
・未来不安型
私は、二つ当てはまりますから、相当なものだったのですね。
今までの片付ける方法の本とは違って、何だか面白そうと感じましたし、「片付けられないのはあなたのせいではない」と著者が語ってくれていることにもホッとしました。
断捨離(だんしゃり)の最後に到達するポイントは、「普通に考えれば、ほとんどモノが無くて、けれどもわずかに存在する心からのお気に入りの品があれば、片付け、という概念自体がなくなる。」ここまでたどり着けば、モノではなくて、心が満たされる生活に切り替わるのだそうです。
捨て始めると何だか良いリズムが出てきて、大掃除もスムーズに、いつも手の届かなかったところまでキレイにすることが出来ました。
不思議なほど、一度捨て始めると、だんだん迷いも執着心もなくなり、どんどん片付いていきました。
とはいえ、まだまだ手をつけられそうなところがあるので、来年に入ってからも、この「断捨離」の習慣は続けたいと思います。
外は、すっかり雪景色になりました。
明日は、どれくらい積むのでしょうね。お買い物が少し残っているのだけど…