遥か彼方のひとり言

いろいろな出来事、出会いなど、少しずつ、気楽につづります。
空を見上げながら、彼方の日々に想いを…

山下清展

2010-06-06 23:32:43 | 日記
昨日、「山下清展」に行ってきました。
義母と行く約束をしていたので、久しぶりにみんなで出かけました。
今日の新聞で知りましたが、6月5日に4万人を達成したとのこと。

「山下清展」は、先日、ばったり会った同級生から「すごく良かったから絶対行くと良いよ!子供にも絶対見せてあげてね。」と言われていたので、とっても楽しみにしていました。

   

正直、ドラマの「はだかの大将」のイメージが強すぎて、最初の写真のコーナーでは戸惑いましたが、貼絵が飾られているのを見るにつれ、その世界に引き込まれていました。

目線が下になる子供たちも、もっとしっかり見たかったのでしょうね、絵の高さに顔が来るように、抱っこしてほしいとせがまれて…
最初は、「もうお兄ちゃんなのに何言いよっと!」と言ってしまったのですが、子供から「下からじゃ上のほうのようわからんと!!」と言われ、すごく反省しました。
何度か抱っこしながら、見て回りましたが、その緻密さにかなり驚きました。

長崎の作品もあり、何だかとっても嬉しいと思いました。

貼絵では、ちぎるだけでなく、丸めたりしたものがあったり、どれくらい重ねて貼っているのだろうと思わされるものや、指先だけでこんなに小さく出来るものだろうかと思うほど、細かいものがたくさんありました。

私が興味を一番抱いたのは、ペン画です。
線と点で見事に濃淡があり、奥行きも感じることが出来ます。
細かい点の一つ一つを描いていくその集中力のすばらしさにただただ驚くばかりです。

水彩画の「ストックホルムの夜景」も点で濃淡が描かれていて、見入ってしまいました。

確かに同級生の言うように、見に行ってよかったと心底思いました。

エルグレコ展も見たかったのですが、子ども達の集中力が切れかかり帰ることにしました。
まだ、期間があるので、日を改めて行きたいと思います。

   

帰りは、出島ワーフ界隈を少し散歩しながら帰りました。
お天気もよくって、とっても気持ちよかったです。

   

いろんな意味で、いろんな美術作品には、定期的に接するのが良いとつくづく思いました。