はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

偶然たるおしりかじり虫。

2012年04月26日 17時35分59秒 | 出張中の日常シリーズ
「バスに乗ったら、おしりかじり虫!」

と叫ぶ子供を
今朝、高崎駅前のコンビニの軒下で見かけた。

バスに乗ったら
「おしりかじり虫~♪」
と歌っていたのではない。
「おしりかじり虫!」
という単語を強烈なボリュームで言い放っていたのだ。

えぇ!?
おしりかじり虫!?

雨の高崎。
子供2人は
コンビニの店先で雨宿りしながら
幼稚園へ向かうバスのお迎えを待っているようだった。

ママであろう2人の女性が少し離れた所で
傘をさして立ち話をしていた。

僕は、ママたちと子供たちの間をぬけて
高崎駅へと入っていった。

おしりかじり虫…。

4、5年ほど前に流行った
例の、妙なキャラが唄う妙な曲である。

本来ならば「古い!」とか「懐かしい!」などとツッコミたい所だが
ここでの僕は、ただただ驚くばかりだった。

何故なら、そう
ウソみたいな偶然の話なのだが
今朝、ホテルの大浴場で朝風呂入っていたとき
知らんおっさんがまさに
「おしりかじり虫!」
と叫んでいたのを聞いたばかりだったからだ!

えぇ!?
何故に今
おしりかじり虫!?

例えば今更ながら
「だんご三兄弟!」
という叫びを聞くのと同じくらいの衝撃だ。

おっさんの叫びを洗い場で聞いて
そう思ったばかりのことである。

そうなのだ
路上で子供の
「バスに乗ったら、おしりかじり虫!」
を聞くおおよそ1時間ほど前に
風呂場でおやじの
「おしりかじり虫!」
を既に僕は聞いていた!
凄い偶然!
凄いシンクロ率だ!

びっくりした。
デジャヴかと思ってしまった。
今更な流行遅れのワード「おしりかじり虫」を
こんなにも短時間で2度も聞くなんて
思いもよらぬことだからだ。

しかも、幼稚園児とおっさんという
この歳の差、というか歳の幅にも同時に驚きだ。

“誰もが知っている”
まぁそれが流行というものなのだろうけど
すっかりブームの去ったおしりかじり虫×2を聞く偶然たるや
非常に興味深いものがあったのだ。

子供というものは、一度気に入ったものを
何度も何度もしつこく繰り返す傾向にある。
そして、子供は子供の世界での
極めて小さな個々のグループ社会での流行りを追求して生きている。
それは世に言う世間一般の流行とは無関係に繰り広げられるのである。
地域性や年代もまったく無視されて進む。
もはや個々の好みの問題でその時々の流行りが決まってくるのである。

この子の場合
どこで聞いたか思い出したか
きっかけはあれとして
今日この頃のこの子の(この子たちの)流行りが
まさにおしりかじり虫だったのだろう。

僕の勝手な推測だがこの場合
おしりかじり虫の前にくる文言
「バスに乗ったら」はまったく意味など持たない。
つまり
「バスに乗ったらおしりかじり虫をやろう!(または歌おう)」
という意味でこの子は叫んだのではなく
「バスに乗ったら」はあくまで「おしりかじり虫」を言いたいがための
引き立て文言なのである。

故に前にくるものは何でも構わない。
「昨日の夕飯が」おしりかじり虫!
とか
「雨降って地固まって」おしりかじり虫!
とか何でも良いわけだ。

それを聞いている友達との共通のツボワード
「おしりかじり虫」を言いたいだけの前フリが
この時はたまたま「バスに乗ったら」だっただけなのだ。

多分この時この子ら2人は
「おしりかじり虫!」でご飯10杯も20杯も食べられちゃうくらい
この言葉にハマっていたに違いない。
僕らで例えるならば、朝方ナチュラルハイ状態の笑いである。

そう考えてゆけば
子供らから今更おしりかじり虫というワードが飛び出しても
何ら唐突でおかしいという感覚はなくなる。

しかし
世間を知り尽くしたようないい大人のおっさんが言い放った
「おしりかじり虫!」
の唐突さはいささか疑問が残るところである。
が、これは意外と単純かもしれない。
おっさん、何となく“気狂い”っぽかったもの。

完全なるキチガイではないと思う。
一見至って普通なのだが
おっさんとにかく思った事を全て口に出している感があって
何かちっと怖かった。

「よっこらせ!ったくよぉ~、おい、こら、あっちいぞこれ
♪あついのよ~嫌なのよ~でも好きなのよ~ちゃんちゃかちゃん♪
ったく眠ぃなぁおい、雨だしよ~どーすんのよ
傘無いよ、買うか?借りるか?濡れるか
♪濡れちゃうの~あぁ色っぽい~♪
上がる!上がるぞ!あちい、あちい!痒い痒い痒い痒い痒い痒い!」
みたいな。

サウナ室から出る時には
「シュワッチ!」
とか言って、気に入ったのかシュワッチ!を連発。
ひげそって、シェービングクリームの泡出しながら
「アワッチ!」
とかひどいギャグみたいな事を叫んでおられた。

そんで身体洗い終え
立ち上がる瞬間の掛け声のように
「よし!おしりかじり虫!」
が飛び出したのだ。

おっさんにとってこれは
別になんも意味なんてないのだろう。
ただその時何となく頭に浮かんだ言葉だったのだろう。
意味なんてあまりない
という点においては、子供たちと共通しているが
片やこちらはギャグとして発せられたものではなく
いたって真面目に気合いを入れた叫びの掛け声だったように思えた。

とかなんとか
ここまで僕、ごちゃごちゃ言ってきましたが
要するにこんなの、意味もへったくれも無い
ただの偶然なのである。

「おしりかじり虫!」
あちこちみんなで叫んでみよう!
この妙な言動の偶然が、必然にかわる瞬間が見られると思う。
それが回り回って再ブレイクのはじまり!

めけめけ~。

写真。内容と無関係
前橋駅構内のはにわと消火器。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
偶然ではない。それは必然だ。 (ともお)
2012-04-27 01:02:29
5年ぶりに、おしりかじり虫の新ヴァージョンが
出たらしいよ!
逆におっさん、流行最先端!
返信する
ともおさん。 (ばんぱく。)
2012-04-27 16:48:22
ええーーーーーーーーーーーーっ!
そうだったのーーーーーーーーっ!
知らんかった(驚)

それならば納得。

って
おっさん凄っ!
(笑)
あの妙なおっさん
どこからそんな情報を入手したのだろう。
また余計なことが
気になりはじめてしまった(笑)
返信する

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