命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

深い受容の意味


ワイアートから持って帰ったたくさんの段ボール


それを一つずつ開けて・・中の破損がないか確認作業を進めている


疲れるのに・・とても地味な作業


でも・・とても大切な作業



それを少しずつ続けながら


私の作品が絵画などのように持ち運びの取り扱いがもう少し容易いものであれば・・


今はコロナで無理だけど

これまでいろんな場所でつちびと展ができたのになあと思い始める


果ては世界とか・・もっと多くの方に知っていただける可能性だってあったのになあと

うだうだ考え始める



そして今までにも・・そんな野心を抱かなかったわけではない



でも・・ある時から感じるようになった


私は・・たぶんひっそりと作品を作り続けて終わるだろうな


つちびとが大々的にブレークすることはないだろうな



残念だけどそんな気がした





でも・・だから


出会ってくれた・・ほんの一握りの方々を大切にしたい


そう思っている



いろんな記憶が消えていく年齢である私は


お名前やお顔をちゃんと認識できる容量が減っている


だけど・・お話ししているうちに


だんだん・・これまでに交わした会話がよみがえってくるのだ



名前を憶えていることと、話を覚えていること


どちらがよりその方のことを記憶しているということなのだろうな



今回も・・個展の中で何人かの方と交わした会話


それは・・なかなか意味深いもので


お話を伺っている時・・なんと反応していいのか

戸惑い・・それでも必死で自分の脳の中から


出来る限り誠実な言葉を探す作業を続ける



だからなのかな


お会いした名前やお顔を忘れても・・話しの断片を忘れないでいるのは





ワイアートの会期中、外側から見える展示があって


そこには、2002年に作ったつちびとの『受容』と2018年の『受容』を置いていたのだけれど


あえて外側からガラス越しでの写真を撮らずに

内側から撮ろうと狭い空間に何とか半分体を突っ込んだのだけれど


でも、私の太さと場所の広さの関係で、内側からの実物はとれず

ガラスに映ったものを撮る形になった





ぼんやりとしか映らなかったのだけれど・・

なんか・・別世界のような写真となって


それはそれで幻想的でいいなあと


さらに・・もう一枚とシャッターを押して撮った写真に





杖をついて歩く方の写真が偶然にも写りこんでいた



ああ・・2020年の・・受容だと思った




今回訪れてくださった方の中に外国の方に日本語を教えるお仕事をされていた方がいて


でも・・コロナの影響でそのお仕事はなくなり


いろいろ・・たいへんなことのお話も伺ったのだけれど



最後には・・キラキラした瞳で


でもここに来れたし・・また頑張れそうな気がします・・と言って帰って行かれた




多くの方が受容しなければ方ならない・・コロナの世界の中で


それでも・・



世界が・・優しくありますように


美しくありますように・・・



私のまんまるの祈りは・・今も続いている






可南つちびと展『まんまるの祈り』

終了いたしました




★ 動画や個展で展示していたつちびとはまだワイアートギャラリーさんの


可南特集ページからご覧いただけます



また可南特設サイトからもご覧いただけます





お問い合わせも可能です








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今日のひとひら

個展の準備でいっぱいいっぱいになってしまったので、

しばらく『今日のひとひら』お休みさせて頂きます。

ごめんなさい。






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2019年の個展の会場風景は

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2018年のつちびと展の会場風景は

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