昨日の23時で閉じられれた書店があります
場所は東京の茗荷谷
書店名は Booksアイ
東京の友人を介して2017年から3年、書店を閉じられる最後の日まで
つちびとの本『泥の水へとかかる虹』を店頭に置いてくださっていました
そして、世間的には無名の作家の本を、3年かかってとはいえ、
10冊お預けしたうちの6冊も販売してくださったことを
友人から伝えてもらいました
ある頃まで・・私は、有名になりたいと思っていました
出来るだけ多く広く、可南という作家のことを知ってもらいたいとの野望を抱いていました
そのためには・・マスコミととかに取り上げられたり
出来るだけ効率の良い広報活動を目指さないといけないと思っていました
だけど・・ある時から
それは、私にもつちびとにも無理なのではと思い始めました
ベストセラー作家の販売部数に比べて
3年かけて・・たった6冊の販売
でも、その3年という年月と6冊という数は
私にとっては無限大のような数です
売上的には何のメリットもなかったであろう無名の作家の本を
返本することなしに置き続けてくださった店主さんの優しさ
店を閉じられるという大変な時に、友人に連絡してくださり、閉じるその日までに清算をしてくださっていた誠実さ
Booksアイさんの閉じられる理由は伺っていません
でも、もしその理由が、世間で起こっている紙媒体の本の衰退が理由なら
たまらない想いになります
手に取ること、触ることができること、重みや厚みを感じること・・
そして・・いろんな本の置かれている書店で
表紙やめくったページの出だしを読んで
自分の求めている1冊に出会ったときの喜び
そんな体験の出来る場所がどんどん少なくなっていくことの寂しく思います
そして・・たぶん
つちびとも紙の本のような存在ではないのかと思います
どんなに頑張って、ブログやフェイスブックなどSNSでつちびとの写真をご覧いただく努力をしても
そこだけでは伝わらないものがある
じかにつちびとに会って頂かないと伝わらないものがある
ギャラリーという場所での個展は、ギャラリーに行き慣れていない方には
訪ねにくい場所だったかもしれません
今回の應典院というお寺も。同じように訪ねにくいと思われる方があるかもしれません
でも、應典院は、お寺というより開かれた文化施設という側面も持った空間です
4月7日から18日までの、11時から18時まで
ぶらっと、お花見のついでに、つちびとに会いに来ていただけたら嬉しいです
つちびとなどの作品の販売は致しませんが
唯一、手持ちのつちびとの本だけは販売を考えています
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★ 春の個展のおしらせ ★
可南つちびと展「いのちの数だけ」
4月7日(火)~18日(土) 11:00~18:00
大阪市天王寺区下寺町1-1-27 應典院2階 気づきの広場
06-6771-7641
入場費 無料
★4月11日(土)16:00~ アーティストトーク開催
可南×ゲスト大蓮寺・應典院 秋田光彦住職
★このDMチラシの送付をご希望の方、
またご自身のお店とかお知り合いのお店で
DMチラシをポスターとして貼って頂ける方が居てくださったら
kanansgallery@infoseek.jpまで、送付先の住所氏名、必要枚数をお書きの上ご連絡ください
ボランティアで広報活動のお手伝いをして頂けたら嬉しいです。
★つちびと写真絵本『泥の水へとかかる虹』をご希望くださる方は
こちらから
今回の個展の会場風景は
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前回のつちびと展の会場風景は
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