去年の夏、東京の友人が、玉川侑香さんの詩を朗読するからと
はるばる神戸にやって来た
方向音痴の私だが、まだ東京在住の彼女よりは土地勘があるだろうと
二人で、神戸のいろんな場所を尋ねた
彼女の朗読したい「モーニング」という詩は
阪神大震災直後の二人の男たちを詠んだもの
私たちは、その詩の作者である玉川侑香さんの経営されているいちばギャラリーにも伺った
玉川さんを交えていちばギャラリーで交わした会話・・
その後、友人と二人で、阪神大震災後に復興のモニュメントとして建てられた鉄人28号に会い
長田の串カツ屋で友人と乾杯をした
さらに・・モーニングの詩のモデルとなった二人の男性が居たかもしれない突堤にも行った
詩の書かれた時からはるか時間は過ぎて
二人の男性はもういない
友人と私は、彼ら二人も、阪神大震災の神戸も知らない
だから・・私の勝手な思い込みだ
去年の夏、真っ暗な突堤に彼女と向かっていくとき
まるで24年の年月を下っているような気がした
ぼわっと光る明かりの下・・今も彼らは・・その詩のように言葉を交わしているのではないか
そんなことをふと感じた
そして・・それは・・彼ら二人だけのことではなく
震災の時、私たちの目には見えなくなった多くの命が
25年経った今も神戸のいろんな場所で・・佇んでいるのではないかと
ふと・・思った
生きているイノチと死んだイノチ
その区切りはあわいなのだと・・去年の夏も何となく感じ
今日も・・また思っている
生きているイノチはもちろん
死んだイノチも・・愛おしくてたまらない
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