『記憶のたまご猫』を作り続けて・・くたびれてちょっと休憩にリビングに降り
しばらくしてアトリエに戻ったら
窯の上に、置かれているつちびとに煌々と日が射していた
ブレーメンのメンバーである猫、一匹が照らされていた
たぶん・・実際の個展の際は、ブレーメン全員のメンバーと一緒に展示するだろうから
猫一匹だけに焦点を当ててみることはないだろう
でもね・・窯の上の猫だけをじっと見てたら
その一つだけでも作品として成り立っている
ひとつの命が・・たまらなく語りかけてきた
昨日、ノートに書き留めた2013年7月のブログの一節が蘇る
過去とか未来とか・・そんなくくりではなく
・・・かけがえのない永遠のような一瞬
そんな『イツカ』を 私は作りたいのだ
今・・何気なく過ぎているこのひとときが・・
かけがえのない『イツカ』となるかもしれない
そう思って・・味わうのだ
普通に過ごしている・・家猫修行中のくるるとのひとときも
腎臓病のステージ3と診断されたジュニアとのひとときも
永遠ではない・・・
でも・・・だからこそ
永遠の一瞬として・・味わおう
(2013年7月15日のブログより)
ここに書かれた
ジュニアは・・今はもういない
そしてくるるは里親のところに行くことなく、
いまや我が家の唯一の猫となってしまった
だから・・遠い先で・・
記憶のたまご猫を作っていた私の今日のひとときも
振り返った時、そんな永遠のイツカとなるのかもしれない
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