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「定本 三島由紀夫書誌」島崎博、三島瑤子

2018-04-20 21:27:32 | 読書
先週、読んだ本です。

読んだというよりも、調べたといった感じですね。

本蔵書目録に収録されているのは、あくまでも、三島由紀夫生前所蔵の図書の一部なんだそうです。

何せ、三島由紀夫の書斎、および書庫には、約一万五千点の蔵書があったそうですから。

一万五千点・・・す、素晴らしい、そしてちょっと気が遠くなる!

また、三島家の要望により、原則として昭和45年現在、現存の日本の作家、劇作家等の著者は整理除外され

ているのだそうです。


うーん、それはちょっと残念だ。

でも、三島由紀夫の蔵書の一部を知ることができるだけありがたいことですし、何よりワクワクしますね!

こんな感じで、私は、三島由紀夫の蔵書にだけ興味がありましたので、著書目録、上演目録などはすっ飛ばし

て、303ページの蔵書目録から読み始めました。


いろいろメモしたんですけど、量が多くて、何から書けば良いのやら。。

ああ、意外だと思ったところからいってみましょうか。

三島由紀夫の蔵書で意外だと思ったのは、SF小説がわりと多かったことです。

三島由紀夫自身のSF小説といえば、「美しい星」くらいでしょうか。

ご本人は、SF小説を好まれていたようで、アーサー・C・クラーク、アイザック・アシモフ、フィリップ・K・

ディック、ロバート・A・ハインラインなどの著作がありました。


中でも多かったのが、ロバート・A・ハインライン氏の小説で、「異星の客」、「宇宙の孤独」、「太陽系

帝国の脱出」、「月を売った男」、「地球脱出」などなど。


私は、この方、知らなかったんですけど、とても有名なSF作家なんですね。

ハイハインなら知ってましたよ。

赤ちゃんが食べるおせんべいの。。

次に取り上げますのは、わぁ、三島由紀夫も漫画を読んでたんだ!ということで、漫画の蔵書を紹介したいと

思います。


楳図かずお「復讐鬼人」、さいとうたかを「無用ノ助1」、サトウサンペイ「サトウサンペイ集」、つげ義春

「つげ義春作品集」、平田弘史「鬼刃」「諸岡三匹の虎」「名刀流転」「牢獄の剣士」、横山隆一「勇気ー横山隆一漫画

集」、牧野圭一「牧野圭一漫画集」、水木しげる「水木しげる作品集」、好美のぼる「妖怪合戦」「妖怪地獄」「妖怪祭り2」

など。


それで、ゲゲゲの鬼太郎かと思ったら、「歌舞伎と文楽」、「歌舞伎眼鏡」などを書かれた、岡鬼太郎さんと

いう歌舞伎作家、劇評家の方でした。


江馬務「日本妖怪変化史」、井上円了「妖怪学講義」などの蔵書もあって、あー、三島由紀夫は妖怪に興味が

あったのかしら~なんて思ったから、ゲゲゲの鬼太郎と勘違いしてしまうのも仕方ないですね!


これは、奥様の瑤子夫人の蔵書ではなく、本当に三島由紀夫の蔵書!?と思った本もありました。

石井好子「女ひとりの巴里ぐらし」、戸塚文子「ヨーロッパ三等旅行」、寺脇敬子「主婦の旅行かばんーヨー

ロッパ周遊60日」などです。


まるで、女子が読むような本ではありませんか!

どのような気持ちで読んだのか、お聞きしたかったです。

資料なのかもしれませんけどね。

あと、太宰治の本も一冊ありましたよ。

うふふ。

「人間失格・桜桃」の一冊です。

まさか、太宰治の本で読んだのはこの本だけではないでしょうし、太宰治があって、川端康成の小説が一冊も

見当たらないのは何でだろうと思いましたが、文学全集には入っているかもしれませんし、あくまでこの本に収録されている

のは蔵書の一部ですからね、ということで納得しました。


あ、長尾良「太宰治」なんていう本もありましたよ。

うふふふ。

純文学の流れで言うと、谷崎潤一郎の本が一番多かったような印象を受けました。

気になったのが、谷崎潤一郎「過酸化マンガン水の夢」という小説。

これ、一体、どんなお話なんでしょうね。

とても気になります。

佐藤春夫の著作も多かったです。

私は一冊も読んだことありませんけど、どんな作家だったのかという知識もありませんけど、三島由紀夫が

読んだのであれば、一冊くらいは読まないといけませんね。


三島由紀夫は失われた大陸にも興味があったようで、ジェームズ・チャーチワード「失われたムー大陸ー太平

洋に沈んだ幻の大帝国」、L.W.ロビンソン「沈没大陸アトランテイス」、小泉源太郎「ムー大陸の子孫たち」などの蔵書があ

りました。


私も小学生のときに、ムー大陸に興味があって、難しい本を買ってもらったことを思い出しました。

でも、たぶん、興味があったのは、失われていく瞬間だけだったんでしょうね。

今となっては、全く興味がありません。

三島由紀夫が、学生の頃に読んだと思われる本もありました。

光川ひさし「宇宙旅行(僕らの科学文庫)」、藤木源吾「僕らの理科実験」などです。

それぞれ出版年が昭和15年、昭和16年となっていました。

出版された年が昭和9年の厚生閣「日本現代文章講座」7研究編、という本もあり、この本を読んで文章の勉強

をしていたこともあったのかな、と思いました。


あとは、シャーロック・ホームズがあってルパンがないのはなぜかしら~と思ったり、木村健太郎「図解トラ

ンプの遊び方」、勝屋利秋「ふぐとその水洗い」では、こんな本も読んでいたんだ!と思ったり、三辺謙「ストレスに狙われ

る胃袋ー旺盛なスタミナを保つ法」では、ストレスを感じることもあったんだなと気の毒に思ったり、浜尾実「しあわせをつ

くる知恵」では、本の内容は分かりませんが、発行年が昭和44年だということと、そのうえこのタイトルで、何か悲しくなっ

たりしました。


でも、「東山魁夷(画集)」、「東山魁夷作品集」、「森と湖の国ー東山魁夷北欧画集」などでは、あー、三

島由紀夫と同じ絵を眺めていたのかもしれないな~と思って、嬉しくなりましたよ。


他にも、三島由紀夫の蔵書の中で読みたい思った本は、長い時間をかけてずらずらとメモしましたので、これ

から読んでいくのが楽しみです。


まずは、谷崎潤一郎「過酸化マンガン水の夢」からだ!


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