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「ノーナ」スティーヴン・キング

2018-10-04 21:35:19 | 読書
昨日、読んだ本です。

「ミスト」という短編傑作選に収められた作品で、短編の中でも一番いいな、と思ったので取り上げてみまし

た。


こちらの作品は、真実の愛?に囚われて転落していく男の話です。

美しい表現がいくつかあったのですよ。

「光がぼくの前で揺れる。十月の薔薇。どこかで弔鐘が鳴っている」

十月の薔薇・・・ステキ。

「彼女が石の床を踏んで暗い部屋を横切り、ぼくのところまでやって来ると、枯れた十月の薔薇の匂いがす

る」


また出た十月の薔薇・・・どんな匂いなんでしょう。

「なかには枯れた薔薇の花びらが古(いにしえ)の花嫁への贈りもののように散らばっているだけだ」

散らばる薔薇の花びら・・・古(いにしえ)の花嫁・・・耽美・・・あの、もしもし・・・「薔薇」という言

葉が出てくれば全部麗しいと思っている節がありませんか・・・。


そうかもしれません!

まあ、でもですね、主人公のお相手の美しい女性の正体、実は・・・いや、あれは何だったんでしょうね?

私は、溝鼠(ドブネズミ)かと思ったのですが、もしかしたら違っているかもしれません。

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