kanaco Diary

violin弾きkanacoの日常

竹の弓

2011-04-02 | 日々のこと
試作の弓を弾いてみてほしい、と知り合いの知り合いのお父様の知り合いに(←遠いw)頼まれてしばらくお借りすることになりました

ヴァイオリンの弓というのは、最近、繊維強化プラスチック (FRP) 製、カーボンファイバー、グラスファイバー製が増えてきたものの、
基本は昔からペルナンブコ製が主です。

そんな弓の世界で初、竹で作っちゃったというのが今回お借りした弓なんです。

竹の弓・・・どんな音がするんだろう???


興味深深です♪


見かけは普通





でも良く見ると、竹を思わせる模様が






普通のはこっち



縦の線模様が目立ちます。



説明書によると5~6年樹齢の竹、孟宗竹(アジアの温暖湿潤地域に分布する竹の一種)の良質な部分を使用し、30以上の工程処理をふまえて完成。
ペルナンブコの弓と比べるとマイクロファイバーの角度と繊維質の安定が良く、弾力性が持続し音速も大きくなるとのこと。



確かに持った感じバランスは良いし軽い。

でも実際弾いてみると・・・

先と元のバランスがあまりいい感じがしない。
あと、ちょっとボウが太いせいか、音の繊細さには欠ける気が私にはしました。


とは言ってもまだ、弾き始めて数日なのでもうちょっと弾き込んで様子を見たいと思います



最後に、弓ってこうやって持って弾いてるんだよ~



握り締めちゃダメなんだからねっっ