朝の公園でのスナック売り

朝の公園でのスナック売り        2008.12.2. 金森正臣

 散歩に行く朝の公園で、おばさんが手作りの5色オコワを売っている。以前にも街の風景として紹介したと思う。もう数年になるが、毎朝6時半ごろから、たらいの様なアルミのボールにオコワを入れて頭に載せ、2-3の小道具を携えてどこからか来る。ココナッツの種子を4-5個。これを割って中の脂肪分のところを、ビール瓶の蓋を打ち付けた削り機で削る。丁度手ごろな太さに削れる。クレープ状の包む薄焼きを沢山持っていて、これにオコワを載せ、ココナッツの削ったものを載せ、砂糖をかけて小さなナイロン袋に入れて客に渡す。客も常連は、マメオコワにミドリオコワなどと好みがあるらしい。赤米のオコワもある。

 昨日試しに初めて買ってみた。単位は大体500-1000リエル(1ドル4000リエル)。クレープに包まない人もいるし、砂糖をかけない人もいる。何しろダイエットのために歩いている人が多いから。ざっと計算してみると、1000リエルの百食ぐらいは持っていそう。毎日ほぼ全部売れていると、売り上げは25ドルぐらい。残ればきっと家の前で、売っているのだろう。材料費が半分としても、もうけは12.5ドル。月に25日働くと、300ドルは超す。プノンペンは、最近物価の値上がりが激しい。それでも4人家族で、月200ドルあれば生活できると言われているから、おばさんの稼ぎは、十分一家を支えられる。よく見ると意外に身なりもいいから、金持ちかも。味は日本のオコワに近かった。
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