あついヨー!

あついヨー!  2011.4.29.   金森正臣

 いよいよ乾期の終わりになり、毎夜最低気温が30度を越している。朝5時ごろになって起きた時に、汗が出るから不思議だと思い、寒暖計を見ると32度。昨夜の最低気温に近いと思われるのだが。

 最近自動記録計が壊れて、記録が出来ていないが、従来の傾向だと朝5時ごろは最低気温のはず。既に乾季は終わったかのように、2日ほど夜半に雷が有り、モーレツなスコールが有った。今までに雨季の始まりにこの様な激しいスコールを経験したことが無い。でも雨季の始まりなのであろう。大陸の気候は、日本のように海に囲まれた国の気候と異なり、大きく変化するのは通常の内なのだ。

 今年の様な降り方をすると、1-2カ月後に再び乾期が来て、播いたイネが枯れることもある。そうなると農民は、次に播く種を持っていない場合も多く、大問題になる。以前にも早く雨季が来た年に、6月ごろに雨の降らない時期が有り、稲作が大打撃を受けた。政府も新しい種籾の配布に努力したが、間に合わなかった例が有る。

 雨期に入ると、お寺で「雨季の安居」の修業が有り、お坊さんが外の公式の行事に出ることが出来なくなる。結婚式には必ずお坊さんを呼ぶこの国では、乾期の終わりは今年度の駆け込み結婚で大にぎわいになる。昨日もうちのスタッフが結婚し、皆で出かけた。その報告はまた後ほど。日本での「雨季の安居」は、4月16日から7月15日になっている。しかしカンボジアでは雨期明けの11月ごろまで、お坊さんは外の行事に出ないので、結婚式は約半年に集中する。
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