新年のご挨拶

新年のご挨拶

「めでたさも 中くらいなり おらが春」と詠んだのは、小林一茶翁。年を取るとそんな気分の新年です。

テレビも新聞も、最近のマスコミは、目立つことや注目を集めることに終始し、ヒトの本来の姿とは遠くなりつつあります。それも自然の姿の一端ではあると思われますが、このような傾向に流されていると、本来の自分を見失うことになり、人生の終わりに大きな悲しみを背負うことになると思われます。
かつて評論家の大宅壮一さんが、テレビが普及し始めたころ、「一億総白痴(差別用語として最近は使いませんが、当時のままに再録しました)化だと」と嘆いていたが、現在は現実のものとなっています。

また西洋的教育論による現代の教育は、二元対立でものを考え、ヒトの持っているあいまいな重要な部分を忘れています。

今年は、「我 唯 足る 知る」と言う日本的知恵に従って生きたいと思っています。
これは地球環境にも考慮した先人の知恵で、自分の人生を幸せにする知恵でもあると思います。

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