守衛さんのベッド

プノンペンの朝の風景 11 お店の守衛さんのベッド 
                金森正臣(06.05.02.) 

写真:店の右手のシャッターの前に3個、左手のシャッターの前に1個あるのは夜間警備をしていた守衛さんのベッド。木と竹で出来ている折りたたみ式で、簡単に持ち運べる。どこかに朝食にでも行ったのだろうか。まだ開店までには2時間ほどある。
 この木と竹製のベッドは、僅かに弾力があり涼しくて快適だ。欲しいと思っているが、まだ買ってない。訪問した家にこのベッドがあると、昼寝をすることにしている。

 カンボジアでは、人件費が安いのと雇用の促進だろうか。守衛さんを良く雇っている。この店でも、夜警さんを4人雇っているようだ。守衛さんは門の中の庭にいる場合もあるが、この様に門も無い店では、シャッターの外で休むことになる。たぶん夜半には、このベッドの上で高いびきだろう。でも4人もいると、襲うほうも考えてしまうだろう。
 プノンペンでは、最近警備会社もできており24時間体制で人材を派遣する。もちろん門前で寝ていることなど無い。それほど立派な会社の人材を雇えないところは、伝で人材を集めて夜警を任せる。月80-100ドルぐらいであろうか。
3年ほど前に住んでいたサービスアパートメントでは、20ぐらいの部屋があって、数人の守衛が雇われ、24時間体制で2交代ぐらいでしていた。時間の或る朝などには、オーナーの奥さんが経営するレストランで使うタマネギの皮むきやニンニクの皮むきをさせられていた。守衛の制服を着て、タマネギの皮むきは、あまり似合わない。
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