田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

中華料理屋さんも生ごみは堆肥にしている

2009年03月18日 | 日記
3月18日(水) 春かすみ ボンヤリした天気だが 暖かい・・・

朝から公民館に出かけて講演会の準備をした。
今日の主催は「ゴミ減らしま専科」という役場に事務局がある、生ゴミ減量化の活動だ。
会場に着いたのは9時少し前、椅子を並べ、掲示物を張り出したころに講師が到着。
今日は、食堂の生ごみ+残飯の処理をどうしているかということで、町内の中華料理屋Yさんと、隣町の望月(現佐久市)のラーメンや「どさん娘」望月店の店長Uさんとなっている。
定刻に始まったが、一番バッターは中華料理屋さんのYさん、素敵な料理人の正副で現れた。


彼の所は一日の生ごみが30kgになるという。
しかし、ここで気になったのは残飯を水で洗い流してキレイにしてからコンポストへ入れるという。
しかし、一年間で500kgのコンポスト3つ分になるという。
正月からはじめて12月の野沢菜を収穫した後に畑一面に撒いてトラクターで混ぜ込むという。
店からでる生ごみは町の収集車には一度も乗せていないというから大したモノだ。
今日は忙しいと云うことで、30分の話を終えて変えられた。

次は、ラーメン屋なので、さぞかし油分が多くスープを取ったあとのガラなどの処理は大変だろう。


彼は家庭用はコンポストでやり店の生ごみは大きな丸い枠をつくりその中に入れているという。
かれは、林檎のジュースと米のとぎ汁、それに米糠、砂糖などを混ぜた物で、酵素をつくり其れを材料にボカシを作っているという。
コンポストも超大型コンポストも彼の独創的な装置を使うことで天地返しや空気を送り込む手間がなくなったという。
会場にコンポストを持ち込み手振り身振りで説明してくれたのが判った。


上の写真の彼が左手に持っているのが空気を入れる装置だという。
理論的にできていて素晴らしいものだ。
一日の生ごみの量が30kgで週6日の営業日だから1ヶ月720kgになるという。


これを営業用として町のごみ焼却場へ出すと60万くらいに成ってしまうと云う。
ゴミ処理に情熱をもって省力化を図っているのがすごいと感じた。
早速俺もマネをして装置を作ってみよう。
講演が終わった後も、このコンポストにはひと山が耐えなかった。


講演会が終わった後は恒例の農産物お持ち帰りコーナーが待っていた。
昨年の10月にタネを蒔き、生ごみの堆肥だけで育てたほうれん草が用意された。
立科の冬の寒さを越したほうれん草は甘いという。
我が家も全て鹿に喰われてしまったので、沢山貰ってきた。
コメント (4)
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