かたなのきれあじ!!!

本年度もひとつよろしくどうぞ★

経済と恋愛 八 「デュー・デリジェンス」

2006-06-22 23:01:38 | ご隠居のフォルダ
 はてさて、うさんくさい投資系トラバがあったりして、嬉しいやら消したいやら、まいどどうも、ご隠居です。

 今日のテーマは「デューデリジェンス」。
 デュー・デリジェンスとは、日本語で言うと「適正評価手続」あるいは「物件精査」となります。
 10円の駄菓子ならまだしも、車や家など高額な買い物をするときには、普通いろいろと調べてから買いますよね?その「調べる」ということがまさにデューデリジェンスです。

 元々は日本ではあまり普及していなかったのですが、バブル崩壊後、外資系投資家が日本に入ってくるとともに広まっていった考え方です。

 
 「一目見てビビビっときたの」などという非効率的な投資は十代で卒業してください。われわれ投資家の目的は、日ごろから繰り返しいっているように己の利益の追求です。それには、投資案件を取引前に詳しく調べるこのデュー・デリジェンスが必要不可欠なのです。


 通常、デュー・デリジェンスにおける主な調査項目を挙げると次のようなものがあります。

①物理的状況調査―みてくれがよいかどうか。顔面、身体等を客観的に判断すべきである。よくいう「恋は盲目」状態に注意するべきである。なお、身体に関しては、一瞥したのみではうまく隠蔽工作されている疑いがあることに留意すべきである。

②法律的状況調査―占有の状態、。取得見込み時に既に「彼氏彼女」という占有者がいる場合は、いない場合に比べて利益をあげる難易度、コストともに上昇するため、事前に確認すべきである。占有者名、占有者が取引案件にどれほどの権限をもっているかまで把握できればなおよい。

③経済的状況調査―どれだけの金銭調達能力があるか。可能ならば勤務先、昇進可能性も把握すべきである。女性適齢期投資家は、その後の人生まで左右されかねないので特に力を入れて調査すべきである。

 

 上記の調査を通じて得られた収支状況をもとにして、将来どれだけ自分にとって利益をもたらすかどうかという投資案件の収支予想と価格決定を行います。



 これが、デュー・デリジェンスです。

 え?常日ごろからもう実践している?それは失礼いたしました。よき心がけです。