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釜山国際映画祭グランプリは、マレーシア映画の女性監督!!

2006-10-26 01:46:02 | 韓国映画
釜山国際映画祭グランプリはマレーシア映画の女性監督作品。(周回遅れの情報となりましたが東京国際イベントを絡めまして・・)
本年の東京国際映画祭にも招待されている監督・脚本・編集:タン・チュイムイ監督の「愛は一切に勝つ」が釜山国際映画祭グランプリ(中国映画「檳榔」との共同受賞)、国際映画批評家連盟賞(FIPRESCIアワード)のニ大賞に輝いた。
(同作品は東京国際でも上映された作品でもある)

今回の東京国際映画祭の「アジアの風」としてマレーシアの映画がも数作品招待されていた。映画祭でのマレーシアの監督達の集まるセッショントークでは釜山でグランプリを獲得したタン・チュイムイ監督も参加しこの朗報を観客と仲間の監督達と喜びを分ちあった。

東京国際映画祭の「アジアの風」と称するプログラムイベントの一つとして行なわれたマレーシアの監督達のトークイベントは自国の映画環境を語り、とても興味深い話などを聞くことができた。
(マレーシアのニューウェイブと言われる若い監督達の映画に対する熱い情熱が自国の映画を支えている事が伝わる内容となった。)

マレーシア映画界の特色として、お互いが製作・演出・撮影・出演などお互い協力しあっているという。
(何か日本のインデーィズ学生映画製作のような熱いノリで突っ走っている感じを想像してしまい、何かチープと言うよりその制作体制がうらやましく感じられたのは私だけだろうか?)

          タン・チュイムイ監督

今回釜山でグランプリに輝いた「愛は一切に勝つ」の女性監督タン・チュイムイ自身も女優として多数の仲間の短編作品に主演し、自国では小悪魔的なキャラクターとしてすでに知られた顔だそうである。(何か持ち回り的な感じで個々のポジションが確立されていったという感じ^^)

アットホームな環境で作られる映画が、作品に反映され結果的に今回グランプリを獲得するような作品が生まれたのであろう。

低予算のマレーシア作品の多くは技術革新で大きく飛躍した事を語り、女性監督タン・チュイムイは とりわけデジタルビデオを開発登場させた日本の技術に感謝していたのがとりわけ印象的であった。

PS:近年日本でも女性監督の活躍の場が多くなってきた事も良いことだ。
低予算でもマレーシアの監督達のように、映画に対する熱い気持ちでぶつかって日本女性監督ここにあり示してほしいものである。

海外の映画祭でも積極的に参加し頑張って^^。(実力があれば無名の俳優でOK!監督自身あなたも無名!前へ踏み出せ!)

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タン・チュイムイ監督の「愛は一切に勝つ」
「愛は一切に勝つ」の作品紹介
(ストーリー)
地方からクアラルンプールに上京してきたアーピンは叔母が経営する食堂で働きはじめる。夜の公衆電話でアーピンはチンピラ風の男ジョンと知り合う。アーピンには故郷に残してきた恋人がいるが、友達のいない彼女は強引なジョンに次第に惹かれてゆく。孤独を慰めあう2人だったが、しかしジョンの仕事は少女を売春に誘い込むポン引きだった。アーピンは次第に夜の世界へと引きこまれてゆく…。
監督は今作品が長編デビュー作。

by 東京国際映画紹介



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1 コメント

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映画祭っていいですね。 (hoppen)
2006-10-27 01:38:25
普段、なじみの薄い国の映画も見れるし、ティーチインなどで、その国の映画事情を生で聞けたり。

映画って、世界共通の文化なんだな~、と実感します。

日本の技術が、いろんな国の映画に貢献しているなんて、なんだか嬉しい。

(私が開発したわけじゃないけど)

「愛は一切に勝つ」、出演の女優さんも魅力的ですが、監督さんもかわいい方ですね。



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