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躍進する可能性あり! 沖縄発の国際映画祭。(3)~映画産業を身近なものへと変貌させる。~

2009-03-22 00:25:14 | 韓国映画
本沖縄国際映画祭は 既存の映画祭では味わえない映画というものを身近に感じさせることの出来る市民参加型の映画祭となっており、主催する吉本興業独自の総合エンターテイメント企業にしか出来ない新たな映画祭を創造している。

映画祭に参加しているヨシモトに所属するタレント達は、既存の映画祭のように各作品の俳優達が彩りをそえるだけの参加するだけの映画祭という事で終わらず。各ポジションで映画祭開催エリアを受け持ち全体的に盛り上げる求心力的な装置としての役割を担うこととなっている。
この所属タレント達の今回の働きは、本映画祭の特徴であるのではないだろうか・・。
つまり既存の映画祭独自の業界人だけのBtoB交流の場としての機能には重点を置かず。
タレント達の求心力を利用し映画ファンだけにとどまらず一般市民も巻き込むBtoBから少しBtoCの方へと軸足を移して行く方向性が、本国際映画祭の今後の発展の一つのキーワードになるのではないかと思われた。


映画祭にお馴染みのセミナーやパーティは、メインホテル(ザ・ビーチタワー沖縄 )で開催された。



映画祭開催2日目に行われたパネルディスカッション「海外で活躍する日本の映画人」に出席した(左から) 一瀬隆重PD・紀里谷和明監督・手塚眞監督。


講習希望者は、業界人レベルではなく
北海道からロスまで遠方から駆けつける熱心な映画界を目指す若者で埋め尽くされた。
手塚眞監督は、日本人としての感覚を映画として反映すれば新たな道が開けると、3Dアニメ「アトム」のアメリカとの製作のやり取りのギャップを例に挙げ熱く語った。


挙手による質疑応答では、多くの質問が浴びせられ 時間になってもその熱気は収まる事が無く、観客の熱意に応えるための一瀬Pの時間延長の申し出もむなしく、会場の都合で質疑は打ち切られてしまった・・。

紀里谷和明監督は「自分を信じて<熱い自分自身の想い>を貫き通せ!結果・評価はその後だ!」と映画業界を目指す若い卵達へメッセージを送った。

一般の映画人を目指す若者達の熱い質疑での盛り上がりは
東京国際でもなく、今回の映画祭の今後のヒントとなるのではないだろうか?




パネルデスカッション第2弾「CG進化論」~もっと楽しくなる映画の未来~として国内屈指のクリエイターが登壇し、
参加体験型の講演として進められた。


左から樋口監督(「日本沈没」「ローレライ」他・坂口亮(「ロード・オブ・ザ・リング」「ディ・アフター・トゥモロー」他)瀬下寛之「ファイナルファンタジー」「大日本人」他)



現時点では最高水準のフランス製のモーションキャプチャーを紹介。
隣りの部屋に設置されたグリーンバックの部屋の中でリアルタイムで瞬時にキャプチャー。
凄い最先端技術に会場から驚きの声が上がる。


複製コピーも一瞬にして見せつけ一般受講者を楽しませた。





専門的なセミナー内容から一転して観客参加型のセミナーに・・。
一般市民の参加が多く子供から挙手による体験希望に応える。





浜辺沿いの特設会場では連日 各種イベントが繰り広げられ映画祭エリアを盛り上げていた。



映画祭でお馴染み映画会社のブースが立ち並ぶエリア。
沖縄コンテンツマーケット
初開催ということもあり業界間のBtoBではなく、
BtoCとした対応を各社前面に打ち出している。







物販も多いのも今までの映画祭では見られない傾向。


市民参加・体験型というのが、
今回の映画祭の特徴の一つでもある。