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50.5%海賊ダウンロードの現状。このままでは将来 韓国映像界は自滅!?

2006-09-04 00:32:20 | 韓国映画
79.1%の人がDVD発売前に映画ファィルをダウンロードし鑑賞している。
韓国・映画振興会(KOFIC)の調査。(内無料50.5%) こんな記事を目にした。


{映画鑑賞の満足度は、劇場よりもダウンロードの方が高い――こんな結果が韓国の映画振興委員会による「映画コンテンツ利用者調査」で明らかになった。

この調査は韓国の主要6都市に在住する、14~49歳の映画鑑賞経験者1,000人を対象に行われたものだ。映画を「劇場」「ビデオ」「DVD」「(地上波)テレビ」「ケーブルテレビ」「インターネットダウンロード」から、どれを利用して鑑賞するかを、多様な角度から調査したものだ。

これによると映画を見る際、もっとも多く利用するメディアは「劇場」(58.6%)だった。一方、「インターネットダウンロード」と「DVD」はそれぞれ6.1%、4.8%で、もっとも低い水準にとどまった。映画鑑賞の場合では、利便性や経済性がとくに高く評価されている。インターネットにつながりさえすれば、見たい映画を安く、あるいは無料で鑑賞できるという面が高く評価されたようだ。

映画をダウンロードして見る人たちが、映画ファイルをダウンロードする時期は、劇場公開前が20.4%、公開中が23.5%、劇場公開終了後からビデオ・DVD販売前が35.2%で、合計79.1%もの人がビデオ・DVD発売前に映画ファイルをダウンロードし見ていることが明らかとなっている。

また、映画を無料でダウンロードする人は50.5%で、有料ダウンロードする人よりも若干多く、ダウンロード方法としては「P2P」利用が51.5%と違法なダウンロードをするユーザの多さが目立っている。

ソウル市に住む大学4年生に聞いてみると「経済的な問題もある」と認めたうえで、「劇場で公開される映画が多様化する傾向にあるのはいいことだが、より多く上映しようと、上映期間が数週間と短いことも多い。それなのにレンタルビデオ屋もめっきり少なくなったので、インターネットで映画を探すことが増えた」と語った。

こうした意見について、前出の担当者は「ここ最近でマルチプレックス劇場が大幅に増えたこと、そしてインターネットダウンロードの利用増加から、レンタルビデオ屋が姿を消している」と説明している}
 引用 mycomジャーナル 佐々木朋美 2006/8/7


とにかく韓国の映画人は日本映画を観ている。最新の作品まで・・。

しかしそれは劇場でもなく・・すべてファィルのダウンロード^^。

その日本映画のジャンルは広く近年のホラー作品から日本を代表する小津・溝口・鈴木・・etc監督などの旧名作。

日本人の私自身が未だ見ていないような旧作などを韓国の人達は観ているのである。(鑑賞していない日本作品を韓国の人に問われると正直なところカッコわるいのだ^^勉強・勉強)

反対に韓国の映画人は日本以外の海外の映画はどういう分けかファィル交換等でもあまり見ていないように感じる・・・。

この事は日本の映画市場が本当に広く海外から映画が輸入されていて目に付く環境に私自身いるからかもしれないが・・韓国の人と欧米映画の話になると何か肩透かしにあう事がある。(日本はいろんな映画を鑑賞出来るほんとに良い国だ。)

韓国経済は未だ不況から抜け出さないでいると報じられている。少子化問題など日本と同じような将来的な問題もある。

世界一のインターネット大国となった韓国は近年ネットによる弊害も社会問題となっているが・・韓国のコンテンツ産業は近年ファイル交換によって自滅してしまうのでは・・と思える位 勢いがある今回の映画振興会(KOFIC)調査結果でもあった。

昔 韓国の友人から聞いた話が耳に残っている「やっぱり日本映画や日本のドラマはファイルで観ていますよ。みんな・・。でも・・少し恥ずかしい事なのですが、ネットの中では韓国映画を守るためにも韓国映画だけは劇場へ観に行こう!と韓国の人達は呼びかけあっているんですよ」

地球温暖化問題にしてもホントにヤバイと分かっていても・・経済的な損得の相互作用のために各国の足並みは揃わない・・。

ファイル交換もこれと同じような感じ・・韓国コンテンツ産業の先行きは・・・。
韓国のこれからの展開が、日本のコンテンツ産業のファイル交換問題の参考となれば良いのだが・・時代の流れの困った問題である。