メディカルツーリズム開始に向けて、政府が遂に最終ステップ!

2011-03-03 15:58:41 | Weblog
外国人抜け入れ医療機関・認証制度の準備がスタート

平成23年3月3日 木曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎

先日の厚生労働省による表記の認証制度の準備開始は、極めて大きなインパクトを、我が国の医療業界に与えるものです。
従来、医療の国際化(=メディカルツーリズム)につき消極的だと思われていた厚生労働省が、医療の国際化に向けて大きく踏み出したことは、何よりも、政府の各省庁の動きの一体化を印象付けるものです。
その結果、政府の「医療の国際化」に向けての強い決意が示されたことが明らかになり、民間側でも迷うことなく、国際化路線の推進に向けて全力を挙げることができるでしょう。
とりわけ、国際化に於いて必須の患者向け母国語への対応、即ち「多言語での診療案内や宗教への対応など、日本人とは異なる文化・背景等に配慮した、医療機関の機能整備」を必要とする旨が明示されています。
その結果、国際交流を目的に訪日する外国人に加え、例えばビジネス等で来日した外国人や、日本に在住する外国人が、安心して医療機関を受診できる環境を整備する為、外国人患者受け入れに資する医療機関認証制度が整備されることになりました。
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以上の医療機関認証制度は2012年度からスタート予定ですが、既に本年1月からは、医療滞在ビザも正式発給になっていますから、これで我が国のメディカルツーリズムに向けての準備もほぼ完成形に近づいたことになります。
もちろん、医療過誤トラブルに対処する審判機構の整備等も為されることが望ましいですが、現在の法制度が、既に裁判外での和解方式(ADR)も含んでいる以上、メディカルツーリズム向けの特別な処理システムまでは必要ではないでしょう。
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なお、多言語対応の医療通訳者の養成については、当アカデミーでは、既に約2年前より、高度な技能検定試験制度を含めた堅固な養成プログラムを英語・中国語・ロシア語の3カ国語にわたって構築しかつ実施し、既に医療通訳士1級(54名)・準1級・2級取得者を合計70名近くも輩出してきています。
そこで、今後もなお一層のこと教育事業に邁進し、全国の医療機関による優秀な医療通訳士への強い求めに応えていく所存です。どうかよろしく御願いします。

東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Email:okamura3@oksemi.co.jp
JGC&TIA事務局・藤上理奈、Email Address:fujigami@coolworldexpo.co.jp




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