震災後の医療通訳士をめぐる状況

2011-05-24 08:06:59 | Weblog
東日本大震災後の医療通訳士をめぐる状況

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、東日本大震災・原発事故と打ち続いた災難で、国民の多くが非常に慎重な姿勢、ないしは消極的な態度になっていましたが、いつまでもそういうわけにもいかず、次第に前向きな行動に出ようとする傾向も見られるようになってきました。
急速な復元状態とはいきませんが、一歩一歩の回復へと向かくでしょう。
国内のそのような状態の中で、海外に目を向けると地域毎の変化も起こっているようです。とりわけ、中国ではインフレによる消費の停滞化傾向が話題になっていますが、東南アジア諸国の一般的動向には成長の持続性が認められるようですから、全体としては、日本の復興のけん引力となることが期待されるでしょう。
東京通訳アカデミーでは、メディカルツーリズム推進準備で6月3~4日に、鹿児島県・指宿のがん粒子線治療研究センター見学に伺います。また、6月1日には、都心部(四谷)にある立派な健康診断設備のクリニックも見学に伺います。
更に、明日・25日(水)午後1時からは、当アカデミー内において、森孝様(医療法人徳州会、東京本部海外担当)からご講演を頂きます。
徳州会グループさんにおかれては、とりわけ東日本大震災における緊急支援チームの活動が、海外のボランティア組織からも大いに称賛される程に立派なものだったようです。その他、医療事業分野での突出した国際化戦略の推進には、目を見張るものがあります。
これ等の前向きな話題を活発に披露して戴き、皆さんの心中に明るい光を描いてもらいたいと希望しています。
東京通訳アカデミーでは、さらに東日本大震災後の観光業不振で失業状態のガイドその他の語学エキスパートの方々向けに、ハローワーク・基金訓練講座に「医療通訳士講座」を設置(申請)して、新しい語学分野での職種を開拓して戴くことを希望しています。
その為の企画を鋭意推進中です。
来年度からの外国人受け入れ病院の公的認証制度開始と相まって、この企画が実現すれば、多数の語学エキスパートたちにも、将来に向けた成長性と安定性のある医療通訳士と言う職種において、具体的な「資格取得」と「職場獲得」の両方のチャンスが巡ってきます。
ただ、このハローワーク・基金訓練講座においては、「一定の受講資格」が必要とされるため、受講できない方もおありになるでしょう。この方がたにおかれては、従来通り、当アカデミーが用意しています有料の講座を受講して戴くことになります。
しかし、有料コースにおいては、①週末の時間帯を利用して、②極めて少ない授業時間数と③短期間での修了が保証されるため、多忙な社会人には、この方が利用しやすいという大きなメリットがあります。
いづれにしましても、東京通訳アカデミーで学ぶことには、他の医療通訳士養成スクールにまねができない特別のメリットが多々あります。
それらのメリットの中でも、最大のものは、多額の損害賠償責任を負うかもしれない危険な医療過誤トラブルに巻きこまれる恐れを徹底的に回避する予防策や善後策を講じている[安全でかつ安心な]業務遂行システムを採用していることです。
しかも、この通訳業務上の損害賠償責任には、保険制度がないため、日々の医療通訳業務を[安全に、かつ安心して]行うシステムを採用していなければ、折角の貴重なこの職種も全く使い物になりません。
次に、東京通訳アカデミーの資格制度は、厳しい100時間の講義と模試や本番技能検定試験の結果として漸く取得されるものであって、出席だけをしていれば安易に修了証書を手にすることができる軽い研修セミナー制度とは根本的に異なります。
更には、この医療通訳士技能検定試験は、国家資格・通訳案内士の非営利活動法人である「特定非営利活動法人 日本通訳案内士連合」が主宰するものであって、民間資格とはいえ、極めて権威ある資格となっています。
そこで、医療通訳士資格を取得するなら、東京通訳アカデミーで取得するのでなければ、その資格には、安全にかつ安心して実際の仕事を為し得ない、ほとんど何の実質的意味も権威もないものでしかないと言えるでしょう。
以上を踏まえて、皆さん方には、是非とも東京通訳アカデミーで名実ともに価値のある医療通訳士資格を取得されて、公的に認証された「外国人受け入れ病院」でお仕事をして戴けますようにとお祈りしています。

平成23年5月24日 火曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
特定非営利活動法人 日本通訳案内士連合 理事長
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Email:okamura3@oksemi.co.jp












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