2013年元旦 謹賀新年 日本人宇宙飛行士が宇宙船の船長になる時代が、遂に到来

2012-12-31 20:52:00 | Weblog
2013年 元旦 謹賀新年 日本人宇宙飛行士が宇宙船の船長になる時代が、遂に到来

宇宙飛行士の若田光一さんが、2013年末から4度目の宇宙飛行へ向かう。しかし、これまで3度の飛行とは責任の重さが違う。日本や米国、ロシアの6人が集う国際宇宙ステーション(ISS)で、彼らの命を預かる船長を日本人で初めて務める。船長は、過去に延べ35人いるが、米ロ以外では欧州とカナダ出身者しかいない。1996年の初飛行から16年が経つ日本のエースが新たなリーダー像を見せる。

このニュースは、日本人がその活躍舞台に全く新しい「地平線」を作り出したものとして決して忘れられないものである。
日本単独での宇宙船打ち上げはなく、日本人宇宙飛行士は、いつでも国際宇宙船でのお手伝い役としての脇役でしかなかったのだ。
それが、約1年後に予定されている宇宙探検では、遂に、宇宙船と米ロを含めた国際色豊かな隊員たちの運命を握る大役である国際宇宙船の船長として抜擢されるに至ったのだ。

ここに於いて、日本人で次の世代を担うべき若者たちが目指すべきものは、国際宇宙探検旅行において火星や他の星への着地を目指す冒険に参加できる能力と技術を磨いていくことである。
そのために、早くから英語で直接的に理科や数学・異文化などを学び、理科系知識を英語で理解するとともに、外国人との間でのコミュニケ―ション能力を深化させる「技」を開発する努力が必要でしょう。

このことと、日本語で理科や数学を学んでいくことも同時的に進行させて良いとは思われるけれども、母国語以外の英語で理科や数学を探求することについては、非常な面白味が感じられます。なぜなら、それらの内容理解や言語理解に際しては、多くの疑問がありそれらを解いていく過程にこそ、謎解きの面白さや興味が湧くのであって、いわば探偵・推理小説を読むのと同じ興奮を感じるものなのです。 

しかも、宇宙旅行や生物・化学・物理・地学・数学などの分野での未知の領域への探検や研究では、下記≪参考資料≫を見ても、一般的に、米国やヨーロッパ諸国の実績や研究がかなり進んでいると言えるのです。
そこで、英語で直接的に科学分野の記事を読み、思索を重ねる姿勢を身に着けることは、日本語を介して読んで理解に努める手間を省き、おおいに時間の節約と学習効率の良さとに貢献すると言えるのです。
「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SESでは、そのような効率の良い学習・研究姿勢の養成と確立とを、青少年の少しでも早い時期からスタートして、将来の才能開花につなげていこうと考えています。

平成25年1月1日 火曜日
岡村寛三郎(医療通訳士の学校「東京通訳アカデミー」理事長)
「英語で理数科と異文化」を教える学習塾“Science in English School”=SES
〒101-0052東京都千代田区神田小川町3丁目8番 神田駿河台ビル8階
電話03-5577-6373 Fax.03-5577-6372 イ・メール:okamura3@oksemi.co.jp


   
 ノーベル賞受賞者の国別ランキングを掲げる。

ここでは自然科学系3分野についてのランキングを掲げ、文学賞、平和賞、経済学賞は対象から省いている。また複数の国籍の人物については出生国にカウントした。
 ノーベル賞発足からの累計では、米国人が239人 と総計552人の43.3%と4割以上を占め最も多い。特に戦後だけをとると米国人が221人であり、総計411人中53.8%と5割を超えているのが目立っている。
 米国は2008年物理学賞の南部陽一郎博士のように海外育ちだが米国籍を取得した多くの学者を擁しており、その点からも獲得数が多くなっている。ニューヨーク・タイムズ(電子版)でも2008年の物理学賞を「米国人1人、日本人2人が受賞」と報じたという(東京新聞2008.10.9)。
 第2位以下は、英国、ドイツが60人以上、そしてフランス、スウェーデン、スイスと続き、日本は14人で、オランダ、旧ソ連と並ぶ第7位となっている。南部氏を入れ日本人では15人である。
 戦前はドイツが最も多く、英国、米国、フランスと続いていた。
 戦後だけとりあげると日本は第5位である。2008年の3人受賞により、スウェーデン、スイス、旧ソ連を抜き、前年の8位から第5位に浮上し、2010年の2人受賞により、フランスと並ぶ第4位となったが2011年にフランス人が受賞したので再度5位となった。
 今世紀に入ってからは、米国の44人に次ぐ8人と英国と並んで世界第2位であり、4位のドイツ、フランス5人をかなり上回っている。最近の日本人の受賞実績は高いことがうかがえる。
 賞別には、総数では医学・生理学賞が199人、物理学賞が192人、化学賞が161人の順であるが、日本は医学・生理学賞は1人と少なく、物理学賞6人(南部博士を加えると7人)、化学賞が7人となっている。(2012年にさらに2人目の医学・生理学賞受賞)

日本人ノーベル賞受賞者一覧
順番 年度  氏 名  
自然科学分野3賞
  物理学 化 学 医学・生理学
1 1949 湯川秀樹     
2 1965 朝永振一郎     
3 1973 江崎玲於奈     
4 1981   福井謙一   
5 1987     利根川進
6 2000   白川英樹   
7 2001   野依良治   
8 2002 小柴昌俊     
9 2002   田中耕一   
10 2008 南部陽一郎     
11 2008 益川敏英     
12 2008 小林誠     
13 2008   下村脩   
14 2010   鈴木章  
15 2010   根岸英一  
16 2012     山中伸弥
その他3賞
  文 学 平 和  経済学
1 1968 川端康成    
2 1974   佐藤栄作  
3 1994 大江健三郎  
 
(注)国別カウントでは米国となっていた南部博士をここでは日本人として掲載。
 なお、日本人には平和賞と文学賞の受賞者はいるが経済学賞の受賞者はいない。
(2007年9月20日収録、2008年10月5日・10月9日更新、2011年10月4日更新、2012年10月7日更新、10月8日更新)


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