観光客と在留外国人の大幅減少と今後

2011-04-17 11:15:34 | Weblog
観光客・外国人の大幅減少と今後

未曾有の規模での震災と原発事故の影響で、外国人相手のビジネスは、とことん厳しい状況になっています。日本人相手のビジネスすらも、急速な消費活動の収縮で大きな打撃を受けています。
しかし、ビジネスの復活を祈り、じっと待機するばかりでは、いつまでも春は来ません。
ビジネスは、季節の移り変わりのような決まり決まった自然の循環現象ではありませんから、時代的・社会環境と人々の情熱や知恵と工夫がうまくマッチングした時に初めて成長します。
メディカルツーリズムは、基本的に、アジアや欧米のほとんど世界各国で広く行われて成長している産業ですから、メディカルツーリズム自体の盛衰は、今回の日本の震災や原発問題とは関係ありません。ところが、我が国では、その準備が整いつつあるときに大きなカウンターパンチを浴びた格好ですから、そのダメージを払しょくするように全力を挙げなければなりません。
ちなみに、我が国の現下の状況は、大勢の被災者への手当てがとても忙しいにしても、やがては回復して今ほどには病院を必要としなくなるでしょうし、在留外国人が減少したままでは、長期的傾向としての少子高齢化現象や短期的な震災不況とが重なり合い、病院への依存者数が益々減少する傾向になりかねません。
それでは、震災前よりも厳しい環境となり、病院経営への圧迫度は更に強まりかねません。
その時、ますます外国人受け入れへの必要性や需要は緊迫度を伴って高まってくるでしょう。この先数年間の医療業界の情況を推察すればこうなります。
かくて、我が国の医療業界を襲いかねない苦境を緩和し、改善方向へと導いていくためには、メディカルツーリズム推進は喫緊の課題です。
さあ、そこで、外国人の間に根付いた不安感払拭と日本離れの傾向をどうやって改善する方向に導いていくかと言えば、これは無限に方策が可能でしょう。
抽象的にいえば、先ず国内在留の外国人と仲良くする為に、以前よりも積極的に言葉かけや交流の頻度を上げていくことであり、次に、外国に在留の方々向けにも、より密度の濃いEmail交換などを通して、交流の中身に工夫を凝らしていくことでしょう。
とりわけ、原発事故や放射能の問題などを通して、日本単独の思考や形式・行動には全く価値がなく、「世界の国々の仲間の一国である日本」としての思考や行動への変化が不可欠になってきている以上、日本国内の規準にのみ依存する認証では、世界の人々からの信頼を獲得するには足りないことが明らかになってきていますから、今後は、国際病院評価機構のJCI認証の重要性は、いやがうえにも高まっていくことでしょう。
この時、医療英語等に堪能な医療通訳士の重要性は、言うまでもありません。
そこで、東京通訳アカデミーでは、国際マーケット開拓研究会でのセミナー開催、英語・中国語・ロシア語などでの医療通訳士講座やメディカルツーリズム管理者講座の運営を通じて、更に前向きに外国人との交流が盛んになるように、工夫と努力の限りを尽くしていきたいと考えています。
幸い、銀座校開校記念行事として、4月23日(土)と5月7日(土)、午後3時~6時においてメディカルツーリズムや医療通訳士の現況と将来についての解説セミナーを行う機会がありますので、是非とも御参加下さい。

参加のお申し込みは、次の事項をJGC&TIA事務局・岡村寛三郎Email Address:okamura3@oksemi.co.jp宛にお送り下さい。
① 名前 ②〒と住所 ③連絡電話番号 ④メールアドレス ⑤主な学歴・資格

平成23年4月17日 日曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒104-0061東京都中央区銀座1丁目14番4号プレリー銀座ビル4階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Email:okamura3@oksemi.co.jp

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