メディカルツーリズム準備の新たな段階、ロシア人医師団の訪日

2011-02-22 07:05:24 | Weblog
メディカルツーリズムに、大手企業も関連部門を通して本格参加

メディカルツーリズムについては、早くから中小規模や個人の旅行業者の参画が見られましたが、次第に大手企業の旅行関連グループ会社も取り組み始めた模様です。
一部医師のメディカルツーリズム反対と言う意見もあるけれども、上記の結果、企業の規模に関わらず、広範囲に医療の国際化に向けての活動が明確化してきました。
そこで、日本のメディカルツーリズムの特徴・魅力を今まで以上にしっかりと確認・方向づける必要が出てきています。
アジアなどのメディカルツーリズム先進国では、様々な病気の治療や歯科・美容整形等の分野にまで広げての医療サービスを集客の種としていますが、同じく日本でもこれらの診療科目等をメディカルツーリズムでの集客の主な要因とするのか、日本が得意とする健診分野をも併せて加えるのかという問題が浮上してきています。
と言うのは、とりわけ癌検診について、その効果を疑問視する意見が医療専門家の一部から提出されているため、この意見との整合性を図る必要があるのではないかと言う問題意識が浮上しているからです。
とはいえ、具体的にがんが発見され、それによる痛みの発生や転移などの新たな事態が生じていれば、それらに応じた処置が必要なので、がん治療そのものの必要性や治療法の研究・改善等が依然として重要課題であることには変わりはありません。
その場合、要点は、抗がん剤の副作用や手術による患者の身体の弱まりと言った難点を如何に解消するかと言った課題の追求が重要です。
ここにおいて、粒子線治療という新たな手法・分野の開発が活発化している原因があります。科学も・医学も日進月歩で、急速に発達していますから、我が国諸施設のその先進性を外国の人たちにも大いに知らしめて、利用度を高める努力が求められます。
韓国が、ロシア極東地区に病院の出先機関を作って、患者獲得の有力手段にする準備が整ったと言うニュースが入ってきていますが、我が国には、4月半ばに、ロシア人医師多数(26名)が訪日し、医療施設やサービス等を見学する希望を持っているとのニュースが入ってきていますので、依頼を受けた当アカデミーでは、どこにご案内してPRに努めるのか、慎重に企画して日本のメディカルツーリズムを深く理解してもらう絶好の機会として活用したいと考えています。

平成23年2月22日 火曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
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