九州南部三県でのトライアングル・メディカルツーリズムへの期待と実践

2011-01-25 18:32:42 | Weblog
九州南部三県のトライアングル・メディカルツーリズム

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、我が国でも、漸くメディカルツーリズムの誕生から成長期へと移行を始めたことを実感しています。
しかし、メディカルツーリズム先進国であるタイランドやシンガポールでは、政府による各種の支援策の下において、ホテル以上ともいわれる豪華な設備を誇り、多数のセールスマン派遣や日本をも含めた外国での恒久的な出先機関設置等をも同時に推進しながら外国からの集客に万全を期しています。
我が国でも、医療滞在ビザの正式発給等に象徴されるように政府の支援も明らかな今、東南アジアのメディカルツーリズム先進国に負けずに、海外からの集客を望むなら、先進国には見られない「医療レベルやサービス面」での特徴作りに励む必要があるでしょう。
その場合、医療サービスの価格面も決して無視はできない競争要因ですが、シンガポールにおいて、既に米国の医療水準の7割、タイに於いてその5割に達していると言うインタ―ネット上の記事をみれば、我が国の医療水準が、一般的にはそれらと同等以下程度に安いことと比較して、この点については国際競争力があるとみて良いでしょう。
そこで、競争要因の根幹は、医療サービスの中身に絞られるでしょう。
つまり、医療技術面での先進性や高度性如何に掛かってくるでしょう。この時、我が国には、多くの分野での世界最先端の科学技術力を背景に、世界の水準に比べても十分に優位を誇れる医療技術や医療用装置・器具などがあり、大いに自信を持って世界からの集客に努めることができるでしょう。
その時、九州南部での医療施設の現状や今後の活躍には、大いに期待が持てます。
例えば、乳がん治療に限ってみても、本年4月に鹿児島県指宿にオープンする「がん粒子線治療研究センター」における世界初の粒子線照射の試みがあり、宮崎市「ブレストピアなんば病院」における高度な治療実績も指摘できます。
のみならず、九州南部には、宮崎県のスポーツ・温泉保養の名所:シーガイアがあり、鹿児島県には、活火山の桜島と指宿など多数の名湯、太古からの森林を誇る世界自然遺産の屋久島があり、沖縄には、熱帯地方に負けない青い海とサンゴ礁や美しいビーチがあり、
これ等が相俟って、文字通り豊かなリゾート天国を形成しています。
ちなみに、メディカルツーリズム推進に於いて中核的な要素である我が国医療の先進性や高度性は、国外に於いてはほとんど知られていないと他国から厳しい評価を受けることもしばしばですが、今日、“Medical Tourism Japan”というインターネット上の英語サイトを運営し始められたM.K.氏の才能とご努力のお陰で、急速に衆知の範囲や程度も向上しています。そのM.K.氏によれば、その結果、日本の医療サービスや医療機関への海外からの具体的な問い合わせも次第に増えていて、日本のメディカルツーリズムへの期待が日増しに大きく膨らんで来ているとのことです。
かくて、我が国の最大の弱みと言われていた、世界標準語の英語サイトでの広報も、大きく飛躍の兆しがあり、高度な医療サービスのレベルと豊かな観光・保養資源とを併せ持つ日本のメディカルツーリズムは、その準備段階をほぼ終えて、いよいよ集客を実際に進める最終段階に入っていると言えます。
ここに於いて、東京通訳アカデミーでは、自らが主宰する「国際マーケット開拓研究会」(2月9日・水曜日、午後2時~5時))において、集客・送客担当のアレンジ事業者さん向けに、メディカルツーリズム関連の各事業者・患者・病院間の諸契約につき、自作のサンプルを通じて徹底的な解説・研究会を開催します。
更に、当日の午前11時以降の時間帯では、医療の国際化に積極的な病院さんによるプレゼンテーションも併せて行います。
なお、当日は、午前・午後の部に於いて、()インターネット上での人気サイト”Medical Tourism Japan”運営のM.K.氏や、()事業会社“Japan Medical Tourism Inc.”を経営されつつ、文字通りに世界を駆け廻っておられる米国人ビジネスマンのE. G.氏も参加されますから、昼食時の懇親会なども含めて、極めて貴重な交流機会をご活用いただければ誠に幸いです。

平成23年1月25日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
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JGC&TIA事務局・藤上理奈、Email Address:fujigami@coolworldexpo.co.jp