絶対的幸福と相対的幸福(あんしん&安全) 全ての人間は尊厳を持っており、敬意と尊敬に値いします。

安全とはリスクが受容できるレベルより低いこと。
安心とは、リスクの存在を忘れることができている心理状態。

歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学 「Stop the War !」-14 2014年3月17日~3月23日 No.94~No.100

2024年03月23日 13時27分55秒 | ウクライナから学ぶ平和学(Stop the War !)

歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学
「Stop the War !」-14
2014年3月17日~3月23日 No.94~No.100

プーチンは中国に隷属することなく、いつまで
どれくらいに支援を受けることができるのか?
 長期戦になったらどこまで隷属しなくて済むのか?
 プーチンはいつまでロシア少数民族を主体とした
兵力派兵政策を行うことができるのか?
 長期戦になった場合、都市部からの若者徴兵に
踏み切らざるを得ないのではないか?
 いずれにしても長期戦になればなるほどプーチン
のジレンマは表面化してくる。
 そしてウクライナは長期戦に耐えきれるのか?
 西側諸国が長期戦への支援に耐えきれるのか?

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尾崎 コメント:戦争を無くすことはできるのか?
ウクライナから学ぶべきことは、あらゆる戦争の
勃発をプーチンの侵略意図から読み解くことが重
要と思われます。
 そして100年単位の長い時間軸で戦争を考えるこ
とも必要かと思います。

 戦争原因を、仕掛ける方のリーダー(今回はプ
ーチン)側から考察すると次の三項目が原因とな
っていると断定しているのが、リチャード・ネッ
ド・ネボー教授(ケンブリッジ大学・戦争学)で
す。
1-恐怖
2-威信
3-欲望
 教授は両親を第二次大戦で亡くし、米国亡命で
一人生きながらえた経験から戦争防止に研究没頭
された方です。 
 私はネボー教授のこの意見に同意します。

------------------------------

尾崎 コメント:  
94-もしかするとプーチンとウクライナ政策を立
案した人たちは、想像力の源となるような性質
の苦痛や悲劇を経験してこなかったのかもしれ
ない。
 いやプーチン独裁専制の元では「ウクライナ政
策を立案」者さえいなかったかも知れない。
 彼らの成功とヴィジョンは、ロシアにおける独
裁政権経験に基づくものに限定されていたかもし
れない。
 ウクライナの人々に対する分別と苦難に対する
想像力がなければ、知性そのものは空しいもので
あることにプーチン政権の誰も気がつかなかった
故に、ウクライナ侵略は始まった可能性がある。


---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-94
第四幕-ジョンソン政権-24
 もしかするとリンドン・ジョンソンと彼の大統
領在任期間中にベトナム政策を立案した人たちは、
想像力の源となるような性質の苦痛や悲劇を経験
してこなかったのかもしれない。
 彼らの成功とヴィジョンは、米国における経験
に基づくものに限定されていた。
 既に手遅れの状態になるまで、国家は人間のよ
うに死ぬこともあるのだということに、誰も気が
つかなかった。
 分別と苦難に対する想像力がなければ、知性そ
のものは空しいものであることに誰も気がつかな
かった。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P226より
------------------------------

尾崎 コメント:  
95-ロシア帝国の再建。ウクライナは元々ロシア
の一部であった。それを元に戻すだけの侵略。
 ウクライナの人々から言わせれば、これら全
てはプーチンの病的「妄想」である。
 しかしロシアにおいては、大統領が妄想に陥っ
たことを確信し、公式の場で戦争について大統領
に反対するようになり、ついには2024年にプーチ
ンが大統領に再選されることを阻止する方向に向
けて動く気配は、独裁専制政権において全くなか
った。


---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-95
第四幕-ジョンソン政権-25
 ベトナム戦争が最高潮に達したときのジョンソ
ンの人柄について、リチャード・グッドウイン
(ジョンソンの補佐官)が分析しているくだりで
ある。
 彼が述べるには、大統領は要するに恐らく医学
的に見て偏執疾患者であっただろうということで
ある。
 多くの偏執疾患者と同様に、ジョンソンは生活
の大半を苦痛と共存しつつ、何とかしのいでいる
ようであった。
 しかし、戦争の緊張が高まるにつれ、彼は根拠
のない陰謀への憤りと恐怖に取り衝かれるように
なった。
 グッドウインはすでに1965年の段階でジョンソ
ンの奇矯な行動を恐れるようになり、精神分析医
に大統領の「散発的な偏執的混乱」について相談
していたことを明らかにした。
 (中略)
 グッドウインは、大統領が精神不安定に陥った
ことを確信し、公式の場で戦争について大統領に
反対するようになり、ついには1968年にジョンソ
ンが大統領に再選されることを阻止する方向に向
けて動き始めた。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P227より
------------------------------

尾崎 コメント:    
96-ロシアの片隅にいる少数異民族から兵を募って
ウクライナに派兵しているという情報もある。
 正面きってロシアの都市から兵を募りづらいと
いう負の側面を少数異民族の方々が担っている構
図である。
 プーチンという一個人がロシアの政治体制の中
で良かれ悪しかれ、巨大な権力を持つことができ
ることに対する不安はロシア国内で深まるばかり
である。

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-96
第四幕-ジョンソン政権-26
 むろんグッドウインの主張はすべてが立証可能
なものではない。
 しかし、リンドン・ジョンソンと同時代を生き
た思慮深い人物が、戦時において狂気に墜ちてい
く大統領像について冷静にかつ信憑性のある描写
をしている事実は、人を一瞬立ち止まらせ、安易
に忘却できるものではない。
 一個人が米国の民主主義の中で良かれ悪しかれ
巨大な権力を持つことができることに対する不安
は深まるばかりである。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P227より
------------------------------

尾崎 コメント:    
97-まさに大統領選の終わったプーチンにとって、
大統領在任期間中は、「名誉ある平和」による
戦争収拾の苦しい手探りが続いる。
 短期間の軍事作戦から長期の戦争への変更と
いう失敗。
 NATO拡大防止目的のウクライナ侵攻だったの
にスェーデンとフィンランドのNATO加盟という
大失敗。
 そして予想外の西側諸国のウクライナ支援。
 大統領の地位を保ちながらの平和解決は、
ウクライナにとってはあり得ないことである。
 ベトナムが長期間にわたって戦い続け米国
という大国に勝利した事例をウクライナは受
け継がざるを得ないのではないのではないか?

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-97
第五幕-ニクソン政権-1
 リチャード・ニクソンの大統領在任期間中は、
「名誉ある平和」による戦争収拾の苦しい手探り
が続いた。
 ニクソンとその外交政策の中心となったヘンリ
ー・キッシンジャーは、米軍戦闘部隊を撤退させ、
戦争を徐々にベトナム人に引き継がせていくとい
う「ベトナミゼーション」という方法を考案した。
 米国は、強固で安定した親米的な反共主義の南
ベトナム政府をサイゴンに残していくことを希望
していた。
 戦争の中心的問題は相変わらずであった。
 要するに誰がサイゴンを治めるのかということ
である。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P228より
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尾崎 コメント:    
98-米国の国力の衰退化によってプーチンが攻撃
をしかけたという点もあるかも知れなかった。
 しかしながらNATO諸国の結束力は以外と効果を
発揮し、フィンランドやスェーデンの加盟により
ロシアはバルト海においては軍事面で不利になっ
てきた。
 そしてロシアそのものの国力は果たして何年
持つのかという問題も、長期戦となると重要に
なってくる。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-98
第五幕-ニクソン政権-2
 1969年6月、米軍地上部隊が撤退を開始した。
 最大時には五十四万千五百を数えた兵力からまず
二万五千名が削減された。
 撤退が軌道に乗ってきた頃、「ベトナミゼーショ
ン」戦略の重大な弱点が明らかになっきた。
 それは米国の力が徐々に衰退しており、共産軍は
米国の威信に頼っている南ベトナム政権を攻撃し覆
滅させられるほどの能力を有するようになっていた
ということである。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P228より
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尾崎 コメント:    
99-プーチンは中国に隷属することなく、いつまで
どれくらいに支援を受けることができるのか?
 長期戦になったらどこまで隷属しなくて済むのか?
 プーチンはいつまでロシア少数民族を主体とした
兵力派兵政策を行うことができるのか?
 長期戦になった場合、都市部からの若者徴兵に
踏み切らざるを得ないのではないか?
 いずれにしても長期戦になればなるほどプーチン
のジレンマは表面化してくる。
 そしてウクライナは長期戦に耐えきれるのか?
 西側諸国が長期戦への支援に耐えきれるのか?

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-99
第五幕-ニクソン政権-3
 ニクソン大統領の問題の対処方法は二つあった。
 ラオスとカンボジアへ地上兵力を侵攻させて共産
主義者たちの聖域を破壊することと、爆撃を通じて
空軍力の信頼性を高めることである。
 かくして米国の地上戦闘への参加は徐々に減退し
ていったが、空での戦いの度合いは、それまでにな
いほど峻烈なものになっていった。
 こんこような方針は、ベトナムにおける米国の本
質的な使命を信奉してはいるが、さらなる米国人死
傷者を出さずにゴールを目指したいとする、ニクソ
ンのジレンマが反映された結果であった。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P228より
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尾崎 コメント:    
100-ベトナム戦争においては、五人もの大統領が
この戦争をフランスから共産主義との闘いという
大義名分の元に引き継いだ。
 ベトナム戦争においては、五人もの大統領が悲
劇の主人公でもあった。
 ウクライナにおける現在の戦争がベトナムのよ
うに長期戦となれば、そここそロシアの大統領に
とっては悲劇となる。
 プーチンが恐れているのはこの点である。
 まず自分自身が追い詰められたくない、追い詰
められ事故破綻したくない。
 それ故、現状でお偽の「和平」を望んでいる。
 問題は本当に長期戦になった場合、ロシア大統
領としてプーチン以外に引き継げる者がいるのだ
ろうか?


---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-100
第五幕-ニクソン政権-4
 1970年5月、ニクソンは北に対する大規模爆撃の終
了を宣言した。
 そして六月になるとカンボジア侵攻の成功を公表し
た。
 上院はトンキン決議を撤回し、将来にわたる議会承
認のないなでの軍事作戦を禁止した。
 今や米軍戦闘部隊は四十万にに減っていた。
 1971年、ベトコンと、縮小する米軍とその同盟国が
南ベトナムで戦っている一方、パリにおける和平交渉
は長引いていた。
 同年末までにさらに二十万の米兵が本国へ帰還した。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P230より
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3/17-ウクライナ支援 新着情報
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コメント
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歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学 「Stop the War !」-13 2014年3月10日~3月16日 No.87~No.93

2024年03月16日 11時52分05秒 | ウクライナから学ぶ平和学(Stop the War !)

歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学
「Stop the War !」-13
2014年3月10日~3月16日 No.87~No.93

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尾崎 コメント:戦争を無くすことはできるのか?
ウクライナから学ぶべきことは、あらゆる戦争の
勃発をプーチンの侵略意図から読み解くことが重
要と思われます。
 そして100年単位の長い時間軸で戦争を考えるこ
とも必要かと思います。

 戦争原因を、仕掛ける方のリーダー(今回はプ
ーチン)側から考察すると次の三項目が原因とな
っていると断定しているのが、リチャード・ネッ
ド・ネボー教授(ケンブリッジ大学・戦争学)で
す。
1-恐怖
2-威信
3-欲望
 教授は両親を第二次大戦で亡くし、米国亡命で
一人生きながらえた経験から戦争防止に研究没頭
された方です。 
 私はネボー教授のこの意見に同意します。

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尾崎 コメント:
87-ウクライナでいまだにはびこる「汚職構造」。米国と
いえどもこの問題を完全に解決しない限り、支援は滞る
ことになる。
 ベトナム戦争並みの厳しさになっていることをウクラ
イナの政権幹部は分かっているのか?
 プーチンはこの敵対者(ゼレンスキー)を、のロシア
のあらゆる政治技術を用いて懐柔いしょうとした。
 軍事力が有効に機能しない時には、彼を操作しようと
試みた。
 しかし、爆撃もドル札もウクライナの人々には効き目
がなかった。
 プーチンは交渉に応じない相手を理解することができ
ず、また唯一保有する強制手段である軍事力の使用でも
脅すこともできなかった。
 プーチンの残す道はウクライナ政府幹部への「賄賂・
汚職推進」であった。

 これが意外に効果があったということがないように、
西側諸国は毅然とゼレンスキー政府幹部に意見をいう
べき。
---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-87
第四幕-ジョンソン政権-17
 ジョンソン大統領はこの敵対者(ホーチミン)
を、米国のあらゆる伝統的な政治技術を用いて懐
柔いしょうとした。
 軍事力が有効に機能しない時には、彼を操作し
ようと試みた。
 しかし、爆撃もドル札もホーチミンには効き目
がなかった。
 ジョンソンは交渉に応じない相手を理解するこ
とができず、また唯一保有する強制手段である軍
事力の使用でも脅すこともできなかった。


「なぜン国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P223より
------------------------------
尾崎 コメント:    
88-プーチンは負けられないと思っていたため、
その段階でもまだウクライナに爆弾を落とし続け、
さらに兵士を送り込み、死に追いやっていた。
 彼はロシアがウクライナで戦うのは、私心が無
く理想主義的な理由(東部地域の親ロシア派を守
る)によるものなのだと信じることによって自己
防衛をしていた。
 信頼性のギャップは、現実のギャップとなる。
 嘘の純真神話が、にウクライナおいてロシアが
大規模な破壊を、慈善と必要性の名の下に行うこ
とを可能にした。(西側諸国は避難している)
 次第に戦いの方法は恐るべきものとなり、その
結果を正当化することがますます難しくなってい
った。
 ウクライナにおける戦争は、最終的には堕落した
ロシア正教の十字軍と化してしまった。


---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-88
第四幕-ジョンソン政権-18
 ジョンソンは負けられないと思っていたため、
その段階でもまだ北ベトナムに爆弾を落とし続け、
さらに兵士を送り込み、死に追いやっていた。
 彼は米国がベトナムで戦うのは、私心が無く理
想主義的な理由によるものなのだと信じることに
よって自己防衛をしていた。
 信頼性のギャップは、現実のギャップとなる。
 嘘の純真神話が、インドシナにおいて米国が大
規模な破壊を、慈善と必要性の名の下に行うこと
を可能にした。
 次第に戦いの方法は恐るべきものとなり、その
結果を正当化することがますます難しくなってい
った。
 ベトナムにおける戦争は、最終的には堕落した
十字軍と化してしまった。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P223より
------------------------------

尾崎 コメント:    
89-戦争の行く末は最終的には指導者の「人間性」
によって決まる。
 このことは米国相手に戦った「ホーチミン」の
ひととなりを見ればわかる。
 まさにウクライナ政府幹部に必要なのはベトナ
ム戦争から「ホーチミン」から学ぶことである。
 汚職疑惑でEU加盟を遅らせている場合ではない
のである。
 ゼレンスキーは、西側諸国の操り人形に過ぎな
いというプーチンのイメージとは大きく異なる人物
であって欲しい。
 ゼレンスキー政府幹部の最も特徴的な資質は、買
収されないことであって欲しい。
 そうでなければ、兵力の追加温存は無理である。
じり貧の戦場がまっているだけである。
 まさにプーチンの思う壺である。


---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-89
第四幕-ジョンソン政権-19
 ホーチミンは、毛沢東の操り人形に過ぎないと
いうジョンソンのイメージとは大きく異なる人物
であった。
 (中略)
 1954年にディエンビエンフーでフランスに勝利
した後、ホーチミンはベトナム人から畏敬の念、
のみならず、第三世界全体において特別な尊敬の
念を勝ち取っていた。
 毛沢東は単に、国民政権というもう一つの中国
人の陣営を打ち破ったに過ぎない。
 しかしホーチミンは強力な西洋国家に打ち勝っ
た人物であった。
 しかしながら、ホーチミンの最も特徴的な資質
は、買収されないことであった。
 (中略)
 彼は高い地位に上がれば上がるほど、権威の装
飾から目を背けるようになっていった。
 彼は記念碑、元帥の軍服、将軍の星の階級章を
遠ざけ、常に質素な軍服を好んで身にまとってい
た。
 ジョンソンが嘲笑した「黒いパジャマ」は、実
際には彼の強さの源であり、彼を愛し、彼に心服
した小作農民たちとの親密さを象徴するものであ
った。
 成功の秘訣は、民衆の間を謙虚に歩き回れる彼
の能力であった。
 ホーチミンは警察の先導によるパレードや外国
人顧問の手によって、人民から引き離されること
はなかった。 


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P224より
------------------------------]

尾崎 コメント:    
90-プーチンはゼレンスキー政府幹部に対して、
強者(兵力差10倍?)が弱者を圧倒する方法で
臨んだ。 
 ウクライナにおいては徴兵拒否者がロシアに比
べてどれだけ少ないのか?
 徴兵拒否における賄賂がどれだけロシアに比べ
てどれだけ少ないのか?
 負ければ、プーチンによる奴隷化は目に見えて
いるなかで、ウクライナの政府幹部はどこまで弱
者が強者に勝つ戦略で打ってでるのか?
 

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-90
第四幕-ジョンソン政権-20
 ホーチミンは小作農であった先祖と同様のベトナ
ム人であり続けることで、革命を継承する資格を
得て、ベトナムからフランス、そして米国を追い
出したのである。
 ソヴィエトの共産主義者たちは彼の強さを認識
していた。
 ベトナムの共産党はスターリンの時代ですら、
少しも粛清されることなく生き残ったのである。
 ホーチミンのリーダーシップには、スターリン
ですら干渉できなかった。
 (中略)
 ジョンソンはホーチミンに対して、強者が弱者
を圧倒する方法で臨んだ。 


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P224より
------------------------------

尾崎 コメント:    
91-(プーチンはウクライナに対して、強者が弱者
を圧倒する方法で臨んだ。)
 プーチンは意志を以て敵を屈服させることが
可能であり、それによってウクライナの人々に苦
痛、死、物理的破壊を忌避させることができるも
のと信じていた。
 この戦略は、豊かで命を惜しみ苦痛を恐れる者
に対しウクライナの人々に対しては有効なもので
あろうか?
 果たしてその存在に、プーチンは弱者のパワー
を目の当たりにするだろうか?
 弱者は理屈では説明できないほどの闘争、忍耐、
死の意志を示すことでプーチンを拒絶した。


---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-91
第四幕-ジョンソン政権-21
(ジョンソンはホーチミンに対して、強者が弱者
を圧倒する方法で臨んだ。)
 ジョンソンは意志を以て敵を屈服させることが
可能であり、それによって北ベトナムの人々に苦
痛、死、物理的破壊を忌避させることができるも
のと信じていた。
 この戦略は、豊かで命を惜しみ苦痛を恐れる者
に対しては有効なものであった。
 しかしベトコンの存在に、ジョンソンは弱者の
パワーを目の当たりにする。
 弱者は理屈では説明できないほどの闘争、忍耐、
死の意志を示すことで米国大統領を拒絶した。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア-悲劇」P225より
------------------------------

尾崎 コメント:    
92-ウクライナ兵への捕虜への尋問の際に、このこと
(弱者は理屈では説明できないほどの闘争、忍耐、
死の意志を示すことでプーチンを拒絶した。)が、
繰り返し見られているかと思う。
 しかしながらウクライナ兵の方々が全員「もし
もより多くの ロシア兵がやってきて、もっと多く
の大型爆弾が落とされるようになったらどうするつ
もりだと聞かれた時、捕虜たちはしばしば悟りを
開いたように無感情な態度で「それなら我々全員が
死ぬまでだ」と述べるとまでいくだろうか?
 ロシアと戦うことはこれくらいの悲惨さが伴って
いる。
 ゼレンスキー政府幹部たちはこのことが分かって
いるだろうか? 
 ベトナム戦争からぜひ学んで欲しい。


---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-92
第四幕-ジョンソン政権-22
 捕虜への尋問の際に、このこと(弱者は理屈では
説明できないほどの闘争、忍耐、死の意志を示すこ
とで米国大統領を拒絶した。)が、繰り返し見られ
た。
 もしもより多くの 米兵がやってきて、もっと多
くの大型爆弾が落とされるようになったらどうする
つもりだと聞かれた時、捕虜たちはしばしば悟りを
開いたように無感情な態度で「それなら我々全員が
死ぬまでだ」と述べた。
 このような抵抗がリンドン・ジョンソンを、最大
級のエスカレーションを実施するという正面切って
の脅しへと駆り立てた。
 当時の流行語で言えば、北ベトナムを爆撃によっ
て石器時代に戻す、もっと単純に言えば、大虐殺を
行うと脅したのである。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P225より
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尾崎 コメント:    
93-戦争の深淵を覗き込んだ後、プーチンはヒト
ラーや広島を思い出してためらうようになった
だろうか?
 自国が攻められたら核攻撃も辞さないとプー
チンは恐怖のあまり発言している。
 だがその他に残された手段は、プーチンにとっ
てはアフガニスタンのように撤退しかなかった。
 しかし撤退は敗北を意味する。
 その一方で、巨大な軍事エスカレーション
(核戦略)もプーチンの敗北を意味する。
 なぜならばロシアの精神が負けたことになり、
国内社会の一体性が完全に破壊されてしまうか
らである。
 このようにしてゼレンスキー政府幹部の弱者の
戦略はジョンソンの強者の戦略に打ち勝って欲し
いものである。
 ゼレンスキー政府幹部は戦い続けることによっ
て、徐々に失うものが少なくなっていった一方、
敵のロシア人の損失は高額になっていって欲しい。
 時は常にゼレンスキー政府幹部の味方であって
欲しい。

 

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-93
第四幕-ジョンソン政権-23
 戦争の深淵を覗き込んだ後、ジョンソンはヒト
ラーや広島を思い出してためらうようになった。
 だがその他に残された手段は、もはや撤退しか
なかった。
 しかし撤退は敗北を意味する。
 その一方で、巨大なエスカレーションも敗北を
意味する。
 なぜならば米国の精神が負けたことになり、国
内社会の一体性が完全に破壊されてしまうからで
ある。
 このようにしてホーチミンの弱者の戦略はジョ
ンソンの強者の戦略に打ち勝ったのである。
 ホーチミンは戦い続けることによって、徐々に
失うものが少なくなっていった一方、敵の米国人
の損失は高額になっていった。
 時は常にホーチミンの味方であった。

 

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P226より
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3/10-ウクライナ支援 新着情報
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歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学 「Stop the War !」-12 2014年3月3日~3月9日 No.80~No.86

2024年03月09日 11時15分03秒 | ウクライナから学ぶ平和学(Stop the War !)

歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学
「Stop the War !」-12
2014年3月3日~3月9日 No.80~No.86

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尾崎 コメント:戦争を無くすことはできるのか?
ウクライナから学ぶべきことは、あらゆる戦争の
勃発をプーチンの侵略意図から読み解くことが重
要と思われます。
 そして100年単位の長い時間軸で戦争を考えるこ
とも必要かと思います。

 戦争原因を、仕掛ける方のリーダー(今回はプ
ーチン)側から考察すると次の三項目が原因とな
っていると断定しているのが、リチャード・ネッ
ド・ネボー教授(ケンブリッジ大学・戦争学)で
す。
1-恐怖
2-威信
3-欲望
 教授は両親を第二次大戦で亡くし、米国亡命で
一人生きながらえた経験から戦争防止に研究没頭
された方です。 
 私はネボー教授のこの意見に同意します。

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尾崎 コメント:
80-ロシアはNATO諸国から追い詰められていた
わけでもなかった。
 プーチンはロシア帝国主義を目指す以上NATO
の東進という恐怖を取り除きたかった。
 ウクライナ東部の親ロシア派を守るという苦
しい理由付けで、甘い見通しの下で侵略をした。
 当初の目論見が失敗したとき、即侵略停止を
すればいいものを、数年にわたる戦争にしてし
まった。
 そしてNATOにフィンランドとスェーデン二か
国が加入するという最悪のオウンゴール(NATO
の東進)をプーチンは引き寄せた。
 大統領選を前にしてプーチンの面子(誇り)
はウクライナからの撤退はできないものになっ
てしまった。

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-80
第四幕-ジョンソン政権-10
 北爆あるいは国防省の文書で「ローリング・サン
ダー作戦」と呼ばれた行動は期待されたほどの効果
を挙げなかった。
 それに対してホーチミンは、バンディが不可能だ
と考えていたことを実行した。
 米国の空軍力のエスカレーションに地上部隊の投
入というエスカレーションを以て対抗したのである。
 米国にとって撤退は考えられなかった。
 今や可能性のある対応は一つしかなかった。
 米国地上戦闘部隊を以てベトコンと正面から戦う
ことである。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P219より
------------------------------

尾崎 コメント:
81-プーチン政権の中に誰一人として、かっての米国
におけるベトナム戦争反対者であるジョージ・ボール
(ジョンソンの内輪の側近)のような人がいないのが
異常である。
 独裁専制政権なのだから、誰もがプーチンを怖がっ
てまともな意見が言えないから、裸の王様の判断に
まかせるしかない悲劇的な状況なのだろうか?
 いずれにしてもウクライナはロシアにとって本格的
な戦争へと変貌を遂げた。
 異常な政治体制故に、侵略開始から2年で数十万
人という死傷者をロシア側に出すという状況になっ
てしまった。 

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-81
第四幕-ジョンソン政権-11
 1965年5月になるとその数字(兵力)は見直され
て八万に引き上げられた。
 ジョージ・ボール(ジョンソンの内輪の側近で、
ただ一人の反対者)は愕然としたが、既存の流れを
変えることはできなかった。
 彼は一人になっても反対し続けた。
 六月になるとウェストモーランドは二十万の兵力
を要求した。
 この時、米国はルビコン河を渡り、ベトナムは米
国にとって本格的な戦争へと変貌を遂げた。
 ジョンソンは、恐ろしい罠が徐々に迫ってきてい
ることを感じながらも、しぶしぶ同意した。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P220より
------------------------------

尾崎 コメント:
82-プーチンは自身の重大な判断ミスによって、NATO
二各国追加加盟、西側諸国のウクライナ支援等の窮地
に陥っていることをひたすら隠し続けているのでは
ないか?
 それこそ「まるで老馬が本能的に馬匹解体業者に連
れて行かれることに抵抗するかのように。」
 ロシアは「強硬派の砦と化していった。疑念を抱く
者は敵となり、ついには売国奴にされてしまうのであ
る。 疑問を抱かない無条件な忠誠のみがここでは受
け入れられた。」
 まさにベトナム戦争の失敗をそのまま、歴史から学
ぼうとしないロシア政権が繰り返しているのではない
だろうか?

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-82
第四幕-ジョンソン政権-12
 ある記者は次のように記している。
 「大統領はベトナムの窮地に深入りさせようとす
る巨大な圧力に必死に抵抗していた。
 まるで老馬が本能的に馬匹解体業者に連れて行か
れることに抵抗するかのように。
 大統領はそれに反対し、それを取り下げるようと
した。
 しかし最後は手綱を強く引っ張られた。
 彼は圧力に抵抗することができなかった」。
 
 ホワイト・ハウスは次第に強硬派の砦と化してい
った。
 疑念を抱く者は敵となり、ついには売国奴にされ
てしまうのである。
 疑問を抱かない無条件な忠誠のみがここでは受け
入れられた。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P220より
------------------------------

尾崎 コメント:
83-ロシアがエスカレーションをするたびに、ウクラ
イナもそのままエスカレーションで応じれるのだろう
か?
 西側の支援疲れ、そして米国の大統領選でもしトラ
ンプが勝つようなことになれば?
 ベトナム戦争において、米国を中心とした西側諸国
の援助はあったのか? 
 そしてロシア経済に対して、西側諸国による経済制
裁がベトナム戦争において、あったのか?
 ロシアとの国力の差も大きいウクライナではあるが、
ベトナム戦争から学べば、総力戦をとれる限り、まだ
まだ十分に「負けない可能性」はウクライナにはある。
 プーチンの失敗はロシアに大きな代償を生み続ける。

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-83
第四幕-ジョンソン政権-13
 ウェストモーランドは、矢継ぎ早にベトナムへの
投入兵力を要求し、受け入れられた。
 しかしハノイ政権は、米国がエスカレーションを
するたびに、自身もエスカレーションで応じた。
 1965年11月、ウェストモーランドは1967年までに
米軍の兵力規模を六十万に到達させる計画を立てた。
 これもまた何の役にも立たないものであった。
 制限戦争をしている人口二億の大国は、人口千七
百万のアジアの小国が総力戦を実施したことによっ
て、行き詰まりを感じ始めていた。
 失敗は代償を生む。
 有識者は一人また一人とジョンソンの周辺から去
っていった。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P221より
-------------------------

尾崎 コメント:
84-「今やロシア軍部は二年間にわたる爆撃や数十万
の兵力の投入を実施したにも関わらず、敵にはまだ
攻勢を実行できるだけの余力があった。
 西側諸国の支援による攻撃力があったという事実
を、見せつけられた。」
 プーチンは自身の大失敗の綻びを大統領選で覆い
隠し、さらなる攻撃で大打撃を与えた上での占領地
確定のまま停戦にもっていき、自分の面子(誇り)
だけは守りたいと思っているのではないか?
 クリミア半島も含め、あらゆる土地もロシアから
奪還するというウクライナの人々の「誇り」がある
かぎり、ロシアは消耗し続けるかと思える。
 トンネルの終点の光は、プーチンのためには存在
しないように見える。

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-84
第四幕-ジョンソン政権-14
 1968年8月1日に始まった北ベトナムのテト攻勢
は災難を際立たせた。
 今や米国民は三年間にわたる爆撃や五十万の兵
力の投入を実施したにも関わらず、敵にはまだ攻
勢を実行できるだけの余力があったという事実を
見せつけられた。
 さらには、戦争による米国の消耗の方が、敵の
それよりもはるかに大きかったということが明ら
かとなった。
 北ベトナムの人的資源は枯渇には程遠かった上、
常に中国「義勇軍」による介入の潜在的可能性も
あった。
 トンネルの終点の光は、リンドン・ジョンソン
のためには存在しなように見えた。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P222より
------------------------------

尾崎 コメント:
85-プーチンはこの戦争がウクライナの人々の「誇り」
を賭けた命がけの戦いということに気付いていなかっ
た。
 ウクライナの人々を蔑視していたプーチンの浅はか
な「誇り」が傲りとなってしかけた侵略であった。
 この戦争はウクライナという当事者の一方が反プ
ーチン革命の大義を掲げる革命戦争になり得るのだ
ということをプーチンは決して理解できなかった。
 反プーチン革命派と反革命ロシア・プーチン派と
いうのが真実であり、領土的・資源的なウクライナ
主義とプーチン・ロシア主義ではなかったのである。

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-85
第四幕-ジョンソン政権-15
 1968年3月、ジョンソンは北爆の中止と次期米
国大統領選挙への不出馬を表明した。
 ベトナムは、米国史上最大の地滑り的勝利で選挙
に勝った男を、存在期間わずか一期のみの大統領に
してしまったのである。
 彼は敵の攻撃は「根元から」止めるべきだという
考えを有しており、その「根元」とは北ベトナムと
中国における共産主義勢力であった。
 しかし彼はその共産主義勢力が、いくつもの様々
な政治的、イデオロギー的な集団に分裂していたと
いう事実を認識していないようであった。
 彼は、植民地戦争が終わったいたことから、この
戦争は当事者の一方が革命の大義を掲げる革命戦争
になり得るのだということを決して理解しなかった。
 革命派と反革命派というのが真実であり、共産主
義と反共産主義ではなかったのである。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P222より
------------------------------

尾崎 コメント:
86-(反プーチン革命派と反革命ロシア・プーチン派
というのが真実であり、領土的・資源的なウクライ
ナ主義とプーチン・ロシア主義ではなかったのであ
る。)
 それこそが、ウクライナの兵士が積極的に戦って
死を厭わないのに、ロシア軍の兵士が「戦いの大義
が見つからず」死を恐れた理由でもあるかもしれな
い。
 仮にロシア軍の兵力がウクライナのそれよりも十
対一の割合で優勢であったとしても、意味がないか
と思える。
 なぜなら後者の一人は積極的に戦い死を厭わない
が、前者の十人はそうでないからである。
 そしてプーチンがそれまでに会った人間の誰と
も違うタイプの男達、反プーチン・ロシアの革命派
ウクライナの人々がいた。

---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-86
第四幕-ジョンソン政権-16
(革命派と反革命派というのが真実であり、共産主
義と反共産主義ではなかったのである。)
 それこそが、ベトコンの兵士が積極的に戦って死
を厭わないのに、南ベトナム軍の兵士が死を恐れた
理由でもある。
 それはまた、ある事実を見落としていた。
 仮に南ベトナム軍の兵力がベトコンのそれよりも
十対一の割合で優勢であったとしても、意味がない。
 なぜなら後者の一人は積極的に戦い死を厭わない
が、前者の十人はそうでないからである。
 そしてジョンソンがそれまでに会った人間の誰と
も違うタイプの男、ホーチミンがいた。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P222より
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3/3-ウクライナ支援 新着情報
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歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学 「Stop the War !」-11 2014年2月25日~3月2日 No.73~No.79

2024年03月02日 18時11分57秒 | ウクライナから学ぶ平和学(Stop the War !)

歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学
「Stop the War !」-11
2014年2月25日~3月2日 No.73~No.79


尾崎 コメント:戦争を無くすことはできるのか?
ウクライナから学ぶべきことは、あらゆる戦争の
勃発をプーチンの侵略意図から読み解くことが重
要と思われます。
 そして100年単位の長い時間軸で戦争を考えるこ
とも必要かと思います。

 戦争原因を、仕掛ける方のリーダー(今回はプ
ーチン)側から考察すると次の三項目が原因とな
っていると断定しているのが、リチャード・ネッ
ド・ネボー教授(ケンブリッジ大学・戦争学)で
す。
1-恐怖
2-威信
3-欲望
 教授は両親を第二次大戦で亡くし、米国亡命で
一人生きながらえた経験から戦争防止に研究没頭
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 私はネボー教授のこの意見に同意します。

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尾崎 コメント:
73-「プーチンの大統領在職期間中におけるロシアの
記録とは、大いなる自己妄想と誤解の物語であり、
国家の破滅へと発展していった」という記述が多分
100年後にはなされるのではないか?
 数十年にもわたったベトナム戦争の歴史を見てみ
ればいい。
 数十倍の物量作戦にもベトナムの人々はめげなか
った。
 ベトナムの国に東側諸国の目立った多大なる軍事
支援は当時なかった。
 最後まで諦めないという抵抗力だけであったよう
気がする。
 ウクライナもたぶんベトナムのような帰結が・・

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-73
第四幕-ジョンソン政権-2
 ジョンソンの大統領在職期間中におけるベトナム
の記録とは、大いなる自己妄想と誤解の物語であり、
国家の破滅へと発展していった。
 南北ベトナムにおける徹底的な爆撃及び五十万名
以上の米軍の投入にも関わらず敵を打ち破ることは
できなかった。
 代わりにジョンソンのエゴと頑固さとプライドが、
彼の大統領としての地位を破滅させ、あたかも内戦
の時代ように米国民を分裂させてしまったのである。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P214より
------------------------------
尾崎 コメント:
74-プーチン自身、2014年のクリミア半島簒奪に満
足していればいいものを、調子に乗って甘い見通し
のもとに2022年4月のウクライナ首都への一方的侵
略という「ルビコン河」を渡ってしまった。
 ウクライナが尊厳のため最後まで諦めなかった
暁には、「プーチンは結果的に彼は誤解をしてお
り、人々を間違った方向に導き、己をも欺くこと
になったのである。」と歴史的に記述されること
になる筈である。


---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-74
第四幕-ジョンソン政権-3
 ジョンソン自身、爆撃と地上戦のエスカレーシ
ョンを決心することが、ルビコン河を渡ることに
なり、ベトナムが米国のアジアにおける本格的な
地上戦と化してしまうであろうという認識は持っ
ていたが、その決心は一度だけに止まらなかった。
 彼は常にさらにもう一回の爆撃、あるいはもう
少兵力数を増やすことにより敵が交渉のテーブル
についてくれることを期待していた。
 結果的に彼は誤解をしており、人々を間違った
方向に導き、己をも欺くことになったのである。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P215より
------------------------------
尾崎 コメント:
75-どのくらいの正確さで、当時のプーチンにウク
ライナの情報た上奏されていたのか?
 プーチンの取り巻きにおいて、一番恐ろしいの
は敵国ではなく独裁専制のプーチンであれば、多
分プーチンにとって耳の痛い情報は上がらなかっ
た筈である。
 結果的に取るに足らないウクライナ政権そして
弱体化しているウクライナ軍事力、そして頼りに
ならない西側諸国という情報の中で、プーチンは
「ルビコン河」を渡ったのではないか?
 2年後には一番恐れていたNATOにフィンラ
ンドとノールウェイが加盟するというオウンゴー
ルをプーチンは招き寄せた。
 独裁国家でなければ、この時点でプーチンは
政権から追い出された筈である。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-75
第四幕-ジョンソン政権-4
 すべては1964年1月に統合参謀本部から大統領に提
出された覚書から始まった。
 覚書は大統領に対して、戦争で速やかに勝利を得
るために、関与の程度を高めることを提言していた。
 (中略)
 一方で、政策企画本部長であり、ロストウの代理
人でもあったロバート・ジョンソンは、爆撃の効果
について入念な研究にとりかかった。
 同研究は、爆撃は効果が無いばかりか米国の首を
絞めることになるであろうという予言的な結論を出
した。
 同研究は、経済成長はハノイ政権にとって主要な
目標ではないとし、ロストウが好む理論の一つに異
を唱えるものであった。
 

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P215より
------------------------------
尾崎 コメント:
76-ウクライナ政権の抵抗力は2014年のマイダン革
命を経ての「ロシア独裁政権への反旗=民主主義」
と西側諸国の支援にあるかと思う。
 プーチンの一方的首都への侵略は民主主義を勝ち
取った体制と西側諸国の支援に影響を与えず、むし
ろ強固なものにしてしまうことになりました。
 プーチンの侵略から2年経ち、支援疲れとか、支
援を裏切るようなウクライナにおける汚職問題など
がある。
 ロシア・プーチンの奴隷になるかどうかの瀬戸際
です。
 選ぶのはウクライナであり、徹底抗戦の強固な
意志継続のもとで、初めて支援が有効となる。


---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-76
第四幕-ジョンソン政権-5 
 同研究はまた、むしろハノイの目標は彼らの国
から外国人を負いお出すための終わりのない活動
を実施することにあるという結論を導き出してい
た。
 ハノイ政権の強力さは二本の柱の上に成り立っ
ていた。
 「統一のための民族主義的要素」と「支配のた
めの共産主義要素」である。
 これらの要素が、組織化された近代的な統一国
家を造った。
 爆撃はそのような体制に影響を与えず、むしろ
強固なものにしてしまう可能性すらあった。
 この優れた研究は無視された。 


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P216より
------------------------------
尾崎 コメント:
77-プーチンの侵略戦争で見えないのは、長期的
な視点でロシアの戦略立案しているメンバー達
である。
 独裁体制なので、長期的戦略立案するメンバー
達が見えないのは当たり前で、プーチンはそれこ
そ「裸の王様」というのは簡単だが、無謀なこと
に走り続けるという恐ろしさも見えてくる。
 「西側が陸上兵力まで実践するなら、核戦略もと
脅しを賭けている」のはプーチンのはったりだと
言い切れるのだろうか?


---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-77
第四幕-ジョンソン政権-6 
 この優れた研究は無視された。
 すべての爆撃に関与したロストウは、それを大
統領の目に決して触れさせないようにした。
 そしてますます大統領補佐官たちは、文民・制
服ともに、爆撃方針を満場一致で支持するように
なっていった。
 (支持者たち)はみな、一連の北ベトナムによ
る南への侵攻が中国によって使嗾(しそう)され
たものであると考えていた。
 すなわち、北にある侵攻の源泉は爆撃によって
断つことが可能であり、またそれを実行すること
によって米国の決意を中国に示すことができるで
あろうと考えていたのである。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P216より
-----------------------------
尾崎 コメント:
78-ウクライナ侵略のプーチンの目的は何だろう?
1-NATOのこれ以上の東進を阻止する。
2-元々ロシアの一部であったウクライナをロシアに
 戻す。
3-ロシア帝国主義の復活?

 私が予想する上記目的のうち、プーチンがロシア
国民に説明しているのは何であろうか?
 「抑圧されている親ロシア派の住民を助ける為」
と報道では聞いてはいるが?


---以下本文---

ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-78
第四幕-ジョンソン政権-7 
 アジアが共産主義者の手に落ちるというドミノ
現象がこれ以上起こることは許されない。
 暴露された「ペンタゴン文書」の中にある覚書
から次の優先事項の観点から南ベトナムにおける
米国の目標を説明していた。

1-70 %--米国の屈辱的な敗北を避ける。
2-20 %--中国の影響から南ベトナムの領土を守る。
3-10 %--南ベトナム国民が、より良く、自由な生
    活を楽しむことを可能にする。

 空軍と地上軍によるベトナムへの介入について、
米国民に説明されていた公式理由は、実際の論拠
のわずか十分の一に過ぎなかった。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P217より
------------------------------
尾崎 コメント:
79-ウクライナ戦争はロシアの一方的な侵略であ
るというのが日本をはじめ西側諸国の言い分で
ある。
 ウクライナの苦戦は人間の尊厳と自由そして
民主主義の苦戦である。

 いずれにせよロシアの侵略が人間の尊厳・自
由という視点では著しく均衡を欠くものである
ことは間違いない。

 勇気あるナワリヌイ氏の抵抗運動の歴史は必
ず受け止められ、日の目を見ることがあると確
信することが、私の希望である。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-79
第四幕-ジョンソン政権-8
 北ベトナムの爆撃のきっかけとなった具体的な
出来事は、二隻の米海軍の艦艇がトンキン湾で北
ベトナムの哨戒艇と遭遇したことであった。
 米政府は、これらの艦艇が公海上で北ベトナム
哨戒艇に発砲されたので、報復は避けられないと
する立場に固執した。
 その後の研究は、この公式見解に重大な疑惑を
投げかけている。
 綿密な調査の後、ある研究者が衝撃の結論を導
き出した。
 それは二隻に対する攻撃などはまったく行われ
ておらず、大統領は欺瞞によって議会と国民の議
会承認を得ることができたというものである。
 (中略)
 いずれにせよ、米国の報復が均衡を欠くもので
あったことが明白となった。

 
「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P217より
------------------------------

2/25-ウクライナ支援 新着情報
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歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学 「Stop the War !」-10 2014年2月18日~2月24日 No.66~No.72

2024年02月25日 06時58分18秒 | ウクライナから学ぶ平和学(Stop the War !)

歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学
「Stop the War !」-10
2014年2月18日~2月24日 No.66~No.72

尾崎 コメント:戦争を無くすことはできるのか?
    
ウクライナから学ぶべきことは、あらゆる戦争の
勃発をプーチンの侵略意図から読み解くことが重
要と思われます。

 戦争原因を、仕掛ける方のリーダー(今回はプ
ーチン)側から考察すると次の三項目が原因とな
っていると断定しているのが、リチャード・ネッ
ド・ネボー教授(ケンブリッジ大学・戦争学)で
す。

1-恐怖
2-威信
3-欲望

 教授は両親を第二次大戦で亡くし、米国亡命で
一人生きながらえた経験から戦争防止に研究没頭
された方です。 
 私はネボー教授のこの意見に同意します。

------------------------------
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また発信者の都合で、リンク切れとなっている可能性があることも
ご承知ください。
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------------------------------
尾崎 コメント:
66-軍事大国のロシアはウクライナをみくびってい
た。ウクライナに比べて圧倒的な軍事力の差が勝負
をつけるものと思い込んでいた。
 さらに西側諸国もウクライナを見捨てるのではな
いかと思っていた。
 数週間の侵攻で傀儡政権ができるものと思い込ん
でいた「特別軍事作戦」は数年にわたる「戦争」に
なったのである。


---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-66
第三幕-ケネディ政権-1
 ジョン・F・ケネディは千日間という短い大統領在
職期間中に、米国のベトナム関与を大幅に深めてい
った。
 彼は軍から執拗にベトナムへの戦闘部隊派遣を迫
られていたが、これを拒絶し続けていた。
 しかしケネディの指揮下において、これまでの最
低限度の関与は、決定的かつ直接的な関与へと重大
な移行を遂げることになる。
 この悲劇の理由は、国防長官と統合参謀本部議長
をはじめとした大統領の側近の大半がベトナムを政
治面ではなく、軍事面に本質的な問題があると考え
ていたことにある。
 彼らの目には、より多くの高性能な武器こそが、
より短期間での勝利を担保するものであると映って
いた。
 (中略)
 彼は死の直前まで、勝利に対して懐疑的であった。
 しかし時すでに遅しであった。
 1963年末までには、およそ1千万七千人の米国人
が南ベトナムで軍事顧問として活動していた。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P207より
------------------------------
尾崎 コメント:
67-ウクライナは、かってはロシアの一部であった。
プーチン・ロシア帝国においてこの歴史は繰り替え
すべきである。
 ウクライナの人々にとって、この過去の幻想に
ごだわる致命的なプーチンの欠陥思考が「一方的
侵略」になった。
 ウクライナに人々の尊敬のかけらもない、プー
チンの人間的欠陥が悲劇を生んだのではないか?
というのがウクライナの人々の本音ではないだろ
うか。
 初戦の徹底的なウクライナの誇りを賭けた抵抗
実践が見事であったので、ウクライナは西側諸国
からの支援を勝ち取れた。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-67
第三幕-ケネディ政権-2
 ケネディ政権下で国防長官を勤めたロバート・
マクナマラも米国の勝利を確信していた。
 ベトナムを煩雑に訪れていたにも関わらず、彼
もまた、アジアの政治革命に対して、米国の生産
技術を継続的に適用しようと試みた、限られた経
験による知識に縛られた者であった。
 マクナマラの徹底的な定量化データー及び統計
を重視する姿勢は、敵であるべトコンの本質、す
なわち今や彼らはフランス植民地主義の継承者と
化した米国を駆逐する任務に没入する集団となっ
ているという現実から、目を背けさせてしまった。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P212より
------------------------------
尾崎 コメント:
68-ロシアという独裁専制政治においては、一番
の「恐怖」は、プーチンである。
 政権幹部といえども、軍幹部といえども、徹底
的な討論や話し合いは、プーチンとの間ではで「
恐怖」が先行して、できないのではないか?
 その結果が「裸の王様」による「ウクライナは
ロシアの一部であるべきだ」という妄想を政権と
して許すことになったのではないか?
 プーチンは多くのウクライナの戦士たちが、自
分の世代がプーチン・ロシアと戦うことは自分の
国に対する義n務なのだと、信念を持ち抵抗すると
は思わなかったのではないか?
 他国の大失敗事例「ベトナム戦争」から何も
学んではいないのである。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-68
第三幕-ケネディ政権-3
 ケネディとその軍事顧問たちは、多くのべトコ
ン兵士たちが、自分の世代が死ぬことは自分の国
に対する義務なのだと口にしていた事実を真剣に
取り上げなかった。
 彼らは「黒いパジャマ」に身を包んだべトコン
は偽の軍隊であり、南ベトナム軍が本物の正当な
軍隊だと信じていた。
 しかし現実はその逆と言ってよかった。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P213より
------------------------------
尾崎 コメント:
69-ウクライナにおける前線は何処なのか?
 ウクライナの東部とか南部とか西部とか北部と
か?あらゆる地域がウクライナの人々にとって前
線である。
 プーチン・ロシアに負けるということはウクラ
イナの人々が「誇り」捨てて、奴隷化を承認する
ことではないか?
 ウクライナの人々に人間としての「誇り」が
ある限り、西側諸国からの支援は続き、前線は
全国すべてとなっていく。
 一方ロシアの兵士たちに大義名分という「誇
り」はあるのか? 

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-69
第三幕-ケネディ政権-4
 すなわち朝鮮の場合は軍服に身を包んだ敵が昔か
ら引かれていた国境を越えてきたものであったの
に対し、ベトナムの場合は前線というものが事実
上意味をなさないジャングルを利用し、政権転覆
を図るゲリラを敵にまわした政治闘争であったと
いう相違である。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P213より
------------------------------
尾崎 コメント:
70-軍事大国という傲り。長期間にわたる独裁専
制政治の代表という傲り。
 プーチンのこれらの傲りがウクライナの人々を
見下した。
 その結果の「軍事作戦」ではあったが今では
戦争となった。
 この傲りの反動作用としてフィンランドのNATO
加盟そしてスェーデンのNATO加盟となっていく。
 戦いはウクライナのみならず西側支援国との
戦いにもっている。


---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-70
第三幕-ケネディ政権-5
 こうしてケネディ大統領は、懐疑的な姿勢を示す
ことのできた大いに分別のある人物であったにも
関わらず、米国の技術、コンピューター的思考の
効率性、生産物、空軍力、中でも優秀な米国の企
業経営術が、あらゆる敵に打ち勝つことができる
という無邪気な思い込みによる傲りの犠牲になっ
てしまったのである。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P214より
------------------------------
尾崎 コメント:
71-2024年2月で戦争から2年となる。
 数年後あるいは数十年後、私たちはいつかウク
ライナ戦争において、下記のように言えることを
願っている。
人間としての「誇り」のために戦う心構えがで
きており、仮にロシアの軍事力に対して量では
対抗できないとしても、軍事介入のエスカレーシ
ョンに対しては人間の頭数と知恵で対抗し、何世
代にもわたって戦い続ける意志を持ち続けるウク
ライナの現実に、プーチン・ロシアは気づかなか
ったのではないか?

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-71
第三幕-ケネディ政権-6
 この固定観念により米国は、大儀のために死ぬ心
構えができており、仮に米国の武器に対して武器で
は対抗できないとしても、軍事介入のエスカレーシ
ョンに対しては人間の頭数で対抗し、何世代にもわ
たって戦い続ける準備をしていたゲリラ軍の現実に
気づけなかったのである。
 ケネディが暗殺された時点で一万七千名の米国人
がベトナムで活動していたが、1963年末までの死者
は、わずか七十人にとどまっていた。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P214より
------------------------------
尾崎 コメント:
72-できあいのロシアの大統領選が2024年の3月。
 圧倒的勝利は予想されるものの、さらに数年後
あるいは数十年後、私たちはいつかウクライナ戦
争において、下記のように言えることを願ってい
る。
 「私は抜け出せない。これまでしかけてきたこ
とを終わらせることができない。
 一体、どうすればいいんだ?」ロシアの大統領
はこのようにぼやいた。
 ウクライナの自立心と西側諸国からの支援で
「勝つことはできないウクライナ戦争」となった。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-72
第四幕-ジョンソン政権-1
 「私は抜け出せない。これまでやってきたことを
終わらせることができない。一体、どうすればい
いんだ?」ジョンソン大統領はこのように妻にぼ
やいた。
 その直後の1965年3月、彼はベトナム戦争に米軍
戦闘部隊の大軍を投入することを許可した。
 この段階に至って、勝つことはできないが負ける
ことも許されないと認識された戦争に、彼は深くか
つ意図的に関わるようになっていったのである。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P214より
------------------------------

2/18-ウクライナ支援 新着情報
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歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学 「Stop the War !」-9 2014年2月11日~2月17日 No.59~No.65

2024年02月17日 18時59分26秒 | ウクライナから学ぶ平和学(Stop the War !)

歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学
「Stop the War !」-9
2014年2月11日~2月17日 No.59~No.65

尾崎 コメント:戦争を無くすことはできるのか?
    
ウクライナから学ぶべきことは、あらゆる戦争の
勃発をプーチンの侵略意図から読み解くことが重
要と思われます。

 戦争原因を、仕掛ける方のリーダー(今回はプ
ーチン)側から考察すると次の三項目が原因とな
っていると断定しているのが、リチャード・ネッ
ド・ネボー教授(ケンブリッジ大学・戦争学)で
す。

1-恐怖
2-威信
3-欲望

 教授は両親を第二次大戦で亡くし、米国亡命で
一人生きながらえた経験から戦争防止に研究没頭
された方です。 
 私はネボー教授のこの意見に同意します。
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--------------------
尾崎 コメント:
59-国連における常任し理事国であるロシアそのも
のが侵略開始をした戦争という構図の中で、国連
による調停不能に陥っているのが、ウクライナ戦
争である。
 まさに国連そのものの存在意義が問われている
が、このままいけばこの戦いは、「両者が疲労困
憊するまで終わることなく、両者は勝利を手にす
ることを絶望視」となってしまうのでは?と危惧
します。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-59
 これは(朝鮮半島における中立的な調停者の不在)、
この戦争における最も明確な教訓である。
 すなわち、国連が紛争の一方の陣営に絡め取られ
てその道具になってしまったため、両陣営が戦争の
長期化に苦しみ、特に国連自身が苦しむことになっ
た。
 調停者や緩衝材となりうるものが存在しなかった
がゆえに、戦いは両者が疲労困憊するまで終わるこ
となく、両者は勝利を手にすることを絶望視したの
である。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P161より
------------------------------
尾崎 コメント:
60-かってはロシアの一部だったウクライナという
こだわりからの妄想から逃れられないプーチン。
 ロシア帝国復帰という希望によりウクライナの人
々の現実を区
別できなくなったプーチン。
 「答えを過去の自国の栄華の歴史に求めるな!」
という鉄則を破ったプーチン。
 泥沼は2年前から始まったばかりで、多分数十年
続くのではないか?というのが私の予想です。
 ベトナム戦争から学べば、ウクライナがロシアの
奴隷となる道を選ばない限りは、プーチン・ロシ
アの敗北は明らかである。 

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-60
 ベトナム戦争は二十世紀において三十年間続いた戦
争である。
 一世代の間に五人もの大統領が当初は恐怖から、
後には希望によりインドシナの現実と彼らの幻想と
の正しい区別ができなかった。
 恐怖と希望は逃れられない悪夢となるまで現実を
い隠し、米国史において南北戦争以来、最も無意
味かつ国内における対立を生み出してしまったので
ある。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P193より
------------------------------
尾崎 コメント:
61-ベトナム戦争は米国において五人の大統領が苦
しみながら関与した。
 ウクライナとの戦争もプーチンから次の大統領
へと引き継がれる可能性もある。
 引い継いだ大統領は多分のベトナムにおける米
国の大統領以上の苦悩を引き継ぐものと思われる。
 彼らは多分ベトナム戦争における米国の失敗の
本質を見つける能力は多分ないかと思う。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-61
 筆者は五人の邪悪な男が国民を欺き、インドシナ
の戦争に至らせたとする歴史観を信じない。
 それよりも彼ら五人がそれぞれの方法で明確な政
策決定をし、それが戦争をエスカレートさせ、究極
の不幸の原因を作ってしまったのだと考えている。
 (中略)
 本章ではベトナムに対する五人の大統領の誤解が、
「可能性の悲劇」を「必然的な悲劇」へと転換させ
ていく様子を主要なテーマとして扱う。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P193より
------------------------------
尾崎 コメント:
62-残念ながら、ウクライナとの戦争はまだ第一幕か
と思います。
 第一幕でプーチンのオウンゴールでフィンランド
NATO加盟でさらに敵側勢力に囲まれたという「恐怖」
が現実となった。
 プーチン・ロシアのの重大な一つ目の敗北である。
 プーチンが病死となった場合、次に引き継いだ大
統領が二幕目の主人公となるが、ベトナムと違って
敵はウクライナのみならず支援国である米国・NATO
諸国まで見据えなえればならない。
 かってのロシア帝国・ソ連において有効な手法は
時代が変わってロシア崩壊を招く結果となる可能性
はある。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-62
第一幕-トルーマン政権
 トルーマン大統領は、冷戦に対する自らのイメー
ジをヨーロッパから東南アジアに転写し、アジアで
起こっている特殊な現実を直視せず、むしろ安易な
類推で政策を進めていった。
 しかしアジアはヨーロッパではなかった。
 そしてヨーロッパで有効な手法は、インドシナで
は災難を招く結果となったのである。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P199より
------------------------------
尾崎 コメント:
63-国家資本主義の中国はどんな原則でロシアに味
方していくのであろうか?
 多分経済的利益が得られる限りはロシアとは経
済の方面では付き合うというのではないか?
 だから西側民主主義諸国から経済的利益を得て
いる限りはロシアに武器援助はしない。北朝鮮に
武器援助は任せておく。
 米国とのパワーバランス。
 NATO諸国とのパワーバランス。
 中国の動きも要注意!

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-63
第一幕-トルーマン政権
 中国とホーチミンとの関係を分析したものとして
最も優れたものに「ル・モンド」紙のインドシナ前
線特派員であったロベール・ギランのものがある。
 「中国は極めて単純な原則に従う。
 それはパワー・バランスがフランス側に向かって
恒久的に傾斜することがないようにするということ
である。
 だから朝鮮の場合とは異なり、干渉も侵攻も必要
ないのである」
 こうして、朝鮮戦争勃発後、フランスが米国から
軍事的援助を受けていた一方、中国は均衡を再構築
するために北ベトナムに対する軍事援助の増加を行
ったのである。 
 こうして中国がべトミンに味方するという形で軍
事介入することは決してなかった。
 その代わり、中国はべトミンを自分たちの代理
として利用したのである。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P202より
------------------------------
尾崎 コメント:
64-ウクライナはプーチンをロシア帝国復活の首謀者
と実感するのが遅れた。
 クリミア半島を侵略された時徹底抗戦をしなかっ
た。
 これは米国もNATO諸国も同じ過ちをした。
 そしてウクライナ侵略。
 NATO諸国は軍事支援はするものの、外交交渉におけ
る障害によってロシアとの戦争はなんとしても、避け
たい筈である。
 しかし最悪の事態も想定して、準備を行っているNA
TO諸国もある。


---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-64
第一幕-トルーマン政権
 ジュネーヴ協定とSEATO(東南アジア条約機構)条
約は、インドシナにおけるフランス支配の終焉と同
時に、米国の軍事プレゼンスによる同地域での戦い
に幕開けを意味するものになった。
 その段階では、まだべトミンと米軍の間に深刻な
衝突はなかった。
 しかし、そこに向かう道のりが途絶することはな
かった。
 べトミンは米国をフランス帝国主義の後継者とみ
なした。
 そして米国はジュネーヴ協定を、ベトナム全土を
共産主義者の陰謀に巻き込む周到な罠だと考えた。
 植民地戦争の終わりは、米国と共産主義の間の
戦争の幕開けを意味するに止まらなかった。
 東西対立が植民地戦争に取って替わってから、
戦闘は徐々に激化していった。
 このうように、事態がエスカレートするパターン
は、外交交渉における障害がさらなる暴力を招く時
に見られる。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P205より
------------------------------
尾崎 コメント:
65-いつかNATO諸国に取り囲まれるのではないか?
 大西洋の領域が塞がれてしまうのではないか?
 最悪黒海の領域までも塞がれてしまうのでは?
 三つの「恐怖」がプーチンを取り込んだ。
 正確にはプーチンがこの三つの「恐怖」を選び、
自分自身に取り込んだ。
 「恐怖」は裸の王様状態で、ウクライナ侵略と
いう失敗を生み、数年にわたる戦争状態にした。
 そしてプーチンのオウンゴールは、フィンラン
ドのNATO加盟。
 そしてスェーデンまでNATO加盟の予定が
現実化している。
 事実ではなく、「恐怖」が侵略という政策を
決定したプーチンの失敗事例。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-65
第二幕-アイゼンハワー政権
 こうしてアイゼンハワーとダレスは、フランス敗
北の重要な教訓を無視し、ベトナムという重荷を引
き受ける決意をしてしまったのである。
 どう考えても合衆国に脅威を与えることなどあり
得ない辺鄙なアジアの小国で起こっている「共産主
義化」の現象であっても、共産主義は阻止されなけ
ればならない。
 ここでもまた、事実ではなく恐怖が政策を決定し
た。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第四章「五幕から成るギリシア悲劇」P206より
------------------------------

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歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学 「Stop the War !」-8 2014年2月4日~2月10日 No.52~No.58

2024年02月10日 13時10分21秒 | ウクライナから学ぶ平和学(Stop the War !)

歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学
「Stop the War !」-8
2014年2月4日~2月10日 No.52~No.58

尾崎 コメント:戦争を無くすことはできるのか?
    
ウクライナから学ぶべきことは、あらゆる戦争の
勃発をプーチンの侵略意図から読み解くことが重
要と思われます。

 戦争原因を、仕掛ける側からのリーダー(今回
はプーチン)の
1-恐怖
2-威信
3-欲望
と断定しているリチャード・ネッド・ネボー教授
(ケンブリッジ大学・戦争学)の意見に私は賛成
します。
 教授は両親を第二次大戦で亡くし、米国亡命で
一人生きながらえた経験から戦争防止に研究没頭
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--------------------
尾崎 コメント:
52-プーチンはロシアの歴史から何を学だのか?
そして何を学ばなかったのか?
 威信という面からは、ピョートル大帝、アレ
クサンドル二世、エカテリーナ二世、ニコライ
二世、そしてスターリンという独裁専制の政治
を必死に真似て、実行してる流れの中にウクラ
イナがあるのでは?

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-52
 このときマッカーサーは、自軍と対峙しているの
は二十万ではなく四万の中国将兵であり、しかもそ
れは米軍との交戦によって病弊し、休息が必要と考
えられる部隊であると信じ込んでいたため、「最終
攻勢」のために再度北進することを企図した。
 しかしながら、一時後退から三週間ほど待機して
いた中国軍は、十一月二十七日、再び圧倒的な兵力
で攻撃を仕掛け、米軍を血塗れの総崩れに追いやっ
たのであった。
 このようにいわば農民の軍隊が世界的に有名な米
軍の指揮官に率いられた近代的な西洋の軍隊を敗退
させたのである。
 しかしながら、信じられないことに、マッカーサ
ーはこの経験からまったく何も学ばなかった。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P155より
------------------------------
尾崎 コメント:
53-プーチンの独裁帝国的威信はウクライナを国と
して認めず、ロシアの一部であったとの過去の歴
史に拘った妄想から始まり、数週間の軍事特別作
戦をウクライナをロシアに対する敵愾心を奮い立
たせ、数年間の及ぶ戦争にしてしまった。


---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-53
 中国の朝鮮戦争への介入は、国際社会における認
識の不一致がもたらした事象の好例であった。
 そして、こうした認識は、基本的には単純な立場
の有様をめぐるものであるが、ひとたび立場が決め
られてしまうと、その他のいくつかの選択肢は忘れ
去られてしまうものである。
 すなわち、一方が自分に対して強い敵愾心を抱い
ている相手を宥和させようとしなかった結果、米国
は、朝鮮半島の紛争に介入する以外に自分が助かる
方法はないと感じるまでに共産党中国を追いつめて
しまった。
 

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P158より
------------------------------
尾崎 コメント:
54-プーチンは米国を始め西側諸国からの多大なる
支援がウクライナに与えられることを予想できな
かったのではないか?
 その結果が特別軍事作戦という呼び名となって
戦争という言葉の使用禁止までしていたが、今で
は戦争という言葉がロシアでも当たり前になって
いる。
 そしてドローンの活用という「まったく新しい
戦争」によってロシアは打撃を受けるようになっ
ている。
---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-54
 また、一方が相手の脅威を適正に評価しなかった
結果、米国は中国の警告をはったりだと捉えてしま
った。
 さらには、一方が相手のイデオロギーを自分の価
値観とは正反対のものだとして譲歩しなかった結果、
米中は悲惨な戦争の勃発に向けて準備を行うととも
に、それぞれがお互いの国際社会における役割を正
当なものとして認めようとしなかったのである。
 これが、朝鮮半島においてさらに十八カ月の間吹
き荒れた「まったく新しい戦争」の本質であった。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P158より
------------------------------
尾崎 コメント:
55-数週間の特別軍事作戦でウクライナ国家を傀儡
政権にして壊滅させようとしたプーチンの目論見は
見事に外れた。
 これ以上のNATO加盟国阻止を狙ったウクライナ侵
攻は却ってフィンランドやスウェーデンなどがNATO
に加盟する国を増やすことになりさらにオウンゴー
ルとしてロシアは取り囲まれる状態になった。
 リーダーから発する戦争の原因のうちNATOに取り
囲まれる「恐怖」がプーチンにとって現実となった
事例である。
 普通ならここで大統領失格というところだが、独
裁専制の国なので・・・。
---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-55
 当初、トルーマン大統領もマッカーサーも北朝鮮と
いう国家を壊滅させるようなことまでは考えていな
かったが、仁川上陸作戦の成功によって、主客転倒
して「侵略者を侵略する」好機が示されたのある。
 この重大な場面にあたり、マッカーサーは進軍を
続けることを「国連軍司令官」として主張し、大統
領はその許可を与えた。
 国連は、ほとんど米国の政策を実現するための道
具同然に慇懃無礼に取り扱われており、事務総長や
多くの加盟国は、内なる疑問を持ちつつもそのよう
な役割を受け入れたのであった。
 もし国連軍がそのまま勝利を収めたならば、それ
は「勝てば官軍」のような勝者の平和となったであ
ろうことは間違いない。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P159より
------------------------------
尾崎 コメント:
56-プーチンはウクライナという国というものに一片
の敬意を持たず、それどころか現実や事実ではなく
誤った妄想によって行動することを選んだのでは?
 西側諸国の支援を誘発したことで軍事作戦は長期
の戦争となってしまった。
 民主主義国家の国際社会から外されることで、ロ
シアの確実な国力衰退は始まっているのではないか?

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-56
 鴨緑江における災厄は、マッカーサーの自信過剰
によって拡大した。
 国連軍司令官マッカーサーは、新しい中国という
ものに一片の敬意も持たず、それどころか現実や事
実ではなく希望や恐れによって行動することを選ん
だ。
 中国の介入を誘発したことで、マッカーサーは二
年半ものあいだ戦争を長引かせ、また、この戦争を
現代史の中で最も血なまぐさい戦争のひとつにして
しまった。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P160より
------------------------------
尾崎 コメント:
57-プーチンの1-恐怖,2-威信,3-欲望,のお陰で、そ
してプーチンを抑えきれない独裁専制政治のお陰で
一体何十万人の死傷者を出せば気が済むのか?
 そしてこの戦争が、1953年7月に二つのコリアが完
全に軍備を維持し、お互いに苦々しい敵愾心を残し
たまま休戦することがないように願いたいものであ
る。
---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-57
 この戦争では三万四千の米兵の死に加えて、韓国
軍は八十万、北朝鮮軍は五十万以上の死傷者を出し
た。
 中国軍は百五十万から二百万という驚くべき死傷者
を数えた。
 そして戦争は、1953年7月に二つのコリアが完全に
軍備を維持し、お互いに苦々しい敵愾心を残したまま
休戦したのである。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P160より
------------------------------
尾崎 コメント:
58-兵力比較 2023年
ロシア: 現役兵と予備役を合わせて約290万人
ウクライナ: 現役兵は約68.8万人(1年前の3.5倍に増加)
装備品についても格段の優勢にあるロシア・プーチンは
攻撃という誘惑に駆られたのではないか?
 NATOに対する恐怖は増し、帝国主義でありたいという
威信に揺らぎが生じつつも、帝国の王様であり続けたい
という欲望を大統領選に大勝利にプーチンは賭けている。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-58
 朝鮮戦争において攻勢を主張し続けた者は、攻撃
という誘惑に駆られたのであり、その誘惑に負けた
のである。
 国連について言えば、国連は戦争に向けてまさに
一体となり、停戦までの紛争の一方の陣営に位置し
続けた。
 この国連の立場は米国の動機とまったく同化した
ため、朝鮮半島における中立的な調停者の不在をも
たらすこととなった。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P160より
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2/4-ウクライナ支援 新着情報
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歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学 「Stop the War !」-7 2014年1月28日~2月3日 No.45~No.51

2024年02月03日 15時46分46秒 | ウクライナから学ぶ平和学(Stop the War !)

歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学

「Stop the War !」-7
2014年1月28日~2月3日 No.45~No.51


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尾崎 コメント:
45-反米国・NATO の国々が取る軍事的可能性は
何があるのか?
 軍事支援、経済支援、技術支援には何がある
のか?
 中国は経済の発展のため軍事支援を抑えてい
る面があるが・・・

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-45
 また、中国とソ連という二大共産主義国が取りうる
可能性のある行動として、国連軍に三十八度線を越
えさせないように圧力をかけるだろうということが
あった。
 簡単に言えば、このマッカーサー軍の勝利は、ま
ったく新たな問題を生起させた。
 この情勢は中国の大規模な軍事介入を僅か二週間
後に早めることに繋がり、マッカーサーに言わせれ
ば「まったく新しい戦争」の様相を呈し始めること
となったのである。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P146より
------------------------------
尾崎 コメント:
46-ウクライナの反転攻勢は失敗したのか?
 その結果ゼレンスキー大統領と軍司令部との関係
性が上手くいかなくなったのか?
 汚職問題も未だ未解決という重大懸念もウクライ
ナにはある。
 すべては「人」の問題に行き着くのでは?

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-46
 二つの重大な事件が、朝鮮半島の戦場において国
連軍と中国軍が対峙する事態を生じさせた。
 一つめは十月の国連軍による三十八度線の突破で
あり、二つめは十一月の鴨緑江に向けた国連軍の進
撃である。
 この決定的な二つの事件は、自他ともに認めるよ
うに、米国における最高軍人であるマッカーサー
個人の性格に発するものであった。
 マッカーサー軍による仁川上陸作戦の鮮やかな
成功が、将軍自身の軍事的判断への自信を不動の
ものとしたのである。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P146より
------------------------------
尾崎 コメント:
47-プーチンの独裁専制政治ぶりが顕著になった為、
取り巻き連中が「耳当たりの良い」ことしか言え
なくなり、プーチンは真の情報という意味では「
裸の王様」になったのではないか?
 そのためウクライナやNATOなどの冷静な情報分
析なしに無謀な一方的侵略をけしかけのでは?
 「裸の王様」のために数万人もの死者がでる
戦争となっていると思うと暗澹たる気分になる。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-47
 ある米中関係の研究者は次のように記している。
 アチソン国務長官が伝統的な友好関係を語る一方、
中国の共産主義者たちは十九世紀以来の米国につい
て以下のように同胞たちに教育していた。
 すなわち、国共内戦における蒋介石への支援や現
在の朝鮮及び台湾に対する行動に見られるように、
米国は一貫して共産中国に対する攻撃的政策をとっ
ているというのだ。
 そして、中国人民は、米国は張り子の虎であって
打ち破れる対象であり、米国を嘲りの対象として捉
えていたのであった。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P152より
------------------------------
尾崎 コメント:
48-おそらくプーチンはウクライナという国は国と
して体制的に存在しない国、すなわちロシアの国
の一部分としてやっと存在できる国と思っていた
のではないか?
 そうであればこそ、クリミア併合を平気で行っ
たのではないか?この時点でウクライナ侵攻は始
まったと言えるのでは?
---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-48
 このとき、トルーマン大統領やマッカーサーそし
て国務省は、中国を存在しないものと認識していた。
 中国が介入しないだろうとする確信は、論理的な
結論ではなく感情的な思い込みであり、敵の意図に
関するワシントンと東京の希望的観測の為せる業で
あった。
 そして、この錯誤こそが、その後の軍事的悲劇を
招くことになったのである。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P152より
------------------------------
尾崎 コメント:
49-プーチンの最大の過ちは、ウクライナの軍事力
に対する認識とウクライナに対するNATOと米国の支
援の予想を読み違えたところにあるのでは?
 その誤認識の最大の理由アは恐らくプーチンの
ウクライナに対する蔑視感であったのでは?
---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-49
 マッカーサーの鴨緑江への進軍という決断を理解
するために不可欠なことは、中国の国力に対する彼
独自の誤認識である。
 彼は中国を覇権確立への野望を持った国家と認識
する一方で、中国軍将兵に対しては奇妙な蔑視感を
持っていた。
 彼は良く訓練された規律正しい1950年の共産軍将
兵と、堕落した1948年の国民政府軍将兵を同一視し
ていたのだ。
 そして、率直なところ彼は敵に敬意を持っておら
ず、そうした無配慮は彼にとって高くついたのだっ
た。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P153より
------------------------------
尾崎 コメント:
50-プーチンの権威的なウクライナに対する蔑視は、
多分長期的な戦争となってロシアという国を経済
的に疲労させるのではないか?
 ウクライナの人々は、プーチンの一方的な侵略
に対して「プーチンの奴隷になるくらいなら、徹
底抗戦しかない」と思っているのでは?
 狡猾なプーチンの固定観念を壊すのはロシア人
民でなくてウクライナの人々となるのでは?
---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-50
 そして、新たな中国の軍事力に対するマッカーサー
の権威主義的な軽視は、1950年十月と十一月の悲劇
の直接的な要因となったのである。
 10/16 中国軍は中朝国境の韓国軍および米軍を奇襲、
国連軍のいくつかの連帯は事実上壊滅。
 11/11 中国軍は米軍第八騎兵連帯第三大隊に大規模
な攻撃。同大隊はほぼ全滅。
 この状況に対するマッカーサーの対応は、老練では
あるものの牢固とした固定観念に囚われており、現実
をありのままに受け入れることの困難さを証明するも
のであった。 

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P154より
------------------------------
尾崎 コメント:
51-ウクライナ東部の占領地域の奪還が反攻作戦の
メインだったかもしれないが、最終的にはクリミア
までも奪還して、ロシアの敗戦まで持っていくのが
ウクライナの目標のように思えてくる。
 この目標が達成できれば、東部戦線はロシアにと
って「死に罠」となるかもしれない。
 ウクライナが部分停戦協定に従わないことは、明
白と思えるが、米国やNATOからの妥協案は気になる
ところである。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-51
 ある記録によれば、次のようなことが明白に記され
ている。
 中国軍の十一月の後退は、敵の傲りを助長するも
のだった。
 つまり、この中国軍の行動は、国連軍をその兵站
の限界であり、峻烈な地形によって友軍と連携でき
ずに各個撃破されてしまう北朝鮮の奥地に誘い込む
ことを企図していた。
 そしてこれは、瀋陽の司令部で指揮を執る彭徳懐
将軍が、東京の第一生命ビルに鎮座する自信過剰な
将軍に対して仕掛けたまさに「死の罠」であったの
だ。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P155より
------------------------------

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歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学 「Stop the War !」-6 2014年1月21日~27日 No.38~No.43

2024年01月27日 07時58分37秒 | ウクライナから学ぶ平和学(Stop the War !)

歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学

「Stop the War !」-6
2014年1月21日~27日 No.38~No.43

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尾崎 コメント:
38-「朝鮮戦争が当時の国連決議の動きの中で、ソ連
の欠席によって決定した」ことを私はこの著書で初
めて知りました。
 「まさに投票が行われたそのとき、韓国の首都ソウ
ルは北朝鮮軍によって占領されたのである」という
事実の前に時の偶然性を思わざるを得ません。
 
---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-38
 理事会は、インドとエジプトの代表団が母国から
の訓電を待つために投票を二度延期したがす、最終的
には、真夜中になって米国案を採択した。
 このとき、英国、フランス、国民党中国、キュー
バ、エクアドル及びノルウェーが賛成し、結局母国
からの訓電を受領できなかったエジプトとインドが
棄権、ソ連は欠席した。
 いずれにせよ、(国連)安保理は北朝鮮の攻撃を
阻止するための軍事戦略をとるよう国連加盟国に勧
告することを決定したのであった。
 そして、まさに投票が行われたそのとき、韓国の
首都ソウルは北朝鮮軍によって占領されたのである。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」141Pより
------------------------------
尾崎 コメント:
39-「朝鮮半島への地上軍投入には慎重」?とは言
っても地上軍投入なければ38度線は守れなかった
筈でした。明白であってもやはりトップとしては
慎重にならざるを得ないことはあるんですね。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-39
 (韓国の首都ソウルは北朝鮮軍によって占領された)
翌朝、トルーマンはワシントンにおいて国家安全保
障会議(NSC)を開催した。
 この会議の前、マッカーサーから「三十八度線を
奪回するためには、地上軍の投入が必要である」旨
の報告がなされていたが、トルーマン大統領は、選
抜徴兵法の拡大に署名する一方で、朝鮮半島への地
上軍投入には慎重だった。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」141Pより
------------------------------
尾崎 コメント:
40-国連での決議を受けたタイミングで、トルーマ
ン大統領はやっと「この行動は"山賊一味に"による
襲撃を国連が撃退することを支援するためにとら
れるものである」と説明できたかと思います。
 国連決議という大義名分の大切さを痛感します。
 現在のプーチンに国際社会に通用する大義名分は
あるのか?

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-40
 ある記者は米国が戦争状態にあるのか質問したが、
トルーマン大統領は「我が国は戦争状態にありません」
と答えた。
 これに関して別の記者は「この行動は、国連の下
での警察行動としての対応とみなすことができるの
でしょうか」と質問した。
 トルーマン大統領はこの質問に「まさにその通り」
と回答するとともに、この行動は「山賊一味に」に
よる襲撃を国連が撃退することを支援するためにと
られるものであると説明したのであった。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P143より
------------------------------
尾崎 コメント:
41-ウクライナへのNATO諸国からの軍事支援は集団
安全保障の精神に準じているかと思います。
 日本はG7諸国の中では唯一武器の支援をしてない
国です。この利点を活かしての平和貢献をしていた
だきたいというのが、私の願いです。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-41
 六月三十日午後、オースティン大使は米国の最新
の行動方針を安保理に報告し、米国の行動が国連の
旗に下に行われることを強調した。
 また、米国代表団のひとりは、朝鮮半島の警察行
動は紛れもなく集団安全保障の精神に照らした対応
であるべきだとした。
 米国は国連憲章を護持する先鞭をつけ、今やその
義務の分担を引き受けるに至ったのである。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P144より
------------------------------
尾崎 コメント:
42-ソ連の最初の拒否権発動という、この歴史教訓、
を朝鮮戦争狩猟時に実行できなかったのか?
 たとえば、民主主義でない独裁・軍事・専制国家
に理事国や常任理事億が成り下がったと判断された
場合、総会決議の賛成多数で、拒否権のある常任理
事国から排除されるという規則の追加とか・・・?

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-42
 八月一日になるとソ連のマリク大使が安保理に復
帰してその職務を果たすようになり、安保理の実効
性は低下するようになった。
 九月六日にソ連は朝鮮問題に関して最初の拒否権
を発動し、このため朝鮮半島に関わる国連の活動に
ついて安保理が新たな対応をすることは困難になっ
た。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P145より
------------------------------
尾崎 コメント:
43-理不尽な常任理事国の問題は、おいておいて、
果たして、このうような問題が起きた時、米国は
現在このようなリーダー的役割がとれるのだろう
か?という問題は現在においてはあるかと思いま
す。
 
---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-43
 九月中旬に国連総会が開かれたとき、朝鮮半島にお
ける戦況は劇的な変化を迎えていた。
 九月五日、マッカーサーは北朝鮮軍にとって完全
な奇襲となる仁川に対する大胆な上陸作戦を実行し
たのである。
 その二週間後に北朝鮮軍は全面後退し、国連軍は
これを猛迫撃して三十八度線に到達したが、ここに
おいて米国及び国連総会は、国連軍は北朝鮮領に侵
攻すべきかどうかという問題に直面した。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P145より
------------------------------
尾崎 コメント:
44-国連の決議を得た上での作戦なので、悪の根を断
つまでの侵攻はやはり最良の機会といえども、やは
り無理かと・・・。
 ここまでくると当然マッカーサーの権限が問題と
なります。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-44
 突如として瀬戸際の危機が解決し、魅力的な新た
な好機が生まれたのである。
 すなわち、侵略者たちは敗走し、今や彼らがしで
かしたことの教訓を学ばせることができるのだ。
 しかしながら、こうした状況の中、早急に解決す
べき政治的な問題だけではなく、軍の運用に関わる
深刻な問題も浮上した。
 それは米国と国連の関係を明確すべきたというも
のであり、特にマッカーサーの最高指揮官としての
権限が問題となった。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」P146より
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コメント
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歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学 「Stop the War !」-5 2014年1月14日~20日 No.31~No.37

2024年01月20日 07時34分41秒 | ウクライナから学ぶ平和学(Stop the War !)

歴史から学ぼう!ウクライナから考える平和学

「Stop the War !」-5
2014年1月14日~20日 No.31~No.37

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尾崎 コメント:
No.31-プーチンの過剰なウクライナに対する
偏見と蔑視にこそ、一方的侵略をした謎が
潜んでいるのではないか?

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-31
 独ソ不可侵条約が調印された当時は、スターリンが
「英仏の資本主義勢力」よりもヒトラーに信を置いて
いたことは疑いない。
 同輩であるドイツの独裁者へのスターリンの過度の
信頼と同様、英国や米国に対する過剰な猜疑心にこそ、
1941年6月(ドイツがソ連に侵攻)の災厄の謎を解く
鍵がある。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第二章「バルバロッサ」 P102より
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尾崎 コメント:
No.32-ウクライナ侵攻を決定する会議の模様をNHKの報
道特集番組で見たとき、プーチン以外の参加者は皆恐
れ慄いて、意見すら発信できなかったように思えた。
 プーチンの独善の強要の場面としか私には思えなか
った。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-32
 スターリンが理解していなかったのはソ連の指導者
の行動如何にかかわらず、ロシアを破壊し尽くすとい
うヒトラーの子供じみた熱意であり、独善的な決断で
あった。
 それゆえにスターリンは根本的な過ちを犯した。
 まず彼は自身のイデオロギー的な偏見で盲目的にな
っていたので根拠のある英米の情報(ヒトラーによる
ソ連侵攻)を信じることができなかった。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第二章「バルバロッサ」 P107より
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尾崎 コメント:
No.33-ウクライナ侵攻はまさしく「ヒトラーとスター
リンの亡霊は未だ地球上から消えていないのである。」
というジョン・G・ストウシンガーの言葉を彷彿させ
ます。
 プーチン自身はロシア国民を騙すために、「ウクラ
イナのナチ化に対抗」と真反対の言葉を使っている。
 ウクライナの背中にナイフを突きつけたプーチン。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-33
 おわりに---それから七十年
 2009年8月1日プーチンは、第二次世界大戦勃発七十
周年記念のため、ポーランド首相と会見した。
 それに際してプーチンは、ドイツとソ連がポーラ
ンド侵攻する契機となった1939年の独ソ不可侵条約が
不道徳であったという趣旨の文書を発表した。
 彼はまた1939年に国家とした最初にナチズムに抵抗
したポーランド国民やその将兵の勇敢さと自己犠牲を
讃えた。
 しかしながら、プーチンはがグダニスク(旧ドイツ
領ダンツィヒ)において主催した追悼集会において、
ポーランドの大統領は、1939年にソ連は「ポーランド
の背中にナイフを突きつけていた」と皮肉を返した。
 ヒトラーとスターリンの亡霊は未だ地球上から消え
ていないのである。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第二章「バルバロッサ」 P114より
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尾崎 コメント:
No.34-米国やEU諸国からの軍事的・経済的支援はま
さしく各国の責任者によって判断されます。EUとて
一枚岩でなく、ハンガリーのような国もあります。
 米国も大統領選によってどうなるのか?国際的
な公益よりも自国第一主義のトランプ再選だけは
避けたいところです。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-34
 トルーマンが朝鮮戦争において下した決断に最も大
きな影響を与えていたものは、強力な最高責任者であ
る大統領としての彼の信念であろう。
 彼の見方によれば、大統領が議会に対して下手に出
てしまえば、真の意味での公益が失われてしまう。
 彼は上院議員を十年間勤め上げた経験から、法令の
制定に代表されるように、議会が公益ではなく権益を
重視した判断を下すような傾向があることを知ってお
り、その強い影響力を警戒したのである。
 彼にとって、政策に関する決断は、特にそれが対外
政策に関するものである場合、超党派の立場に立つ大
統領のみが行えるものであった。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」 P130より
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尾崎 コメント:
No.35-プーチンが歴史に教訓を読み誤っていると同時
にウクライナ支援国のリーダー達は必死に歴史から
学ぼうとしているのではないか?
 ウクライナ問題から第三次世界大戦への拡大防止。
そしてプーチンの核使用の防止。
 日本政府も立場をより鮮明にして欲しいところで
す。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-35
 トルーマン大統領の回想によれば、彼はワシントン
までの移動中、ひとり機内の個室において「歴史の
教訓」を顧みていた。
 彼の見方によれば、この北朝鮮の攻撃は、日独伊の
ような軍事的野心を持つ国家の攻撃的行為が第二次世
界大戦を招いたという歴史の鎖のもう一つ輪に過ぎな
いのであり、二つの状況はまさに共通していたのであ
った。
 この北朝鮮の侵略の背景にソ連が西側に探りを入れ
ようとしている意図があることは、彼にとって疑いの
ないことだった。

「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」 P135より
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尾崎 コメント:
No.36-独裁プーチン政権からの一方的侵略から第三次
世界大戦の勃発を避けるために、国連の限界を痛切
に各国は感じとっています。
 「1945年に鳴り物入りで採択された国連の諸原則は、
侵略に対して集団的に反撃することを認めるもの」
という肝心な部分が亡くなっています。

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-36
 共産主義者との交戦を迅速かつ効果的に防がない限
り、共産主義諸国と非共産主義諸国との間の第三次世
界大戦の勃発は避けられないのであった。
 加えて、1945年に鳴り物入りで採択された国連の諸
原則は、侵略に対して集団的に反撃することを認める
ものであった。
 それゆえトルーマンは、必要であれば国連を通さず
に対応することもやむを得ないが、可能な限り国連を
通じて事態の収受を図ることを決意していた。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」 P136より
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尾崎 コメント:
No.37-私は軍事的独裁政権は国連において拒否権利
を持つ常任理事国から自動脱退という規定があれば、
と無理難題をつい考えてしまいます。
 それが可能であれば、「国連加盟国は武力攻撃を
撃退し、国際平和とこの地域における安全を回復す
るために必要な援助をウクライナや台湾に与える」
という文言も浮かんでくるんですが・・・

---以下本文---
ウクライナから考える平和学(Stop the War !)-37

 米国案は各国が取るべき行動について「国連加盟
国は武力攻撃を撃退し、国際平和とこの地域におけ
る安全を回復するために必要な援助を韓国に与える」
ことを勧告していたのであった。
 理事会は、これより前、国連朝鮮委員会から、北
朝鮮の侵攻が「よく準備されており、一糸乱れぬ総
攻撃」であるとする報告を受けていた。


「なぜ国々は戦争をするのか」ジョン・G・ストウシンガー著 
上-第三章「勝利の誘惑」141Pより
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